転職時に求めるメリット

ぼーっとYoutubeを流していたらラファエルの合コンの動画が流れてきて、割と楽しく見ていたのだが、男性が自分と付き合ってくださいと懇願するネタ会話に対して、港区女子?のグラビアイドル兼Webデザインの会社を経営する社長の女性が「なんのメリットくれるんですか?」という会話をしていた。

これが生々しく、メリットという言葉が頭の中に残っている。端的に言うと、期待する回答は私のために何買ってもらえますか?お金もってますか?みたいな会話なのだろうか。まあビジネス的というか打算的な表現に見えるだろうが、選択肢の多いハイスペ女子であれば割とそういうのは真実なんだと思う。

これは就職活動においてもあるだろうなと思って考えている。

例えばWebサービス系のハイスキルエンジニアであれば、何を求めるだろうか?

・エンドユーザーの顔が見えるサービスに携わりたい
・社長の夢を支えたい
・(社会的意義があったり)自分が良いと思うサービスに携わりたい
・好きな道具(開発言語やクラウドの環境)を使って仕事をしたい
・海外進出するサービスで仕事をしたい
・スケーラビリティの高いサービスで自分を鍛えたい
・高い裁量がある場所で活躍したい。テックリードやCTOになれそうな場所で働きたい
・自分の活動(OSSなど)を支援してくれる環境で仕事をしたい
・成長に対する不安を満たしてくれる環境で働きたい(故にトレンドの技術に触りたい)

とか?あとなんだろ。もちろん報酬は国内の競合他社さんと比べて見劣らない前提でね。

僕自身は今の会社にジョインしたときは39歳くらいだったかな。これぐらいの年齢になると、単純に自分を求めてもらえる環境が望ましいという状況になってくるし、僕自身がそういう性格でもある。誘ってくれる側がある程度の期間の付き合いを経て、適切な判断をしてくれれば信頼関係や業務マッチを含めた相応のマッチングは存在するのだろうし。

売り手市場として、もっと選択肢が多い世代であれば、よりメリットがある環境で選ぶことは無視できないし、面接をさせてもらう立場としては、相互の共感性を得られることは何よりも重要なのだが、おっさんは若い時の不安な気持ちがようわからんようになっていくし、何より世代感は、育ってきた環境も含めて、おそらくまちまちである。ここのポイントをしっかり考えていくことは重要だろうなぁと思う今日このごろ。

ちなみに大学院で博士課程に通っていた時には、同じ時に入学していた修士の人たちが先に卒業していくので就活の話を聞いていたが、新卒採用で印象に残った話は、大学院に行ったROIの回収として「大学から新卒で入社するのに比べて、大学院に行った2年で就職先がどれだけアップグレードできたか」みたいなのに求めていた話を聞いたのは興味深かったな。それが親に学費を出してもらったリターンということだったようだ。(後に、やっぱり自分がやりたいことってそこじゃないって軌道修正してたようだけど)

僕自身もこれまでの職歴で言うと、最初の会社が5年(製造業で2年現場修行、新製品開発で3年)、次の会社が5年(Web受託から自社プロダクトのプロダクトマネージャ兼開発マネージャ)、その後の会社が4年(Webサービスの新規開発からプロデューサー職+個人でモバツイ)、その後モバツイで起業したりして、今の会社が7年目か。転職タイミングで次に行こうとしたのは、【次のステップ】という成長を求めたものなので、やはり転職に求めたのは次のチャレンジだったな。新型コロナで会社が潰れてしまいましたみたいな事情がない限りは、次のチャレンジに合致しないと入ってくれないかもな。

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