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#9 Milestone

どうも。お久しぶりです。更新頻度が落ちるどころか約一年弱ほど無かったことを自省しています。しかし、これは趣味の範疇であり、そこに優先すべき活動が重なっていたためこのようなことになったと自分ではとらえています。お許しください。

2月第2週:ファンにとってつらい1週間

先日は、NHK‐FMでの「今日も一日乃木坂46三昧」が放送されていましたが、その前の日の10日と、昨日12日には、それぞれ2期生の新内眞衣さん、1期生の星野みなみさんの「卒業セレモニー」が開催されました。

この記事を見てくださっておられるのは乃木坂46ファンの方が多いかとは思いますし、もうご存じの方も多いかと思われますが、新内眞衣さんは、乃木坂46の2期生でOLを兼任しながらのアイドル生活をしつつ後に今の乃木坂46ANNの前身となる「乃木坂46 新内眞衣のオールナイトニッポン0」のパーソナリティに就任となって以降、1部昇格後も「有楽町の女」として大活躍。一方、星野みなみさんは、1期生で、卒業生の生駒里奈さん、生田絵梨花さんと並ぶ「生生星」の一員であり、グループ随一のカワイイ妹キャラとして他の追随を許さない、そんな存在でした。NHKのラジオ番組「らじらー!サンデー」での奇数週のパーソナリティを担当したことで一躍名を馳せました。

今週、この二人の卒業を見届けたわけですが、この二人がパーソナリティを務めていらっしゃった先述の2番組は、どちらとも乃木坂46のラジオの中でもドが付くほどメジャーな放送であるため悲しみもひと際大きいファンの方々が多いことでしょう。僕もその一人です。乃木坂46ANNに関しては新内さんのイメージが強いです。忘れもしない、コロナが出始める少し前、当時大学に入ってまもない僕は大学デビューと共に新たな趣味を探して食指が動きました。層の厚いANNパーソナリティの中でも埋もれず存在感を発揮していたように感じます。最年長だからこそ醸し出せるような落ち着きと、幅広くかつしなやかなトークの展開でした。そんなトーク力に聞き入るように没頭した、学生生活の始まりでした。

それからまもなく、星野さんが担当する「らじらー」にも興味がわき始め、聴き始めたのが放送内での星野さんとの出会いのきっかけです。多くのファンはらじらーが最初に聴いた放送、いわばホームだと言えるくらい熱のある方が多いと感じます。毎週毎週、らじるらじるを開くたびにメンバーの口から聴くのは同じようなRNの、俗にいう「常連さん」の方々。リスナー歴が浅い僕でも分かるような物凄く秀逸なメールの内容に唖然とさせられると同時に、ラジオを聴きながらも中身の濃いものを送り続けるテクニックなるものに感銘を覚えたのを今でも覚えています。往時、右も左も分からなかったリスナーの僕には何一つ手も出せなかったですが、ラジオにメールを送ってみたい!読まれてみたい!という感情がふつふつと。そんな感情と同時にあることに気づきました。

ラジオは参加型なんだ、一緒に放送を作り上げることが可能なんだと。

これは、最近友人との間で「ラジオの興味深さ」について質問される際に毎回のように口に出す常套句のようなものになっています。テレビ番組ではこうはいきません。聞き手として徹することも可能ですがラジオではリスナーメールとして放送内に参加することが可能です。これが私が感じるラジオの魅力であり、リスナーとしての原動力であると感じています。ここまでラジオに興味を持たせてくれたこと、新しい世界の発見や可能性を見出させてくれたこと。本当に筆舌に尽くしがたい程の感謝しかありません。

メンバーの卒業に関して感じる想い

再三文字に起こしたことのある言葉ですが、乃木坂46というグループは、今10年目に突入し、先輩メンバーの卒業が相次ぎ、「卒業ラッシュ」はたまた「世代交代」などといわれて久しいです。乃木坂46から卒業したメンバーは数多くいらっしゃいますが、一貫して初期のころから思い続けていることがあります。「アイドル。ここでいう乃木坂46というグループでの活動は通過点にしてほしい」ということです。しかし、言うまでもなくどう考えても実際に、「人生における通過点にすぎない」と思うのです。

学生時代を経て以降の社会人の期間が長いのが当然であるように、彼女らの人生も例にもれず卒業以降の人生の方が圧倒的に長いわけです。学生生活たかだか二十余年、人生の5分の1ほどです。アイドルも10年所属していれば長い方でしょう。グループを卒業してからのキャリアのためにグループ活動を充実させてほしいという思いがあります。メンバー自身も卒業後について悩むことはあるだろうし、そうしたことで旅立てずにいるのじゃないかという子もいるだろうなと思います。僕でさえそうしたことは感じています。「頑張ればやれる」など言葉で言うほど容易い試練がないことは僕もメンバーも感じていると思いますし、メンバーは何より最も身に染みて知っているはずです。しかしながらこうした貴重な経験だからこそ活動を精一杯乗り越えて楽しんでほしいと一層思うようになりました。ここでの活動を通過点にし、グループを去り、その後も順調に活動をこなすメンバーは何人も見てきました。皆が笑顔でグループを後にしていくのを見て、ここに続いていってほしいという願いは高まるばかりです。こんな思いが芽生えたからこそ、卒業が決まっても笑顔で送り出そうと決めていますし、今後の変化にも馴染んでいこうと感じるのです。卒業は死別ではないのですから。


こんなことを思いつつも、心のどこかではやはり寂しいです。そりゃあもう今までグループで活動していた方が去るのにそんなすぐ対応できません。そんなことわかってます。

別れの後には出会いがあります。3.4期生はもちろんのこと、5期生だってこのグループに加入したからには乃木坂46の血を引いています。期待と不安が駆け巡る中ですが、今まで以上に応援する所存です。

「卒業」は本当はおめでたいことなんですがね。悲しいのはなぜでしょうか。ファンの一人としてそれだけ応援出来た証だと勝手にとらえています。

これからも幾度となく別れの機会を共にすることでしょう。

先日も2人、このグループから‘’巣立って’’いったのです。



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