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叡王戦と帝王賞

みなさんこんにちは。先日の宝塚記念で馬券が的中し、完全復活した藤森です
本命◎ソールオリエンスから、3連複を絞って6点で的中することができました。
勝ったブローザホーンにも重い印を打っていたので、ドンピシャでの決まり。
2024年度の回収率が大きくプラスになりました。
この調子で夏競馬も予想の精度を上げていきたいです!

最近、将棋界で大きな話題となったのは藤井聡太八冠がタイトルを初めて失い、
七冠になったというニュースです。
フルセットでむかえた叡王戦五番勝負の第5局。
藤井聡太叡王対伊藤匠七段の将棋を僕も仕事の合間に観戦していたのですが
すごくハイレベルで、序盤の研究勝負からの新手、濃密な中盤戦、
そしてギリギリの終盤戦と、大一番にふさわしい非常に見応えのある一局に。
1手1手に込められた読みと研究の深さを感じられる将棋でした。

先手の藤井叡王の攻め、伊藤挑戦者の受けという展開になり、
藤井叡王が指した▲6六銀直という、相手の歩の前に銀を進めて、
取らせて攻めをつないでいくという手がすごくて、AIの示した最善手だったのですが、人間的にはかなり指しづらい1手なのでそれを指した時はビックリしましたね。
そしてその迫力十分の攻めをギリギリ凌いでいく伊藤挑戦者の受けも素晴らしかったです。

現在はAIのパーセンテージが中継に表示されていて、
将棋のことを詳しくわからない方でも楽しめるようになっているのですが、
AIの示した数値は藤井叡王が優勢で、評価値で言うと+1000点以上。
評価値が+1000点以上というと結構リードをしている局面のことが多いのですが、パッと局面を見ただけではどちらが勝っているかわからない難解な終盤戦でした。

結果的には逆転で伊藤挑戦者が勝ち、新叡王となるのですが、
優勢な藤井叡王に対して、“少しでも緩んだら許しませんよ”という
難解な局面を突き付けた伊藤挑戦者の勝負術が光った1局だったと思います。

これからも2人の戦いはずっと続いていくと思います。
この先の将棋界がどうなっていくのか、注目ですね。

さて、競馬の話に戻りましょう。
この文章を書いているのは6月25日(火)なのですが
6月26日(水)には大井競馬場で帝王賞がおこなわれます。
帝王賞は2019年と2021年にノンコノユメでお世話になったレース。
ノンコノユメと真島大輔ジョッキーコンビで穴を開けたあの熱い瞬間が蘇ります。

宝塚記念で流れは最高潮、ここでもビシッと当てたいですね。

◎セラフィックコール
〇ウィルソンテソーロ
▲キングズソード
△ディクテオン
△ノットゥルノ
△グランブリッジ

馬券は3連単で

◎→〇▲→〇▲
◎→〇▲→△△△

の2点と6点の合計8点で勝負します!!

かなりの読みを入れて予想をしたので、このコラムが公開される頃には
馬券を当てて完全勝利、無敵の藤森になっているでしょう!
お楽しみに!


6.26.8.00pm追記

結果は…

1着▲キングズソード
2着〇ウィルソンテソーロ
3着△ディクテオン

◎セラフィックコールは8着…。

縦目かーーーーい!!!!!

こんな縦目を引くようでは、競馬を引退するしかありません。
みなさん今までありがとうございました。

次回に続く…

ふじもりてつや
1987年生まれ。将棋棋士 五段。「迷ったら攻める」「攻めっ気120%」の棋風で知られる。映画 「3月のライオン」 前編・後編では俳優陣への将棋指導・監修を担当するなど、将棋の普及に尽力しており、自身のYouTube『将棋放浪記』は、チャンネル登録者数16.7万人を誇る(9月6日現在)。著書多数。
YouTubeチャンネル:将棋放浪記

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