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東京裁判・殉国七士之碑

第118回 2023年10月1日 林千勝氏

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東京裁判でいわゆるA級戦犯とされ七士は、
昭和23年12月23日皇太子殿下の誕生日に処刑され
遺体はその日に横浜で荼毘にされた。
この遺骨は東京湾に捨てられたと言われている。

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ところが、アメリカ兵が遺骨を処分するときに、
残った骨壺一杯ほどの遺骨が米兵の手により
コンクリートの穴に捨てられるのを飛田火葬場長が見ていた。
飛田火葬場長は、
密かに東京裁判の小磯弁護人と火葬場隣のお寺の住職に伝え、
3人で12月26日に夜、黒マントに身を包んで警戒網を潜って、
御遺骨、御遺灰の回収し、
取り敢えず、隣の興善寺に隠すことに成功した。
その後、七士の遺族らと相談し、
翌年5月遺族等と興亜観音を訪れ、先代老子に
「知り合いのかたの遺骨だが、
時期が来るまで、秘蔵しておいてほしい」と申し出た。
先代老子は一見して、七士のものと直感し快く承諾した。
ご遺灰は石碑の下に埋葬さている。

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眼下に熱海の市街地が見える。
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聴いていて涙が出てくる。
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