FC(SAN)スイッチとは?ネットワーク構造の違いを解説
FCとは
SANとは
FC-SAN vs IP-SAN、その違いとは
FC(SAN)スイッチとは
FCスイッチのメリット
日々拡大しているネットワーク需要に伴い、高速、低遅延、長距離伝送などといった課題の深刻さも浮き上がった。ファイバーチャネルが選ばれた理由はまさにそこに存在する。
光ファイバーによる高速・長距離伝送
1Gbps、8Gbps、導入する機器によっては16Gbpsも実現できる。さらに、ファイバーチャネルのケーブルは最大で10kmに対応可能で、社内や建物間の長距離通信を確保する。
プロトコルによるシステムの高い信頼性・安定性
ファイバーチャネルはより少ない伝送エラーと高い信頼性を確保できる。複数の上位プロトコルをサポートするため、伝送の効率向上を実現した。
FCスイッチの構成
下記の図のように、パスの二重化を構成した場合、ディスクを両方のFCスイッチに接続したことで、チャンネル障害に備えてアクセスの切り替えを自動的に行うことが可能である。
ラインAが障害に遭った場合、ホストAはラインBを経由してディスクAもしくはディスクBにアクセスできる。ホストBも同じく正常動作が可能である。
LANスイッチ(スイッチングハブ)とは
元のハブは、LANケーブルでコンミュータやサーバに接続し、受信したフレームをすべてのポートに転送する。そういった中継機器は「バカハブ」や「リピータハブ」とも呼ばれる。
フィルタリング機能を搭載したレイヤ2 LANスイッチ
しかし、MACアドレスによる通信相手の位置特定を通じて、LANスイッチ(スイッチングハブ)では必要なポートや宛先だけにフレームを送信し、他のポートに送信しないようにすることができる。
そういった機能はフィルタリングと呼ばれ、フレームの輻輳・衝突を回避し、帯域幅の無駄使いを避けた。
リピータハブの場合、ホストBがポートBに接続していることを学習し、宛先のホストDがどこにいるのかを知らないため、フレームをすべてのポートに送信した。
LANスイッチの場合、下記の図のとおり、MACアドレステーブルに記録された特定ホストのMACアドレスを参照し、宛先のホストDだけにフレームを転送した。
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