英語は必要なのか

 「グローバル社会を生き抜くために英語は必要だ」
 「国際社会で存在感を増すため、国際社会に貢献するため、英語力の強化を!」

 こんな感じでメディアでも就職関連の話でも、英語は必要、という話はよく出ると思います。この10年〜20年くらいで、そういう声が増えたようにも感じます。
大学受験の見直し、TEAPの導入、TOEIC、TOEFLなど、日本でも様々な動きがあります。でも果たしてこれらは大きな効果・意味があるのか。そもそも英語は必要なのか。ちょこっと考えてみたいと思います。

1. 大学受験の英語
 僕は10年近く、東京・神奈川の塾・予備校で英語を教えてました。家庭教師も一時期してました。その上で感じるのは、大学受験の英語というのは、国際社会で使われる英語とはかなり乖離している(結構かけ離れてる)んじゃないかな、ということです。
 いろんな分析・見方ができると思いますが、僕が今まで見てきた限りだと、基本的にほとんどの場合、クイズみたいな感じで、いかに問題を早く正確に解くか、ということがメインになってしまっている気がします。受験する大学にもよるし、教える先生にもよりますが、半分以上はそうなんじゃないかなあ、と思ってしまいます。
 そもそも、大学がサラリーマン予備校・サラリーマン養成所・教習所みたいになってることが多くて、大学入試がそのためのテスト、という性質を考えると、そうなってもおかしくないというか、そうなるのが自然、とすら言えてしまうんじゃないでしょうか。

続く

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