新型プリウス(60)のHEVからPHEVへの買い替えを検討した
頭の中にある呪いをアウトプットして供養するための記事です。ハイブリッド（HEV）のプリウスについては昨年の12月にソーシャルで注文が始まったという話題を見て、とりあえずZのE-fourを購入し、無事３月に納車されています。
IT系で働く人間として、車選択の比較対象になるのは、ゲレンデでもフェラーリでもなく、やっぱりテスラです。テスラの加速力、EVとしてのスムーズさ、ワンペダルドライブができるUXは非常に羨ましいです。でも、居住環境がEVに適応できないので、まだ典型的な日本人としては購入にはちょっと早いかなと思って、現実解としてのハイブリッドを購入しました。
その後、新型プリウスのプラグインハイブリッド（PHEV）が発売されてからというもの、Youtubeのレビューを見ると、ハイブリッドよりも乗り心地がよい、ほぼほぼEVとして走れるPHEV版のプリウスの高いレビューの話が気になって仕方ないわけです。
ディーラーに軽く納期を聞くと10ヶ月ぐらいとの話だったので、ざっくり一年後にHEVをPHEVに買い換えようとすると、HEV版とほぼ同じ装備で買い替えると、ざっくり200万円ぐらい差額が発生しそうだなと思いました。
同じような車で200万円を追加で支払ってまで購入する価値があるのか？ということについて悶々と考えていたので、頭の中を整理するためにも一旦文字にアウトプットしておきたいと思います。
ちなみにPHEV購入には補助金が50万円ほど出るそうですが、あれは4年間の継続保有が求められるらしく、リセールバリューの低下と戦うことになりそうで、近い将来の足枷になるものは、あまりアテにしない方が良いかなって思っています。それでZ E-fourとの差額35万円差とかでラッキー！とか正当化するのはやめておいたほうが良いかなって思います。
PHEVで羨ましいところ
・ほぼほぼEVで走れて、しかも非常にスムーズに走るし、実に速い（らしい）0-100加速は86と同じぐらいとのこと。
・バッテリーを積んで重くなっているのと遮音材が強化されていて、3リッター車のような上質さがある（らしい）
・プリウス HEVのエンジン音が気に入らないので、あれが消えるのは非常によろしい。
エンジン音ですが、ちゃんとハイブリッド車を所有したのが初めてなので、CVT + ハイブリッド車の特性らしいですが、雑味あるエンジン音が美しくないし、エンジンの回転数と加速が線形的じゃないのもあり、アクセルベタ踏みの加速は全く心地よくない。最初、エンジンがいっぱいいっぱいで上の方は非力なのかなと思ったらそうじゃなくて、CVTの構造上の問題らしいので慣れれば大丈夫かもしれないです。あとecoモードで加速させすぎずにキレイに走るモチベが湧くのでそれはそれでアリ。
PHEVに対するネガティブ（自分基準です）
・家に充電設備がないので、仮に買った場合には充電チャレンジが発生する。もしくは引っ越す必要がある。引っ越すんだったらテスラでいいじゃん。
・急速充電に対応してないらしいので、さすがに、僕の状況ではちょっときついかも。テスラの充電方式が標準化されていきそうなのが、技術的負債になりそうです。あと充電スポットにおける、EV vs PHEVのメンタル的な戦いは神経使いそうで面倒くさそう。そもそも充電行列とか苦手。
・乗り心地に上質さがあると言えども、共通して絶妙に安っぽいところは同じ（扉の開閉音、助手席がパワーシートじゃない、ホーンの音がダサいとか、そういうの）
・E-four（4WD）じゃなくなって、スペックがFF車になってしまうとこ（ちょっとしたお気持ちです）
・パノラマルーフがない（PHEVのソーラー充電はギミックとしては素敵だが買えなそう）
・エンジンは同じだからエンジン音が気に入らないのは解決されない
ちなみにプリウスに共通して気に入ってるところ
・デザインはとてもいい。
・エンジン音は嫌いだけど、走りそのものはスムーズだし、車そのものは遅くない
・PDA（プロアクティブドライビング・アシスト）とか安全装備は不満なし。前に車がいたりカーブがあると15km/hぐらいまでは勝手にブレーキ踏んでくれるし、車のセンサーで、以前は怖くて曲がれなかった実家近くの狭い路地が安全に曲がれる。もう戻れません。
・ナビがCarPlay対応なので、iPhoneとシームレスに接続してるとこ
ということで、今年のカー・オブ・ザ・イヤーは期待しています。
余談ですが、プリウスで微妙なところ
・新型プリウスの存在を知らない人には、所有してる車がプリウスって港区周辺では言いにくい（自分がプリウスを選択した意図が通じない）
・部分部分が微妙に安っぽく感じるところ
・音だけ社外のマフラーに変えたい
最後に
この文章書いてみて気が付きましたが、充電設備が整うならEVのテスラでいいじゃん、ということに気がついてしまった。できればテスラのモデルSがいいですね。もしくは逆にエンジン回帰で新型メルセデスのEクラスとか。Eクラスだと駐車場のサイズはギリギリかな…
どこかでPHEV版を１日ぐらい借りて加速や乗り心地を評価してみたいな。
でも結論としては、お気持ちだけで200万円を出すのもアホらしいし、HEVのプリウスもキレイに乗る分にはめっちゃスムーズに動くのでPHEV版は買わないと思います。
フル加速などでアクセルをベタ踏みなどをすると、CVTのラバーバンドフィールと呼ばれる特性でエンジンが一杯一杯感を感じるのがフィーリングとしてイマイチなわけですが、このプリウスは、大人しめに加速させても、余裕を持って100km/hに到達する車なので、キレイに走ることを心がけると、高級車セダンのように十分楽しい車で、HEVのプリウスで絶対損しない車だと思います。
ちなみに初めて、信号待ちで自分の後ろに白いプリウスがデジタルインナーミラーに写っていたのですが、外車みたいでかっこいいですねぇ。デザインはマジでいい。
追記：面白い動画があった
Sportsモードにスーパーカーのようなローンチコントロール的な挙動モードがある説。E-Fourの特性を活かしてロケットスタートすることで、0-100 6.70secを実現したという話。全然大人しくないやん 笑
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