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ファウチに見立てられる“河岡義裕”の重大発言:政府会議で「マンハッタン計画」を進めると明言、オッペンハイマーを賞賛。

2024年08月12日(月)
健康・医療戦略推本部
第3回 医療分野の研究開発に関する専門調査会 議事
平成25年11月13日(水)13時30分~15時30分

於:経済産業省別館104共用会議室

<新たな医療分野の研究開発体制 >
東京⼤学医科学研究所 河岡義裕

(資料)
今般、決定された「新たな医療分野の研究開発体制」の設⽴は、
今後の⽇本の医療向上に⼤きな貢献をすることが予想される。
より⾼い効果を得るためには
本研究開発体制の理念並びに組織構成とともに、
研究開発テーマの選択が重要である。
1. 理念 本研究開発体制を、
「医療のマンハッタン計画」と位置づけ、
明確な実⽤化⽬標を設定し、
潤沢な研究開発費を擁して、
実績のある研究代表者の強⼒なリーダーシップの元で、
早期(5 年〜10 年)の実⽤化を⽬指した研究開発を⾏う。
人獣共通感染症というのは
いろいろな動物あるいは昆虫などに存在している微生物が
人に伝播して病気を起こすもので、
今までなかった病気の場合には新興感染症と呼ばれます。

近年、様々な感染症が世界中で発生しています。
例えばMERSコロナウイルス、
H7N9インフルエンザウイルスといった新しい感染症が出てきています。

従って、この人獣共通感染症、新興感染症というのは
今後ますます重要となりますし、
引き続き厳重な監視と先回り対策が必要になろうかと思います。

(発言)
そもそもこの新体制の理念は何かですが、
これは私が思うところ、
「医療のマンハッタン計画」と位置づけるべきではないかと思っています。

御存じのようにマンハッタン計画というのは、
アメリカが第二次世界大戦を終了させるために
原爆を作ることを目標とした国家プロジェクトでした。

3つの点が重要で、
1番目は、目標で、マンハッタン計画の場合は原爆作製でしたが、
「新たな医療分野の研究開発体制」の場合は、
実用化を目指した研究開発を目標とすべきと思います。

2番目としては、
実績のある研究代表者の強力なリーダーシップが重要と考えます。
マンハッタン計画では優れたサイエンティストであり
素晴らしいリーダーであったロバート・オッペンハイマーという人が
研究チームをまとめました。

3番目として、
充分な開発研究費を投資することが必要と思います。
マンハッタン計画は、言うまでもなく国家プロジェクトとして行われ、
膨大な開発研究費がつぎ込まれました。

「新たな医療分野の研究開発体制」は、
この3つの点を満たすことによって、
早期すなわち、5~10年で実用化を目指した研究開発を
すべきであろうと考えます。


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