125ccのバイクで日本一周【42日目】 利尻島〜礼文島
昨日キャンプ場のお兄さんに相談し、速攻決行することにしました。そう、利尻島から礼文島へ島から島へと渡ります。
テント等キャンプ支度はそのままに、バイクと身体一つだけでの渡航です。超軽い。荷物が無いとこんなに身軽なのね。クルクル走るぜ。楽しいぜ。
おなじみハートランドフェリーに乗り鴛泊港発～香深港着、約45分。あっという間ですよ。そしてバイク乗船も慣れたもんですよ。
さらば利尻富士、しばしのお別れだ。明日には戻るぜ。そして、こんにちは初めまして礼文島。
港に到着すると、島は島でも利尻とは大分雰囲気が違うことに驚く。もっとこじんまりとしていて、何だか懐かしい感じだ。
とりあえず島に着いたら腹ごしらえ。礼文の海の幸の二大グルメと言えば「ウニ丼」と「ホッケのちゃんちゃん焼き」とのこと。調べてみると港のすぐ向かいにある「炉ばた ちどり」なら両方食えるとの事なので行ってみたが、残念ウニはまだ早いそうな。利尻もそうでしたね。
仕方なし、ホッケのちゃんちゃん焼だけでも食しますよ。炭で焼くので、少々時間がかかるとの事だが全然OK。待ちますよ。
これがねビックリしたね。美味くて。
でっかいホッケだったが余裕でペロリですよ。足りないくらいですよ。ちなみに写真は他のお客さんの分も一緒に焼いたので2匹写ってます。ああ、折角だから他にも色々焼いて酒飲みたい。非常に呑みたい気持ちにさせられたが、そこは自制して食事を終えた。
俺には礼文で行ってみたい場所があるのです。
礼文島は利尻とは違って、縦長の島。とりあえず港から海沿いをひたすら北上します。
細い海沿いの道と、山の形が独特過ぎて日本の地形とは思えないくらいだ。利尻とも全然違う感じだ。面白いねえ。見たことないねえ。どこかヤンチャで実にワイルド。野生味溢れてるぜ。こんな地形をバイクで走る経験はなかなか出来ないですな。
ビリビリに痺れながら走り続ける俺。もう大興奮だ。道中見えるふとした景色も実に素晴らしい。何度かバイクを停めて眺めたり、写真を撮ったりしたのだが、画像だとこの美しさが表せてないのが非常に残念。肉眼だとこの70倍は美しい。
走っちゃ止まって、また走っちゃ止まってと、そんなこんなを繰り返し、やっと到着しましたスコトン岬。ここはなんといっても日本最北端でございます。遂に来れましたね。
この岬は風が強くて荒れ荒れで大変な日も多いようだが、この時は天気にも恵まれて最高のシチュエーションでした。アリガタイ。
東西南北、上下左右どこを見てもみんな凄い景色。馬鹿みたいだけど、上手く言葉に表わせないんだよな。空気感が違うのかな、何だろうなぁ。「凄い」と言う言葉が一番近い気がする。
その後バイクで5分ほど走り、有名なトド島展望台へ向かう。そう、実はここが一番行きたかった場所だ。この展望台へと続く道「江戸屋山道」をバイクで走ってみたかったのだ。やりました。また一つ夢が叶いましたよ。
おいおい、ここは何処ですか？ 俺は一体何処を走っているのですか？
凄いぞここは。結構道が細いし、すぐ横はうっかり崖じゃないですか。ちょっとだけ怖いですよ。気をつけますよ。凄いですよ。美しいですよ。最高すぎて大爆笑ですよ。
いやあ良かった。なんという感動。
この時だけは、誰かと一緒に走りたかったな。この感動を誰かと共有したかった。もう一度行きたい走りたい。その時は独りじゃなくね。
しかし何だか疲れましたね。色んな意味で疲れました。まだ明るいけど、陽が暮れたらきっとすぐに真っ暗になるから早めに宿に行きますかね。
うん。 今日はそうしますよ。
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