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十二国記好きな本アンケート結果

私のTwitter上で行った、十二国記の中でのお気に入りの本・話のアンケート結果です。ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました!!

きっかけは、比較的最近十二国記を読み始めた方のツイッターを拝見していて、まだシリーズ途中だけれど、どれどれの作品が一番好き・・・みたいなのを仰っていて、へーそうなんだぁ。と思ったのがきっかけです。その選ばれていた話が自分と違っていたのもあり、他の人はどうなんだろう・・・と思って、アンケートを実施した次第です。十二国記どれも好きすぎてあんまり一番好きな話や本というのを考えたことがなかったので、いい機会でした✨

投票結果

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今回は~位とはせず、単にお気に入りの3冊(または話)をお聞きしました。ただ、1冊でも可能としていたので、1冊ないしは2冊のみの投票もありました。選択肢は以下のとおりです。「本」ごとにしなかったのは、短編集もあり、その中の特定のお話が好きな方もいると考えたので、今回は、本単位というよりは、ひとまとまりの「お話」でカテゴライズ化しました。その他選択肢も作りましたが、流石にその他の表はなかったので割愛します😅(よかった、漏れがなくて・・・💧)。全ての人が平等に入手し読める・・・という点から、『漂舶』を入れるかどうか迷ったのですが、書籍化切望!!!という事もあり入れました。

『魔性の子』
『月の影 影の海』
『風の海 迷宮の岸』
『東の海神 西の滄海』
『風の万里 黎明の空』
『図南の翼』
『黄昏の岸 暁の天』

短編集『華胥の幽夢』から
『冬栄』
『乗月』
『書簡』
『華胥』
『帰山』

短編集『丕緒の鳥』から
『丕緒の鳥』
『落照の獄』
『青条の蘭』
『風信』

『白銀の墟 玄の月』

東の海神 西の滄海 (X文庫CDブック) 付録
『漂舶』

個人的感想

『図南の翼』が1位でした!今までのキャラクターアンケートを行っていた自分としては、はちょっと意外でした。本の分厚さ?的には一番ですが、珠晶のキャラクターとテンポよさと最後の爽快感?がその人気でしょうか。自分も初読は深夜3時まで一気に読んでしまった記憶があります。2位は僅差で『風の万里 黎明の空』でした。陽子の成長や最後の初勅シーンは心に刺さりますよね・・・。3位は新刊の『白銀の墟 玄の月』。勿論内容もさることながら、18年待った・・・!というファンの心情が現れたのかな・・・という気がします😅

短編の中では、『青条の蘭』が比較的上位に来ていたのが嬉しかったです(自分も好きなので・・・)。いや~でもどれもいいお話すぎて選ぶのが難しいので、また無粋なアンケートだったかなぁとは思いました。

個人的に気になったのは出版社の売上集計的には差はでるのだろうか・・・というところ。ファンとしては、読み始めたら全巻買ってしまうでしょ・・・と思うのですが、一般的な人とか、人に借りて読んだりとかいう人もいるので、販売冊数にも差が出ているんでしょうか・・・(また、十二国記の場合はノベルティや出版社が変わっているので、その辺の統計がややこしそうですが😅)。公式でやってほしい・・・!!

「本」ベースで集計すると・・・?

興味本位で、「本」単位で集計し直してみると以下のようになりました。

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こうしてみると、『華胥の幽夢』が4位になっていて驚きました・・・。上位に食い込むお話がまとまっているという意味でもいい本ですよね。

コメントまとめ

今回も丁寧にコメントくださった方々ありがとうございました。どれも共感できて感動です・・・。個人的に「十二国記に出会えて良かったです」というのが、全部集約されていてまさしく!です。

『月の影 影の海』
・ 陽子の王になる為の修行みたいな感じですが下巻が何度も読んじゃう。覚悟を決めていく少女が尊い

『風の海 迷宮の岸』
・ 再読したら白銀の伏線だらけで戦慄しました。
・ 驍宗&泰麒好きな私にとってはバイブル。
登場人物に思い入れを持つことになった思い出深く、そして何度も読んでいる一冊です。
・ 李斎に恋した一冊。黄海を侮っていた、意地になっていた、の部分がすごく好きです。
・ 麒麟という存在が好きなので詳しく読める風の海~が一番読み込んでました。

『東の海神 西の滄海』
・ まずは尚隆にはまったのが十二国への沼の始まりだしたので「東の海神・・・」。
・ 六太と尚隆を誰よりも愛しています。2人の根底にある、繊細な、深い所に触れているお話にとても心を揺さぶられました。船の上での誓約の場面、様々な葛藤を乗り越えてこの主従が生まれた瞬間を読んだ時は泣きそうなくらい幸せでした。六太と尚隆は私の人生の理由で指針です。ずっと、ずっと、誰よりも愛しています。
・ 尚隆と六太の出会いの話も大好きです。
・ 延主従の関係や更夜も好きで、何度も読み返したくなります。
・ 延主従が大好きなので、東の海神は外せなかったです。六太が誓約を最後まで悩むところも好きなシーンです。
・ 月影から読み始めたけれど自分を十二国記に一番引きずりこんでくれた作品という意味で選びました。尚隆の主君としての姿に惹かれました。おちゃらけているようで影で?家臣の力量を性格を含め理解しての人事配置や、国内の動向も把握し民意までも利用しての計略を張り巡らせる鬼才・・・民に豊かな国を返すという原動力となっている彼の過去も含めて好きです。後はその周りを取り巻く六太や官吏らのテンポも好きw

『風の万里 黎明の空』
・ 万里は女性三人組の成長とやり取りが好き
・ 珠玉の名言満載、読後の爽快感。
・ 陽子の初勅のシーン、何度読み返しても泣ける。
・ 慶の国情、民の状況を知ることにより、陽子の決意、覚悟が定まっていく過程が何度読んでも心に沁みます。
・ 陽子の初勅に魂揺さぶられたので万里が一番です。
・ 白銀にしようかめちゃくちゃ迷ったけど、風の万里が自分の原点なので。(お気に入り1に風の万里、2に白銀)
・ 風の万里の最後のシーンの陽子のセリフは堪らなく震えました。感無量とは正にこのことかって思いました!

『図南の翼』
・ 珠晶様に惚れる!!
・ 私はアニメから入ったので何も知らない状態で初めて読んだのは図南の翼でした。
十二国記は面白いと改めて思わされた作品で今も1番大好きなお話です。
・ 珠晶が大好きです。
大人を引っ張るリーダーシップと、人の意見を聞き入れる素直さ、自分が正しいと思うことを物怖じせずに主張できる強さ、どれをとっても魅力的です。
・ 図南の翼は、大好きな珠晶が主人公。あの真っ直ぐさや大人にも物怖じしない様に憧れます。最後に進むにつれて、続きをよみたい。でも読んだら終わっちゃうっていう謎の葛藤にさいなまれていました(笑)

『黄昏の岸 暁の天』
・ 黄昏は沢山の王様の麒麟が登場するので。その際の台詞も好きです。
・ 読後の爽快感、吸引力の強すぎる展開。
・ 李斎の西王母へのぶっこみが大好きだし読むたび胸がつまる。
・ 色んな人物がそれぞれの立場から考える”正義”で状況をとらえ戴国の事変に関わっていく様が面白いのと、やっぱり陽子と李斎のひたむきさが心を討たれます・・・。後は、シリーズの中で初めて直接的に「天」の存在が関わってきて興味深くもあったので。

『冬栄』
・ ただただ泰麒が可愛い
・ 泰麒のモンペなので冬栄は外せません(笑)幼いなりに王を支えたい、自分に何が出来るのかと考える泰麒が愛しいです。
・ 初めて読んだ時は、「戴主従は養父と養子みたいだなぁ」と思いました。白銀読後は・・・・・・何と形容すればいいのか分かりません💦
・ ほのぼのとしつつ、その裏で既に進められていたことにも触れており、一筋縄ではいかない小野先生ならではの一冊だと思っています。
新しい短編集で叶うならば、このお話の対になるようなお話が読めたらいいなぁ。

『乗月』
・ 乗月は月渓が美しく・・・・・・万里の印象が覆った意味でも心に残った短編です。

『華胥』
・ 仕事の悩みに光をもらいました。感謝しかない一編です。

『青条の蘭』
・ 標仲の愚直なまでの行動が市井の人々を巻き込み、王に届き結果国の安寧に繋がる。王や麒麟は登場しませんが、民の国への思いや希望も国造りの大切な要因になっていると改めて実感する作品です。
・ 標仲の国官といえど、位が低く権限が限られ腐敗した政府の中もがく姿や、猟木師だけれど人を人として判断して孤高に行動する興慶、物語ラストの爽快感、色んなファクターが詰め込まれていて好きです。また、これは自分だけかもしれませんが、どことなく現在の環境問題喚起も暗に含まれている気がして・・・。物語の中で変色化する山毛欅がお金になると無邪気に喜ぶ民・・・。でも実際はそれをとりまくエコシステムの崩壊がもたらす災害・・・。そういった意味でも考えさせられる作品でした。

『風信』
・ 混乱の最中でも黙々と必要な仕事を続ける人々の尊さが描かれていて、日頃忘れがちなこう言った人たちのことを思いを馳せさせてくれていると思います。特に今のコロナ禍の時に日常生活を続けさせてくれるあらゆる人たち、コロナの最前線で戦っている人たちの姿と重なっています。

『白銀の墟 玄の月』
・ 本当は月の影 影の海を一押しにしようかと思ったのですが、やはり待った甲斐があった最新作をいちおし。
・ 驍宗様が「翼を手に入れた」所が最高にワクワクした‼️
・ 全作品の集大成だと思ってます。
・ 18年待ち焦がれた作品です。
・ 白銀はもう感無量で言わずもがな・・・夢の続きの短編集待ち遠しいです。
・ どの刊も好きですが、中でも驍宗様と泰麒のお話が好きです。無邪気だった泰麒が強い意志を持って帰ってくる白銀は感情がジェットコースターでした。
・ 『魔性の子』から続く1つの物語の一応の結末を迎えた巻として、そして戴主従の無事の再会とその後の足取りを見ることが出来た、本当に感無量の一冊。
ちゃんと見届けることが出来て、嬉しいし未だに夢のようです。
・ 王でも麒麟でもなく園糸で始まり園糸で終わる構成が好きです。李斎が泰麒と子離れ(?)して新しい関係を結び直したのがとてもうれしいです。

『漂舶』
・ 漂舶の書籍化をぜひとも!

その他コメント 
カッコ( ) 内は、私の補足です。そのコメントをくださった方の投票です。

・ やはり魔性の子からはじまって、白銀で終わる。。これはたまらんです!!長い間、待ちましたから!
・ 師匠関係、相棒関係、もちろん主従関係など、血が繋がっていないけど強い絆で結ばれている人達の話が大好きです!!(白銀、月影、風の万里)
・ シリーズ全体の本筋ではないけれど、ここまで考えられて世界観を構築したんだと深みが増したので。(落照、青条、丕緒)
・ 魔性の子が原点で28年引きずってきての結果です(白銀、黄昏、魔性の子)
・ 珠晶と楽俊とショウケイが好きだから。あとハッピーな(比較的)お話が好きなので。(図南、書簡、乗月)
・ 十二国記シリーズの中で、暗くない?話がお気に入りです。と言っても挫折、絶望があってこそ!十二国記とも言えるのですが。(図南、書簡)
・ 地味な話かもしれませんが、『落照の獄』も好きです!すごく考えさせられるテーマだと思いました。
・(他の投票作品感想後)しかしもちろん全ての十二国記の物語が同率一位です!
・ 陽子主上が好きすぎる結果になりました笑(月影、風の万里)
・ シリーズどれも心の宝なのですが、迷いなく好きーっと公言できるのはこの3本。(書簡、帰山、図南)
・ 女子が逞しく成長する話が好き(風の万里、図南、白銀)
・ 辛いことや困難な問題があっても信じる想いや縁により結果に繋がる(報われる)ところです!(白銀、図南、乗月)
・ 月影や海神はアニメで見てたにも関わらず陽子や尚隆のカッコ良さが溢れていて震えました。
十二国記に出会えて良かったです。
・ 下二つ(帰山、海神)は今や大国となった2つの国の主と放蕩太子の話がとても楽しかったので選びました✨
・ 「風の万里ー」と「ー暁の天」は陽子、鈴、祥瓊、李斎、それぞれの成長物語として読め、自分自身と重ね合わせながら、より良く生きていく為の御手本として何度も何度も読み返しています。
・ (他の投票作品感想後)と、硬い事を書き連ねましたが、とにかくどの作品も面白く好きです😍💕
・ 「風の海〜」からずっと泰麒と驍宗様の先行きが気になって18年待ち続けた戴国の民なので(冬栄、風の海)
・ 陽子がかっこよすぎる。何度読んでも心が熱くなる本!(風の万里、月影)
・ あえて選べば、ですよね・・・。選んだ後にいや、違う、と、後悔。
ただその時の(自分の)心持ち、置かれている状況で選ぶ話は変わったりします。
とりあえずいまは、読むと元気がでる話、ということで(海神、風の万里、月影)
・ 利広と浩瀚が推しなので、それぞれが活躍している上記を選びました。(図南、風の万里、黄昏)
・ 延主従が好きなので、雁国絡みの話だとうれしくなるのと、陽子が格好良くて好きだからです。(海神、風の万里、青条の蘭)
・ 「お話」として考えると、『丕緒の鳥』の短編はどれも異なる深みと味わいがあって、贅沢が過ぎます・・・!(白銀、青条の蘭、風海)

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