天芽姉貴①

霞那たちは放課後、近くの公園であることを話題に会話している。昨日、株式会社エメラルドホープの一次選考を受けた霞那は天芽たちにあることを話す。どうやら、一次選考の様子に違和感を抱いたようで…?

紫安 霞那「あのね…」
桃ノ樹 天芽「うん、霞那ちゃん、悩みがあるんだよね?」
紫安 霞那「そうね…。昨日、エメラルドホープさんの一次選考を受けたんだけど…」
空園 青衣良「あれ?8月じゃ…」
紫安 霞那「一身上の都合で変えてもらったの…」
空園 青衣良「お、そうだったんですね!」
紫安 霞那「うん」
橙原 麗央「んで?悩みって?」
紫安 霞那「一次選考ね…」
桃ノ樹 天芽「うん…」
翠尾 健太「うぅ…」
空園 青衣良「わっ、健太、大丈夫ですか?」
翠尾 健太「あぁ、ごめんごめん!緊張しちゃって(汗)」
紫安 霞那「なんかごめんね」
翠尾 健太「ううん!」
紫安 霞那「駄目だった…」
桃ノ樹 天芽「えぇ!?」
橙原 麗央「なんだよ!何十回も面接指導受けて!?何十社も受験して!!?」
紫安 霞那「うん…」
桃ノ樹 天芽「ええええ!!!?」
苺摘 元気「…どんな雰囲気だったんですか?」
紫安 霞那「あ、これから肝心のそれを言うところよ」
苺摘 元気「ほぅ」
紫安 霞那「あたしね、話を遮られた」
桃ノ樹 天芽「え…」
苺摘 元気「長話はしてました?」
紫安 霞那「いえ、1分を目処に話していたの」
桃ノ樹 天芽「適切な時間ね!」
紫安 霞那「それが…」
橙原 麗央「うん」
紫安 霞那「ほとんど毎回話を遮られたの。もう会話が成り立たないレベルに」
橙原 麗央「えええー!?」
紫安 霞那「30秒も経ってないのに話を遮られたのよ!!?最後にフィードバックされたけど、言葉遣いがおかしいのと話が長いって言われたの!!」
苺摘 元気「え…?今月の面接指導では言われませんでしたよね?」
紫安 霞那「うん」
桃ノ樹 天芽「なにそれ!!酷いよ!!霞那ちゃん頑張っているのになんて酷い人なの!!!」
苺摘 元気「(ひっ!天芽がキレた!!!)」
紫安 霞那「それと」
桃ノ樹 天芽「おう?」
橙原 麗央「(やべ、天芽怖い!!!)」
紫安 霞那「あたしのやりたいことも全面否定された!!!」
橙原 麗央「はーっ!!!?」
翠尾 健太「待って、そのやりたいことって?」
紫安 霞那「…地元の人を楽しませるようなイベント。今あたしがやりたいことを向こうに伝えたら否定されたの。そんなんで稼げるか?ふざけてるのか?遊びでやってるんじゃないんだよこっちはって…。あと、もっと真剣に会社について調べて来いって…」
桃ノ樹 天芽「…どうかしてるぞ…、30秒でも長いってどういうことだ…、ふざけんな…!」
空園 青衣良「わわ、あ、天芽…」
桃ノ樹 天芽「私のダチをよくも…!!よし、専属リクルーターさんに報告だ、霞那ちゃん」
紫安 霞那「あ、あわわ、昨日ね、も、もう報告はしてあるのよ(汗)」
桃ノ樹 天芽「そうか、霞那ちゃんを泣かせた者よ、タダでは済まさんぞ」
翠尾 健太「ひーっ!!!天芽姉貴!僕らも同じ気持ちなので落ち着いてくだしゃんせ!!」
桃ノ樹 天芽「…はっ!ごめんなさい!怒りでつい…」
苺摘 元気「(閲覧者の皆様!天芽を絶対に怒らせないでください!!あの人かなり強いですから…!!ほんっとに!)」