学年トップのあの子

同じ講義を取っている天芽、青衣良、霞那は講義前に楽しそうに話している。その話題とは?

紫安 霞那「ねぇねぇ知ってる?」
桃ノ樹 天芽「な〜に、霞那ちゃん先輩」
紫安 霞那「ランチルームの近くに自販機があるじゃない?」
空園 青衣良「ありますね」
紫安 霞那「花都 恋奏っていう女の子、知ってる?」
桃ノ樹 天芽「あ!あの子、学年トップのとっても美人な子だよね?」
空園 青衣良「昨年度、百人一首サークルを設立した挙句前期も後期も全ての科目がA+(最高評価)というあの方ですか?」
紫安 霞那「そうそう!あの子、1番上の飲み物のいちごジュースが欲しかったらしくて自販機と睨めっこしてたけど、あたしが代わりに押そうとしたら…」
桃ノ樹 天芽・空園 青衣良「(ごくり…)」
紫安 霞那「ジャンプしてあっさり買っていたわ」
桃ノ樹 天芽「え!?」
空園 青衣良「ある意味すごいですね…」
紫安 霞那「運動も勉強もできるって聞いていたけど、ここまで大胆なこと、するとはね」
空園 青衣良「自販機でジャンプはあまり見かけませんね」
紫安 霞那「それに、あの子にはペコリされたわ」
桃ノ樹 天芽・空園 青衣良「(あはは…)」