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MMF、リーマン以来の大量資金流出

2024年04月19日(金) 
https://www.zerohedge.com/markets/money-market-fund-assets-see-largest-outflows-lehman

マネー・マーケット・ファンドの総資産は、
タックス・デーの需要で1月以来初めて6兆ドルを下回り
(5兆9700億ドル)、先週1週間で1120億ドルも急減した。

財務省のデータによると、
4月11日から4月17日までに徴収された法人税は総額1007億ドル だった。

タックスデーの影響が重要なのは言うまでもないが、
マネー・マーケット・ファンドの資産減少額としては
リーマン
(2008年9月) 以来最大であり、
2週間の減少額(-1,430億ドル)としては過去最大である。

マネー・マーケット・ファンドの資産減少の大部分は、
4月17日に終了した週に
総額966億ドルに達した機関投資家の資金流出が主導したもので、
10月中旬の確定申告期限の延長以来最大の資金流出となった。
個人投資家はマネー・マーケット・ファンドから
約155億ドルを引き揚げた。

4月17日までの1週間の内訳をみると、
政府系ファンド
(主に財務省証券、現先取引、政府機関債などの有価証券に投資)は、
資産が4兆8000億ドルとなり、990億ドル減少した。

一方、コマーシャル・ペーパーなど
リスクの高い資産に投資する傾向があるプライム・ファンドは、
資産が120億ドル減の1兆100億ドルに減少した。

それでも、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを据え置く限り、
マネー・ファンドへの資金流入は続くと見られている。

FRBがQTの先細りについて議論し始め、
FRBの銀行救済枠(現在は期限切れだが、
これは12ヶ月のタームローン)の利用がさらに41億ドル減少し、
基本的に後期のアーブ主導の資金流入をすべて消し去った。

最後に、先週FRBの銀行準備金が減少したことに注目したい。

すぐに利下げが行われることはないかもしれないが......
FRBはそのリカップリングを避けるために、
十分な規模でQTを先細りにするのだろうか?

リカップリング:再結合
recoupling


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