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駐車場・駐輪場の死角をなくす:防犯カメラの設置場所と注意点

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 トラブルや犯罪の発生を減らすために、駐車場・駐輪場での防犯カメラの導入が義務付けられました。部品狙い、精算機荒らし、車両のいたずらなどの犯罪は防犯システムの導入によって効果的に抑制され、その犯罪者の特定も簡単になりました。しかし、防犯カメラを不適切な場所に設置すると、被写体が取れない死角が生じます。

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防犯カメラの設置場所

防犯カメラの設置場所

 目的によって撮影の画角も設置場所も異なります。駐車所の場合、出入口、精算機、車両の周囲、建物の周囲などの設置場所が考えられます。


出入口・精算機での配置
1、出入口
2、精算機

 1、車両の出入りする場所を監視することで、人物や車両の登録番号(ナンバープレート)を特定し、犯罪やトラブルを早めに解決することが可能です。
 唯一の出入口として、そこで赤外線照明機能付きの防犯カメラによる夜間の監視が実現され、低い照明強度でも人物や車両の動きが把握されます。
 2、精算機・料金所の場合、撮られた動画は人為的・非人為的な破壊を調査する際の手がかりとなります。事件の早期解決や犯罪抑制にも繋がります。

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車両・物体の監視
3+4+5、車両や人の動きを把握
6、照明基準に基づくカメラの設置

 3、入場した車両はどこに向かったのか、どの位置に泊まったのか、中の人は下車したのかなどの状況把握は重要です。車種、色、登録番号は事件発生後の参考資料となり、車両や人物を特定する時間を短縮させます。

 4、車両1台の動きだけでなく、全体の流れを把握することは運営と犯罪抑制に繋がりかねます。駐車場内の人と車の動きを把握し、車上ねらい・部品狙いの犯罪を抑制することが可能です。また、1日中の流れと収入を参考にして、時間段に応じて料金を変更したり、警備員を設置したりすることが重んじられています。

 5、PTZ(パン・チルト・ズーム)防犯カメラの導入によって、遠隔操作で観察したい場所を調べ、駐車場の状況を自主的に把握することが可能です。PTZはいわゆる水平・垂直・遠近を自由に制御する機能です。全体的に観察するのだけでなく、特定の人物や車を追跡して状況を把握できます。
 さらに、屋外の防犯カメラとしては異常気象への対応・対策も重要視されています。台風、嵐、みぞれ、大雨などの天気にあった場合、IP67/IK10レベルの防水・防塵・耐衝撃が必要です。

 6、警視庁発行「安全・安心まちづくり推進要綱」によると、駐車場の照明強度は下記の図表を示すように規定されました。

照明基準(道路)

 最低被写体照度とは、カメラが被写体を写すために最低限必要な照度(明るさの度合い)のことで、単位はlux(ルクス、略記号 lx)です。この数値が小さければ小さいほど、暗い場所でも撮影できます。
 夜間や弱光下の撮影に備えるために、適切な照明強度を提供する必要があります。逆に、光が強すぎると画面が見えなくなります。そのため、WDR機能を備えたワイドダイナミック防犯カメラが必要です。

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防犯システムの構成図

防犯ネットワークの構築図

 アナログカメラと比べて、より鮮明な画像を持ち、高い拡張性を備えたネットワークIPカメの普及は凄まじく進んでいます。電源を不要にし、PoE給電のスイッチやPoE対応のNVRを利用することで、複数の防犯カメラを統合的に制御し、大量な動画を保存することが可能です。

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アナログとデジタルの違い


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