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競馬、パチスロの思わぬ地方色

パチスロの完全告知機の2大巨頭(今は沖ドキシリーズが入ってきて3大かも?)と言えばジャグラーシリーズとハナハナシリーズ。どちらもノーマルAタイプ(競馬でいうところの、単複だけってやつです)でボーナス当選時に告知が必ず発生します。前者はすべてのリールを止めた時にGOGOランプが光って告知するのがメイン、後者はレバーONでハイビスカスが点灯して告知するのがメインとなっています。
全国的なシェアをみると圧倒的にジャグラーの方が大きいのですが、全国にはジャグラーよりもハナハナの方が人気というエリアもあります。

●沖縄
そりゃそうですよね。ハナハナは沖スロ…沖縄スロットにも分類されるわけで、現地のシェアは断然ハナハナの方が上…って思っているだけで、現在はどうなってるのかわかりませんが。あと、個人的に沖縄に行ったことがないので人づてに聞いただけです。

●愛知
これは知っている人もたくさんいるでしょう。愛知は裏モノ(違法にチューンナップされた台。2000年ちょっと過ぎくらいまではあった)の聖地みたいな存在でもあって、その多くが沖スロでした。その影響からか未だにハナハナの方が人気です。ちなみに、自分が住んでいる横浜も昔は裏モノが多数あってハナハナがかなり人気ですが、シェアでいうとジャグラーの方が多くなっているような気がします。

●新潟
これが意外と知られていない。仕事でいろんな県のパチスロを見てきましたが、新潟はかなりハナハナ文化の根強いエリア。最初にホールに入った時に「あれ、愛知かな?」って勘違いしたくらいです。どういう理由かはわかりませんが、やっぱり裏モノの影響でしょうか。

パチスロを打ちに行ってとりあえず何も打てるものがないからジャグラーに座っておこうという人は一定数いると思いますが、上記のエリアではとりあえずハナハナ、のほうが正解になる可能性が高いような気がします。やっぱり地域ごとに立ち回りも変えていくべきでしょう。

地方によって変えるのは競馬も一緒。競馬場が変わると対策もガラリと変わってきます。競馬場ごとのコースの特徴を覚えるのはもはや競馬で勝つには必須でしょう。
さらに自分がローカルで注目しているのはご当地ジョッキー。有名な例で言うと函館出身の丹内Jの成績は北海道シリーズに入ると右肩上がりになる傾向が強いです。今年から同じく函館出身の鷲津Jも少しずつではありますが馬券内に入ってくるようになりました。中央場所の時と比べると明らかに活き活きしています。
そして今開催されている新潟ですが、これが意外と出身ジョッキーが多くて、現役では酒井J永野Jそして今年新たに小林美駒Jが入って3人となりました。しかし、これがあまり結果が出ていません。
じゃあ誰を狙えば…という話ですが、これはもうダントツで津村Jです。千直をはじめ新潟の芝コースでの回収率はかなり高いです。津村Jが穴をあけるパターンとしてはやはり逃げ。それも距離が長ければ長いほど。関東のジョッキーは積極性がそこまで高くないので、ただでさえ有利な逃げがより有効になってくるのではないかと推測できます。
さらに言うと、重賞でトップジョッキーが留守になったりするとさらに旨味は増します。その他にも意外と知らない傾向があったりするので、自分なりの地方色を見つけられれば新潟のハナハナ同様おいしい思いが出来るかもしれませんね。

【今週の推定設定6】

8月12日(土) 新潟11R 5マイヨアポア(津村J)

コラムでも取り上げた新潟の津村Jを推奨します。近走は二桁着順が多いですが、2走前の千直で負けた相手は後にCBC賞を逃げ切るジャスパークローネ。その時はジャスパークローネが大外を逃げる展開からマイヨアポアは追い込んでの3着。これはかなり価値があるように思えます。きちんと津村Jに戻っての参戦なのでここも期待していいでしょう。内目の枠を引いたのでオッズがついてくれれば。

単勝15倍なら設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
ツイッター @genkiakasaka

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