![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/118955604/rectangle_large_type_2_ba47215a3af2904d3198cb81dc48000b.jpeg?width=1200)
培養肉・人工肉が拡大を見せています
いま牛や豚などの食される部分を
細胞培養して作る培養肉が脚光を浴びています。
バイオ技術を用いて工場で生産し、
食用動物の肥育を行わなくてすむことから、
将来の食料問題の解決につながるとして登場しているのです。
日本でも2019年にJAXA(日本宇宙航空研究開発機構)が、
培養肉を含む食料を宇宙で生産し消費する計画を立て、
企業、大学、研究機関が参加して開発に取り組み、
日清食品も本格的研究課題に取り上げ、
徐々に現実味を帯びてきました。
たとえ食品になったとしても、
栄養や味はどうなのか、という問題は残ります。
味覚改良や栄養分の補給のために、
さまざまな添加するものが開発されることになりそうです。
それを先行させた事例が、
インポッシブル・バーガーです。
![](https://assets.st-note.com/img/1697351259444-CgvryM9a22.png)
同社の人工肉で作られた最初の製品である
『インポッシブル・バーガー』
![](https://assets.st-note.com/img/1697351338508-SmQZd9cO0z.png)
資金調達
2015年10月、UBSをリードとする資金調達で
ヴィアキング・グローバル・インベスターズやコースラ・ベンチャーズ、
ビル・ゲイツ、グーグル・ベンチャーズ(現在のGV)、
李嘉誠(ホライズン・ベンチャーズを通じて)などから
1億800万ドルの資金を調達した。
その内7500万ドルは既存の投資家によってもたらされた。
2017年8月、同社が経営目標を達成したことを受け新たな資金調達が組織され
テマセク・ホールディングスをリードとし
オープン・フィロソフィー・プロジェクト、ビル・ゲイツ、
コースラ・ベンチャーズ、
李嘉誠(ホライズン・ベンチャーズを通じて)から
7500万ドルを調達した。
2018年4月、テマセク・ホールディングスと香港のセイリング・キャピタルの共同リードで
1億1400万ドルの資金を調達。
累計調達額は4億ドルに達し、
2019年までには7億5000万ドル以上に達した。
![](https://assets.st-note.com/img/1697351462085-DnTBV1XSSz.png)
アメリカ合衆国の生化学者。
スタンフォード大学名誉教授。
ハワード・ヒューズ医学研究所研究員。
DNAマイクロアレイの開発者である。ワシントンD.C.出身。
2011年にインポッシブル・フーズを設立した
米国企業のインポッシブル・フーズ社が
開発、生産しているこのバーガーは、
すでに米国・香港の1000以上のレストランで
提供するまでに拡大しています。
遺伝子組み換え大豆を用いて大豆ハンバーグを作り、
そこに肉らしさを加えるために酵母によって生産された、
鉄含有血液色素のヘム分子を注入しています。
このヘム分子が同社の有力な特許になっています。
これは培養肉にも使えそうです。
培養肉もインポッシブル・バーガーも、
いずれも食糧問題を解決し、環境に優しく、
動物を殺さなくてすむことから
アニマルウェルフェアになることを売り物にしています。
私としてはとても食べる気が起きません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?