125ccのバイクで日本一周【13日目】 岩手県一関市〜奥州市
この日も快晴。広いスペースがあるので朝からテントの掃除と荷物整理をする。徐々に「バイクで旅をする」という行為に慣れてきた。
朝飯食って出発だ。
まずは日本百景のひとつ、「猊鼻渓」におうかがいしようと北上する。バイクで走る事およそ30分、あっという間です。
だが、いざ到着してみるとこちらは舟下り観光がメインで、しかも往復90分かかるとのこと。そうだったのか。
しばらく悩むが、この日は世界遺産を堪能する予定なので、残念だが川の雰囲気だけを味わって移動することに。ちゃんと調べておかないから、こういう事になるんだぞ俺。
気を取り直して西へ向かう。天気が良いので昨日の徹夜の疲労も苦にならない。最高だ。本当にバイク旅は天気次第で天国にも地獄にもなるのです。
次に向かったのは名勝・天然記念物の「厳美渓」。うん、おどろくほど似た名前ですね。こちらは遊歩道があるので散策できました。
なるほどこれは美しいぞ。紅葉シーズンなんかはさぞかし壮観だろう。
さてさて、自然を堪能したあとは、いよいよ世界遺産平泉へ向かいますよ。写真やネットでは散々拝見していたが、生で観るのは初めてなんですよ。もうね、ここは以前からずっと行ってみたかった場所で、実は朝からソワソワしていたのである。
東北の下道は、まるで絵本に出てくるような村々の景色が堪能出来るのだが、岩手の道中はまた良かったね。高速道路を使わないからこその味わい。天気が良いと本当に幸せだ。
そしていよいよ平泉に到着だ。最初は「毛越寺」へ。素晴らしき浄土庭園、やっと来れた。やっと観れた。いやいや、やはり写真で見るのと生で見るのとでは全然違うな。当たり前だが、存在感が圧倒的なんだな。
ああ、美しい。こんな感じだったんですね、思ってたより広いな。
今は面影がないが、藤原三代の頃は多くの伽藍が立ち並んでたんだろうなと妄想するだけでも滅茶苦茶グッと来る。
これは実際に来て観ないと伝わらない感覚ですね。満足満足。
そしてその後は「観自在王院跡」「無量光院跡」を拝見し、いよいよ「中尊寺」へ向かう。ドキドキするぜ。
いやいやいや、思っていたよりずうっと広いぞ中尊寺。驚いたね、まるでレジャーランドだ。見所満載でいくらでもいられます。
さすがは世界遺産だねえ。素晴らしいぞ、金色堂だけじゃないぞ。ああ、時間切れでなかったら、もっと観ていたかった。ああ、もう陽が暮れる。ここはもう一度ゆっくりと来たいですね。
そして、後ろ髪を引かれつつ予約していた近くの民宿に向かう。
風呂入って、飯食って酒飲んでたら、いつの間にか気を失うように眠ってたよ。やはり、昨日のアレで疲れてたんですね俺。
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