FTの「晩夏の大決闘祭」大会レポート

はじめまして、千葉のミコトFTと申します。
今回はシーズン7-2の大規模大会、晩夏の大決闘祭で準優勝を収めることができたので、レポートに残していこうかなと思います。

事前準備

まずは当日使用した銃鎌旗を選出した経緯から。

今シーズンの環境は過去の面や剣のような明確なTier1が存在しなかったことから、メタを張ることが難しいと感じていました。
なので、
ある程度地力のある3柱で握りを固定し、あとは練度と検討でどうにかする
という方針で3柱の選定を始めました。

前提として、私は銃鎌という組み合わせが大好きです。
可能であれば毎シーズン銃鎌Xを握りたいと考えています。
それを踏まえて今シーズンの銃鎌Xについて考えてみると……
鎌が強化されたこともあってXの選択肢を広く取ることができ、尚且つ環境に多そうな花に対して銃も鎌も強いことから、X次第で十分戦うことができると考えました。

Xについては様々な候補が上げられましたが、私は旗を横に添えることにしました。
理由として、旗は今シーズンに大幅な強化をもらい、その強化点が銃と鎌に噛み合い結果としてどの組み合わせもかなりの強度になっていたからです。
それぞれ組み合わせで見ていきますと、

銃旗:
精霊式が間合い2-8になったことで、初巡の連撃の打点を増やすことができます。
さらに桜の翅→間合い0クリムゾンゼロ→諸々使って間合い5まで戻る→バックドラフト→突撃霊式で対応不可の5点リーサルを狙うことができます。
また、一緒に検討していた方々からFT式と呼んで頂いている型も存在しますがそれは後述します。

鎌旗:
影の翅で簡単に間合い5に戻ることができるため、神霊ヲウカを簡単に作ることができます。
神霊ヲウカを作ったあとは、ヲウカと遺灰呪で相手のオーラをボロボロにしてリソースに差をつけ、-/2円月やヲウカをライフに当てて勝ちに行くことができます。
この旗で虚偽を延長することができるのも強力です。

銃鎌:
言わずもがなの†最強生物†なので割愛。

それぞれ明確な強さが存在し、私の肌にもあったことから銃鎌旗に握りを固定しました。
大規模大会の一ヶ月前には握りを固定できたので、対面検討もそれなりに積むことができ、練度も十分と自信を持って当日に臨むことができました。

大会当日

1戦目 鎌旗(銃) VS 銃旗(鎚)

お相手はよしきさん。握りは銃鎚旗。
私の感覚なのですが、銃を握るミコトは「可能であれば銃ミラーはしたくない」と考えることが多いと思っています。
その感覚に従い、鎌旗返ってくると予想。
また、前日に完ミラーが発生した場合は銃旗を返すと決めていたので、完ミラーではないですが銃旗を返します。

予想通り鎌旗が返ってきました。
相手は旗よせでクリゼロ+バクドラ突霊で〆る型と予想し、なるべくライフを守るため影の壁を採用。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/影の壁/精霊式/桜吹雪/指揮
切り札:虚偽/この旗の名の下に/四季はまた廻り来る

2ターン目にフルバーストを撃たれたことから、前述の型であると確信。
影の壁で対応しライフを5点以下にしないよう固く立ち回ります。
中盤お相手は四季めぐとヴァミを使って、突撃霊式を振り神霊ヲウカを作ってきます。
予想外の流れではありますが、前述のリーサルパターンがなくなったので安心しつつ、こちらも神霊ヲウカを作ります。
その後はお互い神霊ヲウカをライフに当てられる場面で、ヲウカを引けないという展開になり少々ぐだります。
ですが影の壁がある分こちらの方が硬く、さらに円月がある分ライフも取れます。
そのまま手堅く立ち回って勝利。

2戦目 銃旗(鎌) VS 扇橇(薙)

お相手はkyoさん。
以前交流会で対戦した際に、違う握りとは言え負けているので気を引き締めます。
お相手の握りは薙扇橇。検討していない組み合わせです。
銃旗が返ってくる予想でこちらは扇橇返し。
薙は無音壁と音無砕氷が面倒なのでbanします。

予想通り銃旗が返ってきました。
扇橇には前述のクリゼロ+バクドラ突霊で〆る型が使えません。
そんなときのためのFT式。
通常札:シュート/マグナムカノン/ラピッドファイア/バックドラフト/バックステップ/精霊式/桜の翅
切り札:レッドバレット/スカーレットイマジン/この旗の名の下に

FT式なんて言うから、どんな構築が飛び出すのかと期待した方、ごめんなさいただの銃よせ銃旗です。
ただ、後退札をヴァミではなく桜の翅にすることで、切り札から火力を出すことができるようになっています。
桜の翅は概ねゲーム中一度しか使えませんが、行きの連撃と返りの連撃で勝つことが目的なので後ろに下がるのは一度だけ、桜の翅でも問題ありません。

試合は序盤にシュートマグラピを当ててライフを3点奪いますが、霜の茨がのった梳流しを当てられ追いつかれます。
その後、こちらはフレアが溜まるまでのんびりしますが、こちらのライフが4になったときお相手は風舞台と晴舞台を展開してきます。
そのまま晴舞台の破棄時効果で-/1が当たった場合、リーサルを取られる可能性が高かったため、桜の翅を使って間合い0に着地します。
次のターンで連撃を入れられますがライフは1残り、返しの連撃で削り切って勝利です。

3戦目 鎌旗(銃) VS 扇嵐(剣)

お相手はへくとぱさん。対戦するのは初めてですが、とてもフレンドリーな方で、話しているうちにこちらの緊張も解けていきました。
お相手の握りは扇嵐剣。
対扇嵐は検討済みで銃旗が返ってきても、前述のFT式で勝てる算段があったため扇嵐返し。

返ってきたのは鎌旗。
検討はしていませんが、いつも通りオーラをいじめれば勝てると判断し、私が信じる鎌旗の基本構築を使います。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/遺灰呪/精霊式/桜吹雪/指揮
切り札:虚偽/この旗の名の下に/四季はまた廻り来る

こちらの先行で遺灰呪をぶっぱしてスタート、大嵐を張ることにリスクを付けます。
お相手は大嵐を張らずに3纏い。こちらは手札に攻撃札を溜めながら前進します。
次のターンでお相手が大嵐を納2で張ったので、返しのターンで黒波円月精霊式でお仕置きしてテンポを取ります。
その後はいつも通り神霊ヲウカを作ってオーラを虐めて、相手の纏いが追い付かなくなったところで神霊ヲウカをライフに当てます。
最後は-/2円月を当てて勝利です。

4戦目 鎌旗(銃) VS 花面(旗)

お相手はヱゐさん。前日まで一緒に検討していた方なので、お互い握りも把握していましたし、2戦程対戦もしています。
事前の対戦結果1勝1敗。
ただ、こちら側がたいぶ有利なマッチであることがわかっています。

事前の検討通り花面返し。そして鎌旗が返ってきました。
変な小細工はせず、いつも通りの基本構築を組みます。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/遺灰呪/精霊式/桜吹雪/指揮
切り札:虚偽/この旗の名の下に/四季はまた廻り来る

こちらの先行で試合が始まりますが、遺灰呪がボトムに沈む緊急事態が発生します。
1宿しで手番を返し、全力化の断行を使われます。
しかし、お相手は断行の基本動作で宿しを選択。構想のセットも含めてオーラが1になります。
返しの手番に精霊式まで伏せて3前進し、円月をライフに当てます。
花面は試合が長引くほどに構想や仇寄花で相手が有利になるため、ライフが取れる場面は積極的にライフを取ります。
その後、相手の構想が緑2に着地。星の爪から即興大口でライフを4点取られます。
これは事前の検討にはない展開で焦りますが、2巡目の山札が強く。
相手がよちよにを準備する前に守護霊式を撃ち、突撃霊式を作ることに成功します。
その後、星の爪、空想、よちよに、大口の連撃を耐えきったところでお相手が投了して勝利です。

5戦目 鎌旗(銃) VS 嵐剣(衣)

お相手はキリカさん。シーズン7-1の大規模大会で負けた相手であるため、リベンジを誓います。
お相手の握りは嵐剣衣。
対戦前に前日まで一緒に検討をしていたテトまるさんに泣きついて、銃旗vs嵐剣での勝ち方を伝授してもらっていたので嵐剣返し。
衣は銃が返ってきたときのラナラロがきついのでbanです。

返ってきたのは鎌旗。あれぇ?全然銃返ってこないじゃん……
しかし、鎌は剣に対して有利です。
対剣用の鎌旗を組んで試合に臨みます。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/影の壁/遺灰呪/精霊式/桜吹雪
切り札:終末/虚偽//四季はまた廻り来る

影の壁を採用した鎌旗は突撃霊式のライフ回復も合わせて、ライフが13点くらいあるように見えます。
それに加えて終末と虚偽で耐久力をさらに上げ、耐えている間に神霊ヲウカと遺灰呪で相手のオーラを崩します。
剣はオーラ回復能力が乏しいため、神霊ヲウカを振れるようになれば相当優位に試合を進めることができるはずです。

実際の試合では先行が取れたので、3試合目同様に遺灰呪をぶっぱ→相手3纏い→こちら前進→相手大嵐→黒波円月精霊式でライフを取ります。
その後はゆっくり嵐剣の間合いに着地したため、前述のプラン通りに進めます。
終末を展開して時間を稼いでる間に神霊ヲウカが完成。
間合い2で振られる全力化四剣乱刃に虚偽を使って、返しにオーラとライフを取って、さらに終末が再起する最高の状況。
お相手はトップヲウカのケアを切って大嵐を展開するも、再構成後のトップでヲウカが引けて勝利。

………思い返すと今大会はほとんどの試合で先行を取れて、遺灰呪を撃つところから試合が始まっている気がします。
銃鎌旗に必要なのはじゃんけん力だった?

この時点でAブロック唯一の5勝0敗。
決勝トーナメント出場が確定しました

※ここからは私の脳が許容量を超えて爆発寸前だったため、試合の内容はうろ覚えとなってしまっています。
実戦と違うことを書いているかも知れませんが、お許しを……

準決勝 鎌旗(銃) VS 心剣(社)

お相手は沼さん。握りは心社剣。
社……社!?今シーズン一回も相手したことがありませんけど!?
ただ対心剣は検討しているので、社はガン無視して心剣返しです。

返ってきたのは鎌旗。ホントに銃が返ってきませんね。
銃旗vs心剣は検討していますが、鎌旗での検討はできていません……
大人しく5戦目と同じ、対剣用の鎌旗を組みます。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/影の壁/遺灰呪/精霊式/桜吹雪
切り札:終末/虚偽//四季はまた廻り来る

対嵐剣と違ってやっかいなのが、心剣には浮舟宿や神座渡があり強力なオーラ回復能力を備えています。
そのため、ここまで使ってきたオーラを虐める動きはあまり刺さりません。
かと言って他にやれることもないので、構築はそのままです。
意識を変えたのは10点を取るライフプラン。
ざっくりとした想定は守護霊式or桜吹雪1点、円月2~4点、神霊ヲウカ0~3点、再構成4~5点です。
これを実行するため序盤はなるべくゆっくり動きます。
黒き波動で阿吽を落として前進力を奪い、円月でダストを出して後退纏いを行い、再構成ダメージを稼ぎます。
再構成がお互い2回入ったところで、心剣の間合いに着地します。
ここからは神霊ヲウカを作る動きになり、実戦では神霊ヲウカをライフに当てることができ、ライフ計算が楽になります。
最後は底力を四季めぐと合わせてオーラで受け、-/2円月をライフに当てて勝利です。

決勝 鎌旗(銃) VS 心戦(鏡)

お相手はたしかさん。握りは心戦鏡。
戦!?これも今シーズン一回も相手したことありませんけど!?
ただ心鏡を返して銃が返ってきた場合が嫌だったので心戦返し。

返ってきたのは鎌旗。こんなに銃って返されないもの……?
心戦はオーラ回復能力がかなり高そうですが、切り札構成的に神座渡、神代枝が入ることを考えて、あと1枚は恐らく浦波嵐だろうと予測すると、浮舟宿はありません。
さらに、相手に月影はないので虚偽をこの旗で延長すればある程度の攻撃は耐えられるものと考えます。
それならいつもの構築でも勝負になるのではと考え、基本構築をぶつけます。
と言うよりも、7連戦目で脳が限界を迎えており、新しく構築を考えられる程頭が回りませんでした……。
通常札:円月/黒き波動/影の翅/遺灰呪/精霊式/桜吹雪/指揮
切り札:虚偽/この旗の名の下に/四季はまた廻り来る

試合はこちらの先行でスタート、神代枝にリスクをつけるために遺灰呪をぶっぱします。
お相手はそれでも神代枝を使ってきたので、3前進から円月をライフに当ててお仕置きします。
ここまでは良かったのですが、その後は酷いプレイが続きます。
間合い5で番を返されますが、こちらから間合い3まで歩いて設置鋼糸に当たり。
神霊ヲウカを速く作ることに固執していたせいか、四季めぐを多用して虚偽+この旗用のフレアを使ってしまったり……。
その結果、相手の連撃に虚偽を使わされますが、この旗を撃つためのフレアが足りず、虚偽の延長ができずで終わります。
そのままずるずると進み、お相手の再構成直後に斬、一閃、手裏剣と最高の手札を揃えられ、こちらの焦燥が受からなくなって敗北です。

また、最後に負けが確定している場面で長考して、無駄に時間をかけてしまったこと、ここで謝罪させてください。申し訳ありませんでした。

結果と感想

そんなわけで、私のシーズン7-2大規模大会は準決勝という結果に終わりました。
それなりに準備をしていったとは言え、ここまで結果を出せるととは思っておらず、この結果にはとても満足しています。
これで私もふるよに強者勢に加わることはできたでしょうか?

決勝に関しては情けない言い訳ですが、私の頭のリソース切れです。
ただ、5戦目から準決勝までの間はかなり時間があったので、そこで休む等対策が取れれば、もう少しまともな試合ができたのかなぁと反省しています。

最後に感謝を

今大会は検討の時間も含めて、多くの方と関われたことを大変嬉しく思います。
この大会を通して体験した時間はとても貴重なものです。
そんな貴重なものをくれた、対戦してくださった皆さん、一緒に検討をしてくださった皆さん、そして大会運営の皆さん、本当にありがとうございました。

長くなりましたが、私の大会レポートはこれで終わりです。
拙い文章でしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

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