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攻略法と賞味期限

 現在は番長4の話題で持ち切りですが、一部界隈でいろんな情報が錯綜(?)しているのが「ワードオブライツ2」の無限CT打法。
手順としては

① メインCTのラストゲームでビッグを引く
② そのビッグでブラビナビを全部ハズす(上乗せをさせない)

これだけ。これが成功すればほぼ有利区間を完走出来て2400枚取れるというもの。そもそもメインCTのラストゲームでビッグ(設定1で1/224)を引くというハードルがめちゃくちゃ高いのが難点ですが、知っておいて損はないといった感じ。これを使えば機械割が2~3%上がるらしいですが、ホールに壊滅的なダメージを与える程ではないということで台自体が撤去するような事態に発展していません。
 
しかし、昔はそれこそ台が撤去されてもおかしくないキズネタがありました。今回は実際に自分が試してみたものを紹介していきます。

●レバーコピー打法
 これはあまりにも有名ですね。最近ではテレビ番組の「しくじり先生」にも取り上げられてサミーの昔話として消化しているみたいです。
 これは何でもコピー出来たようで、オオガメラのギロン(15枚役)、ハードボイルドのAR中ボーナス(ビッグだったらすごい)、獣王の純ハズレ(AT抽選)、ネコで小判のリプレイ(4連すればすごい→レバーコピーを駆使すれば2連でいける)と様々なマシンで使われたみたいですが効果抜群として有名だったのは『ダブルチャレンジ』というAT機。ダブルチャレンジ自体のATは1Gあたり3枚強とAT機の中では緩い部類だったのですが、獲得したATゲーム数(10Gor100G)をプレイヤーが任意の倍率にBETすることが出来、最高で30倍にまで膨らむ可能性がありました。100Gで30倍に成功すると3000GのAT=9000枚。その消化中のATの上乗せやボーナスを考慮すれば万枚以上が確定するというとんでもないマシンで大人気でした。そのダブルチャレンジは3枚役が成立=AT当選なのですが、レバーコピーを駆使すれば必ずATが2回当選するので、機械割が爆上がりというわけです。どうせATが2倍になるんだから30倍なんて狙わなくても十分でした。
 コピー打法が発覚して自分も急いで行きつけのホールに行きましたが、ダブルチャレンジは既に満席。ヒラで打ってる人もいれば、コピーしようとしている人もいた感じで結構半信半疑な雰囲気だったのですが、一人が成功するとざわつき始めました。自分はその真後ろにあるオオガメラに座って様子を見ていたのですが、ここで指をくわえて待っていてもラチが空かないということで、すぐさま他のホールに行って空き台を探すことに。
 結局ダブルチャレンジに空き台を見つけることは出来ず、渋々獣王に着席。打ち始めてすぐに純ハズレを引いたのでコピー打法をしてみると、次のゲームは…15枚役。そりゃ1回ではうまくいかないですよね。そして2回目の純ハズレを引いたところでもう一度試してみると…無事成功。これは早く高確でハズレを引くしかありません。フラグ自体はコピーできてもAT抽選値に設定差があるのが獣王なので、低設定でコピーの恩恵を得られるタイミングはほんのわずか。
 いつ店員に止められてもおかしくない状況の中、死ぬもの狂いでビッグ→純ハズレという流れを射止め、肝心のコピーも成功。さあ、後はサバチャンに入るかどうかという所でドットにAの文字が降臨。これは非常に嬉しかったですね…冷静になって今考えると設定1で高確ハズレを2回引いたのと同じだけなので、ATに当選したのはたまたまとも言えますが。なんかお祭りに参加出来た感がよかったんでしょう。
 コピー打法はその日限りで終了。もっと田舎の方に行けばまだまだやれたのかもしれませんがね。これを前から知っていた人はどれくらい勝ったんでしょうか…。

 ●ゴールドX変則押し
 ゴールドXはミリオンゴッドのマイナーバージョンといった感じの台で、通常時は左から押さないとペナルティがあるのですが、そのペナルティを無視して変則押しをすると、コインが増えていくという攻略法。
 これは情報が流れてきたと思ったら、すぐさまホールが稼働停止にして繁華街では打てませんでした。そこで、今回は郊外店に探しに行くことに。
 寂れたホールのゴールドXを友達同士で打ち始めて、早速変則押し。まあ、そりゃ15枚役が揃いやすいですよね。今の台を打っている人はからくりやヴヴヴで常に変則押ししていると思ってください。
 15枚役が揃い続けることでコインは一向に減りません。しかし増えもしません。これは自分たちがネタの中身をきちんと知らなかったのが原因。本当は演出の種類によって打ち方を変えなくては行けなかったのです。ずーっと無駄に時間が流れていったわけですが、その最中自分の台に赤7(GOD揃い程強くないがAT確定)が降臨。これでプラスになるか…と、思ったらピロっと払い出しがあっただけで何も起きず。そりゃずっとペナルティ中ですからね…。
 
と、こんな感じで勝てもせず、負けもせずで攻略法は意外と使えなかったという感じです。どんな情報も最初に掴んだ人だけが得をするのがギャンブルの摂理。出回ってからの旨味というのは本当に薄いのです。

【今週の推定設定6】
土曜京都11R 6ファーヴェント(松山J)

前走毎日杯は内ラチ沿いを走ったメイショウタバルが勝ち、外を回したグループは同馬も含め追いつくことが出来ず。それでも2.3着には追いつけそうな着差だった。きさらぎ賞はビザンチンドリームと0.3差、東スポ杯はイーブンペースでシュトラウスと0.3差と重賞戦線では安定している。今回距離延長でいつもより少し前目に付けられれば脚を余すことも少なくなりそうで。前走よりオッズが貰えるだけOK。単勝15倍なら設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
X(旧ツイッター) @genkiakasaka

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