元気のライバル

休日、二人は近所の公園でサッカーし、休憩中に会話している。元気にはどうしても超えたい人物がいるようで…?

橙原 麗央「わ〜、元気ってやっぱりサッカー上手いな!」
苺摘 元気「当たり前ですよ。僕はエリートなんですから。…まぁ、サーフィンの実力は貴方の方が上でしょうけど」
橙原 麗央「ど〜も☆…、なあ、元気」
苺摘 元気「なんです?」
橙原 麗央「お前さ、ライバルいるのか?」
苺摘 元気「!?…と、突然何ですか?」
橙原 麗央「いや〜、負けず嫌いなお前だからさ。高校時代、惜しくも学年トップになれなかったっけ?」
苺摘 元気「ええ、あの人には勝てません」
橙原 麗央「桃ノ樹 天芽?」
苺摘 元気「はい。彼女は僕にとって最大のライバルですよ」
橙原 麗央「え?!」
苺摘 元気「確かに高校はオールファイブで卒業しましたが、天芽は理数系以外テストの点数は僅差でしたが彼女の方が高かった」
橙原 麗央「うん、華鳥学園高等学校でも有名だったしな!帰宅部で委員会も未所属だったけど、第3代目の華鳥の劇姫!」
苺摘 元気「そうでしたね。瞬時に飲み込めるタイプではないけれど、努力家の天芽は凄すぎる」
橙原 麗央「天芽に勝ちたくてわざわざ同じ大学にしたのか?」
苺摘 元気「それだけではありません。僕は天芽が心配なんですよ」
橙原 麗央「…確かにあの子、お人好しだからな…」