ウクライナ - 失敗に運命づけられた
2022年8月29日
ヨーロッパの経済的・社会的自殺 - 米国が引き起こしたそして、ヨーロッパの指導者たちに助けられた
ヨーロッパの政治指導部の愚かさのために、アメリカは、経済的、社会的自殺に追いやることに成功した。
2月8日、ミズーリ大学のマイケル・ハドソン経済学研究教授は、アメリカが意図的に挑発していた、当時来ていたウクライナ紛争について書いた。
マイケル・ハドソン:アメリカの本当の敵はヨーロッパと他の同盟国だ
アメリカ外交官が、同盟国がロシアや中国との貿易に対して課していると主張している経済制裁は、表向きは、軍事力増強を抑止することを目的としている。しかし、そのような蓄積は、ロシアと中国の主な関心事ではあり得ない。彼らは欧米に相互の経済的利益を提供することで、得るものがはるかに多い。したがって、根底にある疑問は、ヨーロッパが米国の輸出をロシアと中国の供給とそれに関連する相互の経済的つながりに置き換えることに優位性を見出すかどうかである。
アメリカの外交官が懸念しているのは、ドイツ、他のNATO諸国や一帯一路沿いの国々が、平和的な貿易と投資を開放することで得られる利益を理解していることだ。もしロシアや中国が彼らを侵略したり爆撃したりする計画がないのなら、NATOの必要性は何なのだろう?そして、本質的に敵対的な関係がないのなら、なぜ外国は米国の輸出業者や投資家だけに頼って自国の貿易と金融の利益を犠牲にする必要があるのでしょうか?
ロシアと中国からの本当の軍事的脅威ではなく、アメリカの戦略家にとっての問題は、そのような脅威がないことだ。...
アメリカ外交官がヨーロッパの購入を阻止する唯一の方法は、ロシアを軍事的対応に追い込み、この対応に復讐することは、純粋に国家的経済的利益を上回ると主張することだ。タカ派のヴィクトリア・ヌーランド政治担当国務次官が1月27日の国務省記者会見で説明したように、「もしロシアが何らかの形でウクライナを侵略すれば、ノルドストリーム2は前進しないだろう」。問題は、適切に攻撃的な事件を作り出し、ロシアを侵略者として描くことだ。
ウクライナを支配する映画制作チームが、ロシアに対する勝利不可能な戦争で、国民と国を犠牲にすることを厭わないので、ウクライナで戦争を挑発するのは容易だった。ウクライナの俳優でウラジーミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナが、ロシアと同盟したウクライナの抵抗の手中にあったクリミアとドンバス共和国を、武力で取り戻すと既に発表していた。
2月15日、ジョン・ミアスハイマー教授は講演(vid)を行い、その中で、アメリカがウクライナ危機全体を引き起こした、そして、その責任をどのように引き起こしたかを記録した。
昨年以来、ウクライナ軍の約半数がドンバス共和国との停戦ラインで郡南東部に配置されていた。2月17日、レジスタンス陣地に対する準備砲撃を開始した。その後の数日間、弾幕は着実に増大した。
最前線に立つ安全保障協力機構(OSCE)のオブザーバーは、各砲撃を数えて文書化し、毎日の要約をウェブサイトに公開した。2月16日の80発の砲撃から、攻撃は毎日増加し、2月22日には1日あたり2,000回以上になった。
OSCEのオブザーバーはまた、手榴弾が爆発した場所の地図も提供した(2月21日はこちら)。
影響の大部分は、停戦ラインの東にあるレジスタンスの陣地にある3つの地域にあった。軍事知識が少しある人なら誰でも、明確な軸に沿ったこのような激しい砲撃作戦を、全面的な攻撃の準備行動として認識するでしょう。
ドンバス共和国とロシアの指導者たちは、この来るべき攻撃に反応しなければならなかった。2月19日、ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国はロシア政府に支援を求めた。放っておけば、アメリカとその同盟国が、2015年以来、資金提供し、建設してきたウクライナ軍に抵抗する機会はなかっただろう。
この時点まで、ロシアはDPRとLNRはウクライナの一部であると主張していたが、ミンスク合意によって提供されるような何らかの自治権を受けるべきだと主張していた。しかし、今や、ドンバスに対するロシアの支援を合法化する措置を取らざるを得なくなった。2月21日、ロシアは共和国を独立国家として承認した。三者は、相互の軍事的支援のための条項を含む協力協定に署名した。
ロシアのドネツク・ルガンスク人民共和国(DPRとLPR)との条約は、自国の領土に軍事基地を建設し、相互軍事援助を提供する権利を付与することを規定していると、ロシアのアンドレイ・ルデンコ外務副大臣は火曜日の下院の本会議で語った。
「重要な側面:条約は、外交政策、主権の保護、領土保全及び安全保障規定の分野において、特に、軍事援助を含む相互に必要な援助を提供し、自国の領土内に軍事インフラ及び軍事基地を建設し、使用し、及び改善する権利を付与することにより、当事者による相互作用の意図を規定している。」とロシア外交官の高官は指摘した。
合意が成立したことで、ウクライナ攻撃に対するロシアの軍事的支援は、国連憲章第51条(集団的自衛)の下で(少なくとも間違いなく)合法となった。
2月22日、ロシア兵はまだウクライナの地盤に足を踏み入れておらず、アメリカとその同盟国はロシアに対して極端な経済制裁を課した。バイデン大統領は、米国が長い間これに備えてきたことを認めた。
過去数カ月間、我々はNATO同盟国やヨーロッパや世界中のパートナーと緊密に連携し、その対応を準備してきた。我々はずっと言ってきたし、プーチンの顔に、一ヶ月以上前に、我々は一緒に行動し、ロシアがウクライナに反対した瞬間に、モン・ア・カ月を話した。
ロシアは今、これらの独立国家を宣言することによって、紛れもなくウクライナに反対している。
だから、今日、私は昨日の彼らの行動に対応して、ロシアにコストを課すための制裁の最初のトランシェを発表します。これらは同盟国やパートナーと緊密に調整されており、ロシアがエスカレートすれば、制裁をエスカレートさせ続けるだろう。
2月24日、ロシア軍はドンバス共和国への攻撃を未然に防ぐためにウクライナに入った。(ロシアの計画Aは、危機の迅速な解決に同意するようキエフに圧力をかけることだった。それは、ボリス・ジョンソンのキエフ介入後の4月上旬に失敗した。ロシアは計画B、ウクライナの非軍事化に切り替えた。
ドイツ政府は、技術的にロシア・ガスをドイツに送還する準備ができているノルドストリームIIパイプラインは、開始されないと発表した。
2月27日、ドイツのオラフ・ショルツ首相はドイツ議会の前でヒステリックで道徳的な演説を行った。ロシアがヨーロッパの平和を破ったと非難した。
ウクライナが連邦化し、ドンバスにいくらかの自治権を与えることを約束したミンスク合意は、一度も言及されなかった。ドイツとフランスはどちらも保証国であり、2015年にミンスク合意に連署したが、7年間にわたり、その実施を迫ることはほとんどなかった。
迅速な停戦とロシアとの経済関係の更新のために働く代わりに、ショルツはドイツを経済的自殺に追いやった。
2月28日、ハドソン教授は危機に関する別の深い分析を発表した。
アメリカは一世紀で三度目にドイツを破る:MIC、BARE、OGAMがNATOを征服する。
この作品の序文で、イヴ・スミスは次のように要約している。
マイケル・ハドソンは、ウクライナでの紛争が、遥かに巨大な勢力が働いている結果であり、必ずしもあなた方が一番心に留めているものではないという彼のテーマを拡大している。彼は、ヨーロッパ諸国、特にドイツが中国やロシアとのより深い経済関係を発展させるのを妨げることが、本当に危機に瀕していると主張している。
ここでハドソンは、外交政策に対する米国の主要な権益の保持と、紛争を、彼らの地位と権力の低下の可能性を阻止する方法としてどのように見ているかを説明しています。
ハドソンの作品はかなり長くて深いです。私はそれを完全に読むことをお勧めします。
アメリカの考えは、ヨーロッパをユーラシアの後背地から孤立させ、ヨーロッパの産業をアメリカに移し、残りを安く買い占めることだ。
ノルドストリームIIを撤退させ、ヨーロッパ諸国にロシアのエネルギーをボイコットさせるために、アメリカは、(かなり高価な)液化天然ガス(LNG)をヨーロッパに売ることで'助ける'と約束していた。しかし、ヨーロッパで天然ガス価格が上昇し始めると、自由市場の力が始まり、米国でも上昇し始めました。エネルギー価格の高騰は、バイデンにダメージを与え、中間選挙で民主党を停滞させる恐れがあった。
その時、謎の事故が起こりました。
テキサス州の液化天然ガスターミナルでの爆発は、近隣住民をガタガタにさせ、世界的な需要が急増しているときに市場からかなりの量の燃料を奪っています。
フリーポートLNGは少なくとも3週間はオフラインになると同社は木曜日、輸出施設の火災を受けて述べた。
Rystad Energyによると、フリーポートLNGの輸出のほとんどはヨーロッパに向かっていた。欧州は、他の施設からの増加で失われた量を相殺できるかもしれない、とRystadの副社長、Emily McClainは述べた。ヨーロッパはLNGの約45%を米国から得ており、残りはロシア、カタール、その他の供給源から来ている、と彼女は言った。
3週間は米国の天然ガス価格を下げるには短すぎた。このようなプラントの米国の規制当局である米国パイプライン・危険物安全局(PHMSA)は、介入し、再稼働プロセスを延長しました。
今月初めに火災に見舞われた米国で2番目に大きい液化天然ガス輸出施設は、公共の安全に対するリスクに対処するまで、修理や操業再開を許可されない、とパイプライン規制当局は木曜日に述べた。
...
木曜日の米国天然ガス先物は、報告書と継続的な在庫増加により15%下落し、6月の33%の価格下落に貢献し、2018年以来最大の月間下落となった。
「実際のプロセス(レビュー、修理、承認)には3ヶ月以上かかり、6〜12ヶ月かかる可能性があります」と、コンサルタントのRapidan Energy GroupのグローバルガスおよびLNGディレクターであるAlex Munton氏は述べています。
また、他のLNG施設で突然の「問題」のニュースもありました。
天然ガスだけでなく、ヨーロッパが困窮している間に米国が差し控えているのは石油製品でもあります。
バイデン政権は、北東部でガソリンとディーゼル燃料の備蓄が歴史的に低いレベルにとどまっているため、燃料輸出に対処するために「緊急措置」を取る可能性があると精製業者に警告している。
ヨーロッパの肥料製造工場は、天然ガス価格が高すぎるために閉鎖されました。鉄鋼およびアルミニウム製錬所は下記の通りである。ヨーロッパでのグラス生産は深刻な危機に瀕しています。
今日の長い記事で、イヴ・スミスはヨーロッパにとっての経済的、政治的影響を見ている。
ヨーロッパはウクライナの前で敗北するのだろうか?
我々は、ロシアに対する経済制裁戦争が見事に裏目に出ただけでなく、欧米、とりわけヨーロッパへの損害が急速に加速していると仮定するほど大胆になるだろう。そして、これはロシアが積極的な措置をとった結果ではなく、ロシアの主要資源の損失や削減のコストが時間の経過とともに悪化している。
エネルギーショックの激しさにより、経済のタイムテーブルは軍よりも速く動いています。ヨーロッパが大規模な軌道修正に取り組まない限り、そしてこれがどのように起こり得るか分からない限り、ヨーロッパ経済危機は、ウクライナが正式に敗北する前に壊滅的になるように見える。
これから説明するように、何もしなければ(そしてこれから説明するように、十分に意味のあることが行われているのを見るのは難しい)、このショックは非常に深刻になり、その結果は景気後退ではなく、ヨーロッパの不況になるでしょう。
理論的には、EUはロシアに補おうとするかもしれない。しかし、その時は過ぎ去りました。ウルスラ・フォン・デア・ライエンやロバート・ハベックのようなヨーロッパの主要人物が多すぎるが、ロシア憎悪に深く投資しすぎて撤退できないというだけではない。たとえ12月になると通りに血が流れたとしても、彼らは十分に迅速に芝生に覆われないでしょう。
ヨーロッパが、単なる経済制裁を超えて、ロシアとの橋を燃やしたのも事実だ。プーチン大統領は、EUにノルドストリーム2を使用する選択肢を繰り返し提案してきた。ロシアは現在、その容量の半分を使用しているにもかかわらず、以前のノルドストリーム1の配達を完全に置き換えることができます。プーチン大統領は、その選択肢はそれほど長くは開かれておらず、ロシアは残りのボリュームを使い始めるだろうと警告した。
多くのヨーロッパ人のビジネスは失敗し、失業、ビジネスローンの債務不履行、政府歳入の損失、差し押さえにつながる。そして、政府がCovidの救済に少し自由に費やしすぎたかもしれないと考えているため、緊急エネルギーの満杯は少なすぎて、それほど大きな違いを生むことはできません。
ある時点で、経済収縮は金融危機につながるでしょう。下降気流が十分に速い場合、それは実際の損失とこれまでのデフォルトと同じくらいの(十分に正当な)信頼の喪失の結果である可能性があります。
アメリカは、純粋にエゴイスティックな理由から、ヨーロッパ、特にドイツを、経済的、社会的破壊につながる罠に引きずり込んだ。危険を認識し、必要な対抗措置を取る代わりに、ヨーロッパとドイツの「指導者たち」は、このプロセスを支援することを約束した。
ヨーロッパとドイツにとって最善のことは、もちろん危機を避けることだっただろう。それは洞察力と努力の欠如のために失敗しました。しかし今、ヨーロッパが穴の奥深くにある今、政治家は少なくとも掘るのをやめるべきです。欧州、特にドイツの明白な関心事は、危機をできるだけ短く保つことである。
しかし、ヨーロッパを支配している狂信者たちは、いまだに反対のことをしている。
ドイツは「必要な限り」キエフへの支援を続けると、オラフ・ショルツ首相は月曜日に述べ、最終的にウクライナ、モルドバ、グルジアを含む欧州連合の拡大を求めた。
ドイツはここ数カ月、ウクライナに対する軍事支援に関して「根本的な心の変化」を経験した、と彼は述べた。
「私たちはこのサポートを、確実に、そして何よりも、それがかかる限り、維持し続けます」と彼は満員の大学の聴衆に語った。
欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、スロベニアでの演説でキエフに対する「必要な限り」の約束に同調し、欧州の価値を支持するための「新しい戦略的思考」を求めた。
これらの「指導者たち」が見ているように、手ごろな価格のエネルギー、暖かい家、十分な食料、雇用、ヨーロッパ市民の年金は、彼らが支持しようとしている「ヨーロッパの価値観」の一部ではない。
ヨーロッパの経済と金融の崩壊は、第三の指導部の明らかに必要な政治的変化よりもはるかに速いでしょう。
これらすべてによって損害を受けない唯一の政治部門は、少なくともフランスとドイツでは、極右です。それ自身も危険です。
投稿者 b 8月 29, 2022 に 17:38 UTC |パーマリンク
Ukraine - A 'Counteroffensive' That Was Destined To Fail
Europe's Economic And Social Suicide - Provoked by The U.S. And Helped Along By Europe's Leaders
Due to the stupidity of Europe's political leadership the U.S. has managed to push it towards committing economic and social suicide.
On February 8 Michael Hudson, a research professor of Economics at University of Missouri, wrote about the then upcoming conflict in Ukraine which the U.S. was intentionally provoking.
Michael Hudson: America’s Real Adversaries Are Its European and Other Allies
The sanctions that U.S. diplomats are insisting that their allies impose against trade with Russia and China are aimed ostensibly at deterring a military buildup. But such a buildup cannot really be the main Russian and Chinese concern. They have much more to gain by offering mutual economic benefits to the West. So the underlying question is whether Europe will find its advantage in replacing U.S. exports with Russian and Chinese supplies and the associated mutual economic linkages.
What worries American diplomats is that Germany, other NATO nations and countries along the Belt and Road route understand the gains that can be made by opening up peaceful trade and investment. If there is no Russian or Chinese plan to invade or bomb them, what is the need for NATO? And if there is no inherently adversarial relationship, why do foreign countries need to sacrifice their own trade and financial interests by relying exclusively on U.S. exporters and investors?
...
Instead of a real military threat from Russia and China, the problem for American strategists is the absence of such a threat. ...
...
The only way left for U.S. diplomats to block European purchases is to goad Russia into a military response and then claim that avenging this response outweighs any purely national economic interest. As hawkish Under-Secretary of State for Political Affairs, Victoria Nuland, explained in a State Department press briefing on January 27: “If Russia invades Ukraine one way or another Nord Stream 2 will not move forward.” The problem is to create a suitably offensive incident and depict Russia as the aggressor.
To provoke a war in Ukraine was easy as the movie production team ruling Ukraine was willing to sacrifice its people and country in a unwinnable war against Russia. The Ukrainian actor and president Vladimir Zelensky had already announced that the Ukraine would, by force, take back Crimea and the Donbas republics that were in the hand of a Russia aligned Ukrainian resistance.
On February 15 Professor John Mearsheimer gave a talk (vid) in which he documented how the U.S. had caused, and is responsible for, the whole Ukraine crisis.
Since last year about half of the Ukrainian army was positioned in the county's southeast at the ceasefire line with the Donbas republics. On February 17 it opened preparatory artillery fire against the resistance positions. Over the next days the barrage steadily increased.
The observers of the Organization for Security and Co-operation (OSCE), positioned at the frontline, counted and documented each artillery strike and published daily summaries on its website. From 80 artillery impacts on February 16 the attacks increased each day to over 2,000 per day on February 22.
The OSCE observers also provided maps of where the grenades exploded (here of February 21):
bigger
The vast majority of impacts were on three areas east of the ceasefire line on resistance held positions. Anyone with a bit of military knowledge will recognize such intense artillery campaigns along distinct axes as the preparation action for an all out attack.
The leaders of the Donbas republics as well as of Russia had to react to this upcoming attack. On February 19 the Donetsk People's Republic and the Luhansk People's Republic asked the Russia government for help. Left alone they would have had no chance to resist against the Ukrainian army the U.S. and its allies, since 2015, had financed and built.
Up to this point Russia had insisted that the DPR and LNR were part of Ukraine but should receive some kind of autonomy as provided by the Minsk agreements. But it now had to take steps that would legalize Russian support for the Donbas. On February 21 Russia recognized the republics as independent states. The three parties signed cooperation agreements which included clauses for mutual military support:
Russia’s treaty with the Donetsk and Lugansk People’s Republics (DPR and LPR) stipulates granting the right to build military bases on their territory and provide mutual military assistance, Russian Deputy Foreign Minister Andrey Rudenko told a plenary session of the lower house of parliament on Tuesday.
"An important aspect: the treaty stipulates the intentions by the parties to interact in the field of foreign policy, the protection of sovereignty and territorial integrity and security provision, in particular, by way of rendering each other required assistance, including military aid, and granting the right to build, use and improve military infrastructure and military bases on their territory," the high-ranking Russian diplomat pointed out.
With the agreements in place Russian military help against the Ukrainian attack became (at least arguably) legal under Article 51 (collective self-defense) of the UN Charter.
On February 22, no Russia soldier had yet stepped onto Ukrainian ground, the U.S. and its allies imposed extreme economic sanctions against Russia. President Biden acknowledged that the U.S. had long prepared for this.
Over the last few months, we have coordinated closely with our NATO Allies and partners in Europe and around the world to prepare that response. We’ve said all along and I’ve told Putin to his face a mon- — a month a- — more than a month ago that we would act together and the moment Russia moved against Ukraine.
Russia has now undeniably moved against Ukraine by declaring these independent states.
So, today, I’m announcing the first tranche of sanctions to impose costs on Russia in response to their actions yesterday. These have been closely coordinated with our Allies and partners, and we’ll continue to escalate sanctions if Russia escalates.
On February 24 Russian forces entered the Ukraine to preempt the coming attack on the Donbas republics. (The Russian plan A was to press on Kiev to agree to a fast settlement of the crisis. That failed in early April after Boris Johnson's intervention in Kiev. Russia switched to plan B, the de-militarization of Ukraine.)
The German government announced that the Nord Stream II pipeline, which is technically ready to deliver Russian gas to Germany, would not be launched.
On February 27 the German chancellor Olaf Scholz gave a hysteric and moralizing speech in front of the Germany parliament. It accused Russia of breaking peace in Europe.
The Minsk agreement, under which the Ukraine had committed to federalize and give some autonomy to Donbas, was not mentioned once. Germany and France were both guarantee powers who in 2015 had cosigned the Minsk agreement but had, over seven long years, done little to press for its implementation.
Instead of working for a fast ceasefire and a renewal of economic relations with Russia Scholz committed Germany to economic suicide.
On February 28 Professor Hudson published another deep analysis of the crisis:
America Defeats Germany for the Third Time in a Century: The MIC, BARE and OGAM Conquer NATO.
In a forward to the piece Yves Smith summarized:
Michael Hudson expands on his theme on how the conflict in Ukraine is the result of much bigger forces at work, and not necessarily the ones you have top of mind. He argues that preventing European countries, particularly Germany, from developing deeper economic ties with China and Russia is what’s really at stake.
Here, Hudson describes the hold key US interests have on foreign policy and how they see conflict as a way to hold off a possible fall in their status and power.
The Hudson piece is quite long and deep. I recommend to read it in full.
The U.S. idea is to isolate Europe from its Eurasian hinterland, to move Europe's industries to the U.S. and to buy up the rest for cheap.
To take Nord Stream II out and to get European countries to boycott Russian energy the U.S. had promised that it would 'help' by selling its (quite expensive) Liquefied Natural Gas (LNG) to Europe. But when natural gas prices started to rise in Europe free market forces set in and they also started to increase in the United States. High energy prices threatened to damage Biden and to tank the Democrats in the midterm elections.
Then a mysterious accident happened:
An explosion at a liquefied natural gas terminal in Texas has left nearby residents rattled and is taking a substantial amount of the fuel off the market at a time when global demand is soaring.
Freeport LNG will be offline for at least three weeks, the company said Thursday, following a fire in its export facility.
...
Most of Freeport LNG's exports were going to Europe, according to Rystad Energy. Europe may be able to offset the lost volume with increases from other facilities, said Emily McClain, vice president at Rystad. Europe gets about 45% of its LNG from the U.S., and the rest comes from Russia, Qatar and other sources, she said.
Three weeks was too short to lower U.S. natural gas prices. The U.S. regulator for such plants, the U.S. Pipeline and Hazardous Materials Safety Administration (PHMSA), stepped in and prolonged the restart process:
The second-biggest U.S. liquefied natural gas export facility hit by fire earlier this month will not be allowed to repair or restart operations until it addresses risks to public safety, a pipeline regulator said on Thursday.
...
U.S. natural gas futures tumbled 15% on Thursday due to the report and on a continued inventory build, contributing to a 33% price drop in June, the biggest monthly drop since 2018.
...
"The actual process (of reviews, repairs and approvals) will take longer than three months, and potentially take six to 12 months," said Alex Munton, director of global gas and LNG at consultants Rapidan Energy Group.
There was also some news of sudden 'problems' at other LNG facilities.
It is not only natural gas but also petroleum products that the U.S. is withholding while Europe is in need:
The Biden administration is warning refiners that it may take “emergency measures” to address fuel exports as stockpiles of gasoline and diesel fuel remain near historically low levels in the Northeast.
Fertilizer making plants in Europe have shut down because of way too high natural gas prices. Steel and aluminum smelters are following. Glas production in Europe is severely endangered.
In a long piece today Yves Smith is looking at the economic and political consequences for Europe. In a breach of Betteridge's law</A she headlines:
Will Europe Go Down to Defeat Before Ukraine?
We will be so bold as to posit that not only has the sanctions war against Russia backfired spectacularly, but the damage to the West, most of all Europe, is accelerating rapidly. And this is not the result of Russia taking active measures but the costs of the loss or reduction of key Russian resources compounding over time.
So due to the intensity of the energy shock, the economic timetable is moving faster than the military. Unless Europe engages in a major course correction, and we don’t see how this can happen, the European economic crisis looks set to become devastating before Ukraine is formally defeated.
...
As we’ll explain, this shock will be so severe if nothing is done (and as we’ll explain, it’s hard to see anything meaningful enough being done), that the result will be not a recession, but a depression in Europe.
...
In theory, the EU could try to make up to Russia. But the time for that has passed. It isn’t just that too many key European players like Ursula von der Leyen and Robert Habeck are too deeply invested in Russia-hatred to retreat. Even if there were blood in the street come December, they wouldn’t be turfed out quickly enough.
It is also that Europe has burned its bridges with Russia beyond just the sanctions. Putin has repeatedly offered the EU the option of using Nord Stream 2. Even with Russia now using half its capacity, it could still fully substitute for former Nord Stream 1 deliveries. Putin did warn that option would not stay open for all that long, that Russia would start using the rest of the volume.
...
So the outcome seems inevitable: many Europeans businesses will fail, leading to job losses, business loan defaults, loss of government revenues, foreclosures. And with governments thinking they’d maybe spent a bit too freely with Covid relief, their emergency energy fillups will be too little to make all that much difference.
At some point, the economic contraction will lead to a financial crisis. If the downdraft is rapid enough, it could be the result as much of (well warranted) loss of confidence as actual losses and defaults to date.
The U.S. has, out of purely egoistic reasons, dragged Europe, and especially Germany, into a trap that will lead to its economic and social destruction. Instead of recognizing the danger, and taking the necessary countermeasure, the European and the German 'leaders' committed themselves to help with the process.
The best thing for Europe and Germany would of course have been to avoid the crisis. That failed because of a lack of insight and effort. But now, as Europe is deep down in a hole, the politicians should at least stop digging. It is in Europe's and especially Germany's obvious interest to keep the crisis as short as possible.
But the lunatics who are ruling over Europe are still doing the opposite:
Germany will keep up its support for Kyiv "for as long as it takes", Chancellor Olaf Scholz said on Monday, calling for an enlargement of the European Union to eventually include Ukraine, Moldova and Georgia.
...
Germany had undergone a "fundamental change of heart" in recent months on its military support for Ukraine, he said.
"We will keep up this support, reliably and, above all, for as long as it takes," he told the packed university audience.
European Commission President Ursula von der Leyen echoed the "as long as it takes" promise to Kyiv in a speech in Slovenia, calling for "a new strategic thinking" to uphold European values.
As those 'leaders' seem to see it, affordable energy, warm homes, sufficient food, jobs and pensions of Europe citizens are not part of the 'European values' they intend to uphold.
The economic and financial breakdown of Europe will be much faster than the obviously necessary political change of its third rate leadership.
The only political sector that will not be damaged by all this, at least in France and Germany, is the far right. That in itself is also a danger.
Posted by b on August 29, 2022 at 17:38 UTC | Permalink
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