老害が生まれるメカニズム

老害行動と一言で言っても、人によって性格が違うのでステレオタイプで括られる困るのだが、自分の経験からして、いくつか老害認定されるにあたっての原点となる性格パターンは思いつく

1.自分の立ち位置を守るためにマウントを取る
  =  元々、自分に自信がない老害
2.今、自慢できるものがないので昔話を永遠に話す
  = 元々自慢好き老害
3.本当によかれと思って、過去の失敗などの経験を元に同じ経験して欲しくなくて、自分の経験を教えたがる
  = 空気を読めないいい人老害
4.年を取って物事を抽象的に捉える癖がでてしまって、そのことをつい話してしまい、話が長いとかわかりにくいとかで周りから理解されない
  = 達観していく老害
5.周りが失敗することが経験上わかってるのに、
  大切なことを言わずに黙ってる人 
  = 無関心な老害

とりあえず思うことは、人間は愚かな生き物であるが誰しもが意思を持っているので、自分の経験や知識を元に納得しないと本当の意味で理解しない。やっぱり話を受け取る側が、適切な文脈に沿っているタイミングだからこそ正しい言葉であれば説得力が生まれるというもの。つまりお悩み相談的な適切な対話でなくては経験論も生きない。相談されるような存在であることも大事。

自分が若い時に、やっぱり失敗したり間違った結果、今の自分があるわけで、その失敗をしないように教えてあげたい気持ちはわかるけれど、やっぱり人間は経験を元にトレースをして同じようなことを繰り返して死んでいく生き物なんだと思います。

そこの知識をブーストしてあげて少しずつ進化するためには、書籍だったり論文だったり、プロダクトが人の行動変容を促すと思っていて、教育だったりするのは、それらのアウトプットを生み出すためのプロセス。

だから、言葉で伝えようとして老害認定されて説得力を失うのは全員が損なので、応援だけできる状況を作って、如何にトライアンドエラーを促し、事業だったら最短で目的地につくかを模索するのがオッサンの役目かなって思います。会社であれば組織を作るとか、背中を見せて引っ張っていくとか、そういうのだったりしますね。



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