雀力測定について

こんばんわ。堀です。

今回は雀力測定について書きたいと思います。

渋川も以前ノートで雀力スカウターなどと言っていましたが、この雀力スカウターというものは基本的にあてになりません。

なのになぜこんな話をするのか?理由は単純です。渋川も言っていたと思いますが、

飲みの席でめちゃくちゃ盛り上がるからです。

昔ランク王国という番組がありましたが、人は結構ランキングが好きだし、興味のあるもののランキングとなるとさらに好きなんでしょう。

実際に僕は協会のA1リーグ全員の雀力順位を1位から15位まで携帯のメモ帳にメモしています。

言うまでもなく、昇給や降級などの選手の入れ替わりや、去年の麻雀を見て新しく評価が変更された点にも対応した、「2020決定版」となっています。評価が変わっていくのは自然な事です。ウイイレやパワプロのようなものだと思ってください。

残念ながら、あまりにも無駄に敵を作ってしまうためここでの公表はできません。僕の友達でも見たことがあるのは数人程度しかいません。

ちなみにこのスカウター機能ですが、何をもって順位を決めるかと言いますと、

1一緒に打った感想

2麻雀を見た感想

3選択の思考を語ったときや、麻雀感を語り合ったとき。

およそこの3つで決めるのですが、一応僕の中で優先順位があって3>2>1の順番で信頼度が高くなっていきます。

特に3は思考の深さや、同じ選択を選んだとしても、何を考え何に重きを置いて選択したか?またその考えが的を得ているか?というものが正確にわかって非常にスカウターに影響しやすくなっています。多数の麻雀打ちが自分の近しい人を強いと思っている要因も、3での好評価が影響しているという理由が少なからずあると思います。

次に2ですが、ほとんどの人にとっておよそ雀力の測定に一番用いられる要素がこれだと思います。

が、これが本当にあてになりません。

なぜなら、そもそも評価する側であるこちらが答えをわかっていないですし、仮に自分が思う選択Aがたまたま期待値上の正解だったとしても、他の選択BやCに関しても、Aと比べてどの程度劣るのか?正確な点数を採点できないようなら測定できるはずがないからです。さらに、たまたま見た数十回程度の半荘では、人によって、誰の目に見ても間違えられないような選択ばかりくるかもしれませんし、間違いやすい選択ばかりくるかもしれませんし、平等な採点もできません。

1に至っては、もうほとんど何もわからないと言っても過言ではありません。

つまり、この測定は全くあてになりません。

特に、雀力の低い人は、選択の優劣や選択と選択の間にある差なんかも体感とかなりズレていたりするため採点が怪しいのはもちろんですし、その打ち手が何を考えて打っているか?という点もわからない事が多いので、雀力の低い人の評価ほどあてにならないと言えます。

さらに、よほど高い雀力を持っていて、どんな意外な選択でもある程度平等に評価できるような人でない限りは、自分の選択に近い選択が多い打ち手ほど正しい選択が多い強者であると判断し、自分の選択からかけ離れた選択が多い打ち手をミスの多い打ち手と過小評価しがちです。

ちなみに、勘のいい方ならもうお気づきでしょうが、このランキングをつける事に実戦面ではほぼ意味はありません。

渋川はノートで、自分が勝つためにまわりの人を評価してるなどという、目を疑うレベルのでまかせを書いてましたが、ハッキリ言って全く勝ちやすくなりません。

それでも僕はランキングをつけ続けます。なぜかって?この話が盛り上がるからです。僕はバンダイくらい楽しい時を創るのが好きなんです。

それに、僕の好きな漫画ランキング不動の1位は喧嘩稼業ですよ?強さの序列を知りたいと思うのはもはやオスの本能のようなものです(たぶん)


まあ、ここで好きな漫画ランキングが出てくるあたり、ただのランキング好きという線も捨てきれませんが、なんとなくカッコいい気がするのでオスの本能の方だと思ってください。


だからといってここで急にMリーグの全選手ランキングを発表するなんて事はありません。ここまでを読んでもしや?と期待に胸を膨らませていた方はすいません。もう少し大事にいきたいというかメスの本能が邪魔をするというか‥そもそも僕はそれを発表できるほどMリーグを見ていません。

かわりに今日は正当な評価を受けにくいところ、目に見えにくいところ。というのをいくつか紹介していこうと思います。

1 早めのオリ(オリ気味含む)

これは間違えて使えば大損しますし、正しい局面で正しく使えばしっかり効果を得られます。地味で評価されづらいですが、かなり差が出るところだと思います。

2 もったいない仕掛けや進行

これは、逆の「謎のスルー」にはかなりの非難が集まりやすい傾向があるのに、これに関してはかなりゆるいというか、まあ一応愚形だし鳴いた方がいいかもな?くらいで済まさせる傾向があって、少なくとも僕目線では全く正当な評価を受けていません。

3 アガリと守備に対しての嗅覚

これはちょっとオカルトと捉えられるかもしれませんし、1と少し似ていますが、僕が思う強者というのはこの嗅覚がとても優れている打ち手が多いです。これはもちろんただなんでもいいからアガるとかそういう事ではなく、与えられた材料でギリギリまで高く仕上げたり、どこかで折り合いをつけて仕掛けたり守備に回ったり、序盤勝負は無理だと思えば終盤勝負するための手組みにしたり、自分の手がどうなったら勝負になるか?ここでまっすぐ手なりで打つ事に意味はあるか?など色々な要素を含めた、自分の手の進み具合や相手の河、状況に応じた進行がとても優れてる打ち手で、麻雀というゲームの勝ち方を知っているとでもいいますか、どうすると自分が今与えられた手を持った上で有利に戦えるか?という事を感覚的に、または理論的に理解している打ち手ですね。

特になんでこの人が勝つのか全然わからないけどとりあえず強い!みたいに表現される打ち手はこの能力が非常に優れている事が多いです。

とまあこんなところです。Mリーグランキングについては、僕が協会を除名になってから改めて記事にしようと思います。

今日は誕生日だったのですが、多くの方におめでとうとメッセージをいただきました。本当にありがとうございました^_^

もちろん全て目を通しておりますが、全てに返信するのは僕にはとても無理なので、これを返事とさせていただきます。

それではまた




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