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赤テン流 パチスロ上達法

藤森さん、魚谷さんとその道のプロがそれぞれのカテゴリーの上達法を教えてくれるという流れになっているので、その流れに自分も乗っかってみたいと思います。
そもそも「パチスロが上手い」とは大きく分けて「目押しが上手い」「パチスロで勝っている」の2つで考えている人が多いと思います。
まずは前者の目押しについて。
これははっきりとプレイヤー間で優劣が付けられるものです。今では目押しを競う大会があるくらいで、全国トップクラスの人たちの目押しの技術は本当に異次元の一言です。しかしながら一般的にパチスロを打つ分にはボーナスを揃えられるくらいの目押し力があれば大きなロスはありません。
目押しの上達法としてはとにかく「1周のタイミングを体に覚えさせる」こと。これが一番早いです。1周あたり約0.75秒でリールは1周しているのですがこのタイミングを掴めば大体なんでも押せるようになります。実際に台の前で座って、見やすい絵柄(ハナビの3連ドンちゃんやバーサスの3連V)をぼーっと眺めてみるのが一番の練習法でしょうか。もちろん20スロじゃなくて5スロでも全然構いません。5スロのシマでもずっとリールを回して眺めているだけというのが恥ずかしいと思う方は、メトロノームを使ってみるのがいいでしょう。そんなの家にないよ!っていう人が大半でしょうが、今はもうネットで「メトロノーム」と検索するだけですぐに見つかるいい時代です。メトロノームを80BPM(1分間に80回)に合わせればパチスロの1周の速さとほぼ同じなのでこれで感覚を掴んでいきましょう

特定の絵柄を押すには、まず見やすい絵柄から入るのがオススメ。先述した3連ドンちゃんや3連Vはとにかくインパクトが大きいので見やすいです。次にマスターしたいのはジャグラーの赤7でしょうか。ジャグラーは他の小役のサイズと比べてボーナス絵柄が両サイドに大きく出っ張っているので非常に分かりやすく、右下の部分が透過しているのでキラキラして見つけるのが容易です。あとはタイミングに合わせて押すだけ。ちょっと不安だな…と、思う人は右リールにある赤7とBARの塊を最初に狙ってみるのもいいかもしれません。
ジャグラーの目押しをマスター出来たら、大体の台は打てるようになります。今のAT機なんかは目押しが出来なくてもプレイできる台も多いですしね。この後は2コマ目押しが必要になるハナビ、クランキークレスト、ハードボイルドあたりを。さらに上手くなってきたなと感じたらビタ(1コマ)押しが必要になるディスクアップ2、ファミスタとハードルを上げていきましょう。極論を言うとディスクアップ2を完璧に消化できるようになれば設定1でも機械割103%になるのでほぼ負けないと言ってもいいですね。
自分も4号機時代に、ハナビの2コマ目押しをずーっと練習していました。目押しが出来れば勝てるという後押しもありましたが、それ以上に目押しが出来た時の気持ちよさはやはり格別。自分で7を揃える、特定の絵柄を押す、止めるというのは他のギャンブルには絶対にない要素ですから。皆さんにもぜひ目押しが出来た時の喜びを味わっていただきたいのです。

では後者の「パチスロで勝っている」にスポットをあてていきましょう。
そもそもパチスロで勝っている=上手いではありません。これは大きく勘違いしている人が沢山いる気がします。以前、パチスロは他人に依存する割合が大きいギャンブルと書きました。「設定を入れてくれるホール」「天井に近い台でヤメてくれる人」こういう人たちがいてくれて初めて勝てるのです。なので勝ち負けでパチスロ上手下手を考えるのであれば「どれだけいいホールを知っているか」ということになります。さらに厳密に言うと「ホールごとのクセ、特徴をどれだけ正確に把握出来ているか」が大事になってきます。
昔から自分がホール選びの時にチェックしているのは「コイン単価が高い台が動いているかどうか」。4号機時代であれば初代ミリオンゴッド、5号機時代であれば、ハーデスや凱旋、そして現在の6号機であればヴァルヴレイヴ、からくりサーカスあたりでしょうか。このあたりの超がつく波の荒い台に平常営業からお客さんが付いているホールは優良店が多いです。それはお金に余裕があるお客さんがいるということの証ですし、そういうエリアでホール側が利益を取れていれば、どこかで還元出来るということなのです。

「しっかり抜けているところがあるかどうか」

これを初めにチェックしていくのが手っ取り早いホール判断です。抜けてないのに設定なんて入るわけもありませんから。皆さんも通っているホールがあればまずヴァルヴレイヴとからくりサーカスのシマを覗いてみてください。

【今週の推定設定6】
中山11R 2ヨシノイースター(丸山J)

現在の短距離路線は絶対王者がおらず混沌とした状態で、能力よりも適性やトラックバイアスのウェイトが大きくなりそうで、今の中山ならイン前を取れる馬からチョイスしたい。
前走は斤量差があったとはいえ小回り巧者のゾンニッヒを小倉で封じ込めたのは評価出来る。5走前ではシュバルツカイザーに勝利していてこのメンバーなら能力も足りそう。
今週は騎神クラスは皆チューリップ賞の方に行っているので、鬼の居ぬ間になんとやら。丸山Jでも充分勝負になるはず。

頭数分16倍もらえれば設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
X(旧ツイッター) @genkiakasaka


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