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125ccのバイクで日本一周【120日目】 愛知県名古屋市〜愛知県蒲郡市

朝起きて快晴名古屋。実に良い天気だ、アリガトウゴザイマス。昨日、岐阜から名古屋へと走って来たわけだが、なんだろう、この身近な感じ。距離的には大して変わらないのに、何故か感じるホーム感。不思議なもんだ。

今日はバッチリ「名古屋城」を堪能させていただきます。実はこの城は俺の「旅」の原点でもある。若い頃、初めて旅らしい旅、謂わゆる「当てのない旅」をした時に最後に辿り着いた場所だ。

まさか今回の旅の最後にも此処に来ることになろうとは思いもしなかった。人生って面白いもんだな。

宿からバイクで5分、あっと言う間に到着名古屋城。おひさしぶりだが流石にデカいな。正門からお邪魔しますよ。

正門
西南隅櫓
表二之門
東南隅櫓
清正石
天守


この時はアチコチ工事中で、色々と調査をしていた。かなりのリニューアルを計画しているもようだ。しかし派手だな再建天守。これはいずれ木造で復元されるのだろうか。


この名古屋城、見どころは多いが、個人的には新しく出来た本丸御殿が実に面白かった。さすがは近世城郭御殿の最高傑作と言われるだけはあります。やり過ぎな彫刻欄間とか派手過ぎる格天井とか、見ていてタマラン。まさに絢爛豪華、思わず笑顔、やったぜ名古屋。

本丸御殿


屋根は当時のように柿葺を再現したそうな。ほう、金閣銀閣、あと室生寺と一緒だそうな。そういや確かに室生寺は柿葺と言ってたな。

玄関一之間
玄関二之間
表書院一之間
対面所上段之間
上洛殿三之間
上洛殿上段之間


いやいやいやいやいや凄いぜコレ、侘び寂びなんてクソ喰らえ、パワー全開で眩し過ぎだ。江戸時代の職人の卓越した繊細過ぎる技術と、名古屋の溢れんばかりのやり過ぎ感が見事に融合している。やったぜシナジー。プラスにプラスを足したら小宇宙になりましたよ。

ああ楽しい。ああ面白い。終始笑顔で見学させてもらいましたよ。やはりこの国は深く広かった。

ご満悦で城を後にする俺。ちょうど腹が減ったので名古屋名物「味仙」の台湾ラーメンを食しに行くことにする。ところがこれが大騒ぎ。店はすぐ見つかったんだがバイクを停められる場所が無い。近くに駐輪場を見つけたが、俺の相棒を安心して停められる感じでは無い。

結局、結構離れた駐輪場にお世話になる事にして、ひたすら歩いて店に戻って来ましたよ。食事前になんだか凄く疲れたよ。

味仙 台湾ラーメン


店に入ると迷わず注文。なるほど、これが本家本元の台湾ラーメンですか。やっと喰えたよ。確かに美味い、美味いが想像以上に辛い。やるなぁ味仙、こう来ましたか。

腹が減っていたので急いで啜ったら器官に入っちゃって咳が止まらん。水を飲み飲み咳を必死に堪えながら、ちょっとずつ喰っていくんだが、途中から味が分からなくなった。辛さ抑えめのアメリカンにすれば良かった。いつかリベンジしたい。

その後、再びバイクで南東へ走ること1時間半。蒲郡市に入ると三河湾が見えて来る。いやいや遂に此処まで来ましたか。もうすぐ隣は静岡県だ。旅の終焉も近づいて来ました。何だか感慨深い。

本日はここで一泊だ。少々時間が早いので、丁度良いから久しぶりに床屋へ行き、イオンで夜飯を購入して宿へ向かう。

予報だと明日から天気が怪しくなりそうだが、さてどうなることやらだな。





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