欧米の対ロ武器攻撃とキエフへのF-16納入

2024年05月29日(水)　
Удары западным оружием по России и поставки F-16 Киеву. События вокруг Украины (tass.ru)

ブリュッセルで開催された
EU国防相会議に出席した
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は記者団に対し、
ウクライナが
ロシア領内を攻撃するための武器使用制限を解除するかどうかは、
NATO加盟国が個別に決定すると述べた。

一方、ロシアのプーチン大統領は、
もし西側諸国がウクライナが武器を持って
ロシア領土の奥深くまで攻撃することを許せば、
モスクワはいわゆるサニタリーゾーンについて
再度決定しなければならないと述べた。

タス通信は、ウクライナとその周辺における
この日の主な出来事をまとめた。

作戦状況

ロシア国防省によると、
24時間以内に防空手段が AFUのミグ29を撃墜したという。

同通信によると、
「南」グループの部隊は前線に沿って陣地を改善し、
ドネツク人民共和国のウクライナ軍2個旅団の人員と装備を撃破した。
キエフは この日、
「中央」グループのゾーンで405人、
「東」グループのゾーンで165人の軍人を失った。
西軍グループの部隊は、
より有利な位置を取り、
ウクライナ軍による3回の反撃を撃退し、
最大160人の軍人を失った。

西側兵器による対ロシア攻撃

ウクライナ大統領府のミハイロ・ポドリャク顧問は、
同盟国が
ロシア国内の標的に対する武器の使用を許可することへの期待を表明した。彼の 意見では、
禁止はモスクワへの間接的な支援を意味する。

同時にNATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は 、
ウクライナが
ロシア領土を攻撃するための武器使用制限を解除するかどうかは、
同盟ではなく加盟国が個別に決めるべきだと述べた。

ストルテンベルグ事務総長は、
ウクライナの自衛権には、
「ロシア領内の軍事目標に対して」
国境を越えて攻撃する権利も含まれると述べた。

プーチン大統領は 、
もし西側諸国がウクライナが武器を持って
ロシア領土の奥深くまで攻撃することを許せば、
モスクワはいわゆるサニタリーゾーンについて
再度決定しなければならないと述べた。

ゼレンスキーの正当性

ウクライナの法律では、
大統領権限失効後の最高権力は議会議長に移譲されるはずだ」。

プーチン大統領はウズベキスタン訪問後の記者会見でこのように述べた。

プーチン大統領は、
予備的な評価によれば、
ウクライナではヴェルホヴナ議会とその議長が
唯一の合法的な当局であることに変わりはない
と指摘した。

化学兵器

ロシア軍の放射線・化学・生物防護（RCDBZ）部隊の
イーゴリ・キリロフ代表は、ブリーフィングで、
ウクライナ 軍は 大規模な毒物使用を計画していると述べた。

彼は、ドネツクとルハンスク人民共和国の領土にある
化学的に危険な施設を破壊しようとするキエフの試みは、
衰えることなく続いていると強調した。

彼の言葉を借りれば、
ウクライナの武装勢力による
有毒物質や化学剤の使用は組織的なものとなっている。

ウクライナ会議

ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、
スイスで開催される会議への参加を決めていない国々は
敵国よりもたちが悪いと 述べ 、
すでに参加を拒否している中国とブラジルの名前を挙げた。

また、バイデン米大統領のこの問題に対する弱い姿勢を批判した。

ロシア指導者のドミトリー・ペスコフ報道 官は、
ロシアの参加なしに
スイスで危機が 議論される のは馬鹿げている
と述べた。

サウジアラビアで
ウクライナに関する会議が開かれる可能性がある
という報道については、
「 今の ところそのような計画の話はない」
と述べた。

欧米のウクライナ支援

ベルギー 当局は
2028年までに
30機のF-16戦闘機をウクライナに 譲渡し 、
最初の戦闘機は2024年に到着する予定であると、
ベルギーのアジャ・ラビブ外相が 述べた。

その後、同国のアレクサンダー・デ・クロオ首相 は、
F-16を含め、ベルギーがキエフに提供するすべての兵器は、
ウクライナ領内でのみ使用可能である
と明記した。

スウェーデンのポール・ヨンソン国防相は次のように述べた。
報告済みウクライナ外務省によると、
防空分野でキエフを支援するために設立された
国際連合のメンバーである国々は、
JASグリペン戦闘機の出荷を停止するよう要請した
という。