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ギャンブルで勝ち切るための必須要素

 日本ダービーは横山典J騎乗のダノンデサイルが皐月賞の発走直前取り消しを帳消し、むしろお釣りが来るくらいの快勝で幕を閉じました。
 自分の本命はショウナンラプンタ。そして対抗にジャスティンミラノを据えて2頭軸のような形。ジャスティンミラノで的中率はある程度補填出来ているので、2列目は期待値でビザンチンドリーム、ダノンデサイル、シュガークンを据えて、3連複の3列目目には騎手でルメールJ、モレイラJ、川田Jを配置した馬券を組みました。結果は押さえの馬連6860円がヒットしましたが、回収率は10000円→20580円と当たった割には、といった感じに。ショウナンラプンタからの馬券を広げているだけに投資額が増えてしまったのは結果論と言えば結果論ですが、ジャスティンミラノから紐荒れ狙いだけだったらもう少しリターンがあったのは間違いありません。
 それにしてもダノンデサイルの単勝46.6倍は非常に美味しい。比較対象がアーバンシックしかいなかったと思うのですが、明らかに京成杯のゴール前ではそのアーバンシックと脚色が一緒になっていたので互角と評価されるのが妥当と思っていたところ、終わってみればアーバンシックは単勝8.3倍ですから、さすがにオッズ差があり過ぎでしたね。アーバンシックに関しては強いと認めつつも、スワーヴリチャード産駒が2400mで全く結果が出ていないことから最初から買いたくないと思っていたのですが、とあるYouTuberが本命にしてくれたことで安心して消すことが出来ました。
 良くも悪くも今の競馬界はYouTuberがオッズを動かす時代に突入しています。G1くらい大きな金額がBETされるレースにおいてもオッズの下落が顕著に見えて、影響力の強さを思い知らされています。
 競馬はオッズゲームですから、自分が狙っている馬でもオッズが付かないなら買わないのが正解。将来的には予想家の人達も自分の本命馬に加えて推定勝率を出す時代になっていくのかもしれないですね。というかその形が健全のような気もします。本命馬を出したからには絶対買わなきゃいけないというのはギャンブルとしては破綻していると思うので。オッズ下がったら買いません!っていう自分みたいな人がいるのが普通のような気がします。ま、常時メディアに顔を出す人、仕事でやっている人はそうもいかないという気持ちも分かります。自分も一応メディアに顔を出している身ですから。ここだけの話(と書いたけれど、カメラの前ではしょっちゅう言っているけど大人の都合で切られているだけ)、この店で打ったら負けだな…打たないのがベストだな、というホールで収録することが多々ありますからね。
 話が少しズレましたが、要は「情報を自分でかみ砕いて吸収する」っていうことが大事なんですね。疑いもせず情報を真に受けてしまったら同じような人に食い潰されてしまうのがギャンブルなんです。パチスロで言えば、自分が口を酸っぱくして言っている「序盤に出た情報は稼働を上げるための罠」。これですね。これを知っているだけで、俯瞰で見ることが出来るし、惑わされなくて済みます。
みんなと同じスタートラインに立っても結局は客寄せパンダにしかならないので、必ず一つアレンジを加える。この能力がギャンブルで勝ち切るための必須要素と言えるでしょう。

【今週の推定設定6】
土曜京都5R 4マギームーン(武豊J)

今年も新馬戦がスタート。去年はスワーヴリチャード産駒が大ブレイクしたが、結構適性が顕著に出る種牡馬に思えた。特に芝マイル~短距離で強く、芝長距離・ダートではまるっきりダメ。この特徴を知っていればまだ馬券では儲かる…と、思いたい。桜花賞を狙ってくる牝馬のマイル戦、鞍上もベテラン、川田Jのダノン、クラブ馬のヴェーヌドールに人気が集中しそうでオッズが貰えそうでここから狙いたい。単勝10倍なら設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
X(旧ツイッター) @genkiakasaka

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