仲間の優しさ

天芽たちは霞那が面接指導を終えるまで空き教室で待機していた。ところが、戻ってきた霞那は泣きそうな顔をしてて…!!?

紫安 霞那「ただいま」
桃ノ樹 天芽「あ、霞那ちゃん先輩!おかえり!」
空園 青衣良「…泣きそうな顔、してません?」
紫安 霞那「いや、そ、そんなことは」
苺摘 元気「あるんでしょう?正直に話してください」
翠尾 健太「僕たち仲間でしょう?」
橙原 麗央「さ、白状しな?何か言われたんだろ?」
桃ノ樹 天芽「霞那ちゃん…」
紫安 霞那「今日ね」
桃ノ樹 天芽「うん…」
紫安 霞那「ダメ出しの連続だったの、それも今までで一番酷いって」
翠尾 健太「え!?」
苺摘 元気「ありゃ、泣いちゃいましたよ…。相当きつく言われたんですかね?」
紫安 霞那「…うん」
空園 青衣良「あ、ティッシュ、使ってください!」
紫安 霞那「青衣良、ありがとう…。とにかくダメ出しばかり。いいところなかったって」
橙原 麗央「はぁ!?何だよそれ!?霞那がどんな思いで就活してると思ってるんだよ!!?」
桃ノ樹 天芽「そんなに厳しかった??!」
紫安 霞那「えぇ…」
空園 青衣良「面接指導、怖そうですね…」
橙原 麗央「なんだよなんだよ!!霞那を苦しませるなんてさ!!それはないだろ!!」
桃ノ樹 天芽「れ、麗央君…。うん、私もおんなじ気持ちだよ!霞那ちゃん、いいとこいっぱいあるよ!自分を追い詰めないで!!」
橙原 麗央「霞那を追い詰める奴は俺がぶっ飛ばす!!」
紫安 霞那「みんな…」
桃ノ樹 天芽「今日の放課後、アイスクリーム食べに行こっ!」
苺摘 元気「気分転換に」
翠尾 健太「だね♪」
紫安 霞那「ありがとう、みんな!!あたし、これからも頑張るわ!!」
桃ノ樹 天芽「うん!!」