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魚谷流 麻雀上達法(実践編)

皆様こんにちは、魚谷侑未です。
Mリーグではセガサミーフェニックスは▲422.5の8位となっております。
火曜日の対局でボーダー争いをしているEX風林火山がデイリーダブルを達成し、6位が▲235.6となりました。
ボーダーまでのポイント差が186.9と広がり、この後10戦は厳しい戦いを強いられると思いますが、最後まで諦めず戦い抜きます。応援よろしくお願いします。

前回の麻雀の上達法(座学編)に続いて、今回は麻雀の上達法(実践編)です。

①とにかく打つ
実践と言えば、最初はなんといってもこれです。
とにかくたくさん麻雀を打つこと。
しかし、ただ惰性で打ち続けても強くはなれません。一戦一戦を大切に集中して打つこと。そして、打つ場所も大切になります。

・井の中の蛙にならない
仲間内で勝ち続けて、天狗になっていませんか?
世の中には強い人がたくさんいます。フリーで打ちに行くも良し。更に上を目指すのであれば、競技麻雀を打ちにいったり、プロを目指してみるのもいいでしょう。

・ネット麻雀で上を目指すのも良い
ネット麻雀でも上のレベルに行くと強い人と対戦する機会も増えていきます。
たくさんの強い人と打つことは糧になります。どんどん強い人と打ちましょう。

②成績をつける
これは、私が自分の著書でも口を酸っぱくして言っていることです。
人間の記憶なんて曖昧です。なんとなく勝っている気がする、なんとなく負けている気がする、なんて当てになりません。
きちんとデータとして保存して、自分の成績の推移を把握し、自身の実力がどの程度なのか知っておくことは大切です。
また、成長過程で1年前の成績と見比べて成長が実感できれば、励みにもなりますね。
成績は着順だけで構いません。それならさほど手間にもならないと思いますので、まだ成績をつけていない人は明日から実践してみてください。

③強い人の麻雀を見て質問する・強い人に麻雀を見てもらってアドバイスをもらう
自分一人で打っていると気づけないことがたくさんあります。
論理的に麻雀の解説をしてくれる人にアドバイスを貰うことで一歩成長することもあるでしょう。自分では気づけない自分の悪いところを教えてもらったり、上手い人の麻雀を見て自分と違うところについて質問してみたりと、ディスカッションしてみましょう。今まで見えなかった発見があるはずです。

④二人麻雀をする
二人麻雀とは何だろう?と思った方は、是非一度『ゆーみんの現代麻雀が最速で強くなる本』を読んでみてください。
簡単に説明すると、

1) 自分の手牌を開いて暗記する
2) 相手と手牌を交換する
3) 交互に牌をツモり、自分の元の手牌を記憶を辿りながら進行する

というパズルのようなゲームになります。
何故これを推奨するかというと、初級~中級者の方はゲーム進行中に捨て牌や相手を見ずに、自分の手牌に視線を持っていってしまいがちだからです。
ですが、上級者は配牌を見た瞬間に全てを記憶しているので、自分の手牌に目をやる機会は極端に少なくなります。そうすることで、捨て牌や相手の仕草などから得られる情報が増えるのです。
二人麻雀は、私が勉強会をするときに生徒さんにほぼ必ずやってもらいますが、最初は出来ない人でも練習するとある程度は出来るようになってきます。
やったことがない人は是非やってみてください。

以上、麻雀の上達法・座学編と実践編でした。
コラムを読んだ皆様の麻雀上達に少しでも貢献出来たら嬉しいです。

うおたにゆうみ
十段位、王位をはじめ数多のタイトルを手にしている麻雀のトッププロ。2018年のドラフト会議でセガサミーフェニックスから1位指名されMリーガーになると、2019年にレギュラーシーズンMVPと最高打点賞の二冠を獲得。その実力で「麻雀に男女差はない」を証明し続けている。
麻雀プロを志す前は騎手を目指しており、実際に競馬学校騎手課程を受験したという経歴の持ち主。
X(ツイッター) @yuumi1102

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