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週末重賞展望 | 函館記念

【函館記念】

▼ 人気想定の3頭について

ローシャムパーク
評価したいのは2勝クラス勝ち。同日中山金杯と比較して時計面で上のパフォーマンスだったし、それでいて馬なりでの勝利は重賞級と言って間違いない。そもそもセントライト記念ではガイアフォース・アスクビクターモア・セイウンハーデス・ラーグルフに混ざって3着に好走していることから、昇級初戦で能力を心配する必要は皆無か。前走も詰まって追い出し遅れながら完勝と中身が濃く、ここは人気でも無印には出来ない。

アラタ
函館で3勝を挙げている点から人気を集める存在。上がりを要する競馬がベストなタイプで舞台設定は申し分無い。ただ、21年福島記念①人気3着/22年函館記念②人気6着/22年福島記念①人気3着など得意条件で人気を裏切るケースも多々。再度人気を裏切ることも想定可能。また、中山金杯の日に重賞以上の走りを見せたローシャムパークが56gで中山金杯4着の本馬が58kgなら斤量的にも不安が残る。

ドーブネ
前走はペースの割に隊列が縦長気味で結果的に前残り。1番楽なポジションからこれ以上ないほどスムーズな競馬ぶりだったため評価せず。それより前を振り返っても着順ほど評価するものが無い。近走の内容を踏まえると2000mに変わってプラス要素は無いし、ここは厳しい戦いになりそう。

上位人気についてはこんなところか。枠順次第にはなるが、現状はローシャムパークのポテンシャルを無視する気にはなれない。以下、気になる穴馬についても触れていく。

ハヤヤッコ
前走は馬場が悪すぎた。2,3,4走前とG2込みで崩れること無く走っており、能力上位。内枠を引いて中団インぐらいから差してくる形ならここも上位は見えてくる。

キングオブドラゴン

前走日経賞は不良馬場でタイトルホルダー以下は優劣つけ難く、本馬に関しては鞍上からも「この馬には馬場が悪すぎた」とコメントが出ていたように度外視出来る敗戦。2走前は相手が強すぎたし、4走前はラチに突っ込んで参考外。3走前G2日経新春杯くらい走ればここでは十分通用するし、函館記念自体ラップが緩みづらく結果的に持続力に長けた先行馬が残すことも多いため、好走するシーンは想像出来る。穴候補。

ルビーカサブランカ
前走は前が残るペース・隊列を中団後ろから進めて差し届かず。牝馬ながら57kgを背負わされていたことを考えれば悪くないはず。今回は55kgで出走できるし前走よりは差し届きそうで条件好転。内からロス無く差して欲しいのであまり外枠過ぎない方が良い。

レインフロムへヴン【抽選】
2走前府中Sは勝ちタイム1.57.8&ラスト1F11.5という超好タイム。過去に東京芝2000mを勝ちタイム1.57.9以内&ラスト1F11.6以内で走破したのはエフフォーリア・カンパニー・アーモンドアイ・レインフロムヘヴンの4頭のみ。また、勝ちタイム1.59.9以内かつラスト5F57.0以内という条件で見てみると、過去に1頭もいないレベルの走破内容だった。これは同日3歳1勝クラスや青葉賞のタイムが速いことから考えて、単純に馬場が速かったというのももちろんある。ただ、それにしても優秀なレースぶりで、流石に評価せざるを得ない印象。3走前湾岸Sでも目黒記念で僅差6着のバラジ含め次走好走馬多数のハイレベル戦で好走。4走前初富士Sも大外ぶん回しでスルーセブンシーズに0.3差なら十分強い。前走の敗戦で一気に人気を落とすならポテンシャルに期待しても。

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◆かしわうどん
21年9月に活動開始。22年中山牝馬S15番人気クリノプレミアムの的中を筆頭に安定した予想とSNS上での競馬情報発信に定評。Z世代の活動者らしく、直近ではInstagramでの発信にも力を入れている。

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