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ふちりんファンクラブのメンバーと大宮で飲みました

 「いつでも飲みに誘ってください。立ち飲み日高に行きましょう」と、ふちりんファンクラブ限定記事に書いたところ、メンバーの一人のT子さんからTwitterにDMが来て、一緒に大宮駅前の立ち飲み日高に行くことになりました。

 僕はほとんどいつも一人で立ち飲み日高に行っており、友だちと行くことはあまりないし、女性と行くことはめったにないので、当日の朝からやや緊張していました。T子さんと会うのは二度目で、前回はおよそ2年前にアフィリア・ブルジュールというコンセプトカフェで会いました。魔女っ子がコンセプトのカフェ&バーです。そのときはT子さんが先に店に来ていました。僕が遅れてやってきてT子さんの隣に座ろうとしたら、姉御肌の魔女っ子に「ふちりん、何で隣に座るの。もっと離れて座って!」とたしなめられたことをよく覚えています。僕が知らない女の子をナンパしようとしたと思われたみたいです。「T子さんと待ち合わせしてたんです」と説明して、なんとか納得してもらいました。それにしても、僕に女性の友だちがいたらそんなにおかしいですかね。

 T子さんはDMによると、18時以降に大宮駅に来るとのことでした。僕は日の光を浴びたかったので早めに家を出て、ウォーキングを兼ねて30分くらい歩き、ソニックシティ前公園こと鐘塚公園かねづかこうえんに着きました。日曜の夕方で公園はやや混んでおり、僕は人があまりいない階段のところに座りました。すると近くに座っている若い男性が大きな声で独り言をしゃべり始めました。心理学的なことを滔々とうとうとしゃべっていたから、心理学系YouTuberかなと思いましたが、カメラで撮影している様子はありません。

 心理学の話が終わると、しばらくの沈黙ののち、彼は「女の子のパンツを覗く方法!」と大きな声で言いました。日曜の夕方の公園でそんなことを大声でしゃべったら結構まずいんじゃないだろうか、と心配になりました。彼は少し間を置いてから、自信ありげに「土下座をする!」とほとんど叫ぶように言いました。「土下座してお願いするのか。パンツを見せてくれるようにと。ずいぶん直球な方法だなあ」と思いました。すると彼は「そして上を見る!」と言いました。なるほど!と僕は感心しました。土下座して頼んでると見せかけて、そのままパンツを見るのか。頭が良いなあ。このようにして女の子のパンツを見る方法を学んだ僕はしかし、T子さんと会ったときに土下座をすることはなかった。ちゃらんぽらんな僕だけれど、それくらいの理性は持ち合わせているので。

 17時ごろにT子さんからDMが来て、18時50分に大宮駅に着くとのことでした。彼女は遅れてしまうことについて申し訳なさそうにしていたけれど、もともと18時以降と言っていたので僕は気になりませんでした。T子さんは自分のことを駄目駄目だと言っていましたが、僕のほうがずっと駄目駄目なので前向きに生きて行ってほしいです。僕が具体的にどのように駄目駄目であるかは、言葉にすると悲しくなってしまうので書きませんが。ご想像にお任せします。いや、やっぱり想像しないでください、恥ずかしいから。月見バーガーのことでも考えてください。月見バーガー、僕はまだ食べてないんですよね。早く食べなくっちゃいけないなあ。

 T子さんと大宮駅東口交番前で待ち合わせし、およそ2年ぶりに再開しました。なぜ交番前にしたかと言うと、大宮駅周辺で一番わかりやすい場所だからです。みなさんも大宮駅東口で待ち合わせするときは交番前にすることをおすすめします。僕の顔を忘れられてたらどうしようと不安だったけど、よく考えたら僕の顔はしょっちゅうインターネットに公開していました。T子さんは若くて可愛らしい女性でした。しかしT子さんは、遅くなったことを謝罪するとすぐ「コンビニに行ってお酒買ってもいいですか」と言うので笑いました。どうやら、お酒を飲まないと人と明るく話せないみたいです。僕も一緒にコンビニに行ってハイボールを買いました。それから駅前の公衆トイレの2階にあるテラスに行き、ベンチに座って乾杯をしました。T子さんはストロングのチューハイをストローで飲み始め、「ストローを使うと両手が自由になるんですよ」というので笑いました。その発想はなかったです。

立ち飲み日高にて。僕の推しメンとT子さんの推しメン

 酒を飲みながら楽しくお話をして、飲み終わると、いよいよ立ち飲み日高に向かいます。日曜日なのでとても空いていました。いつも一人で来るので、女性と一緒に来たことが少し気恥ずかしかったです。立ち飲み日高なのに、我々は奥のテラス席に座りました。僕がタッチペンで注文をし始めると、T子さんは目をらんらんと輝かせて「私もやってみたいです」と言いました。タッチペンを手渡すと、T子さんはとても楽しそうに注文をしていたので「立ち飲み日高でこんなに楽しんでる人初めて見た!」と感動しました。T子さんと2年ぶりに再会した記念に、彼女の推しメンと僕の推しメンとの2ショット写真を撮りました。この写真、いわゆる匂わせじゃね?と思いました。分不相応なことをしてしまい、すみません。匂わせるも何も、T子さんと僕はただの仲の良いインターネッ友です。

 立ち飲み日高でお互いに3杯くらい飲んで、T子さんが「ふちりんさんのおすすめのコンカフェかガールズバーに行きたいです」と言うので、僕は「ガールズアニソンバーもふる」を提案しました。立ち飲み日高のテラス席を立ってお会計したところ、合計で2200円でした。T子さんは「安い!」と小躍りしていたので、誇らしい気持ちになりました。僕が千円札を出すと、T子さんも千円札を出します。じゃあ僕はあと100円出せばいいわけだなと思って小銭入れを見ると50円玉しかありません。僕はけち臭いことに「100円ないから50円でいい?」と言って、T子さんは快く承諾してくれました。自分、男はつらいよの寅さんみたいだなと思いました。寅さんはよく食事代を女性に払ってもらっています。

ガールズアニソンバーもふるにて

 立ち飲み日高を出た僕らは、大宮一の繁華街、南銀座通りを通ってガールズアニソンバーもふるに行きました。アニソンバーだけれどカラオケはありません。BGMとしてアニソンが流れているだけです。そのため女の子とゆっくりお話することができます。それがもふるの美点です。我々はそこでも記念の匂わせ写真を撮りました。T子さんがお手洗いに行くと、キャストの女の子に、「あの方、ふちりんさんの彼女さんですか?」と訊かれ、「いや、違います。お友だちです」と答えました。僕はインターネットで公表することなく、こそこそと彼女を作るようなことは決してしません。彼女が出来たら、真っ先にインターネットに報告します。インターネットにはいつもお世話になっているから。

 もふるで酔っぴらってきたT子さんは、笑顔で「楽しい~!」と何度も言っていたので、もふるに連れてきて良かったなあと思いました。彼女は1時間くらいたつと、「これから私、新宿の推しのバーテンに会いに行きます」と言って先に帰りました。「次は大宮アイドールに行きたいです」と言っていたので、こんど会うときはアイドールに連れていきたいと思います。いつも遠くから大宮まで来てもらっちゃって申し訳ないですけど。こんどは大宮アイドールのアイドルたちに「わー! ふちりん! 彼女さんですか?」と言われ、また匂わせ写真を撮ることになると思います。でもT子さんはあくまでも僕の大事なインターネッ友なので安心してください。僕にはたぶん、彼女をつくる前にやらなければならないことが山ほどあります。

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