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魚谷流 麻雀上達法(座学編)

皆様こんにちは、魚谷侑未です。
Mリーグではセガサミーフェニックスが▲313.6で6位に浮上しました!現在なんと、セミファイナルに行けるボーダーとなっております。
とは言え、9位のEX風林火山が▲410.2と100ポイントも差がありません。
一時的に浮上して嬉しいとは言え、最終盤はまだまだどうなるかわかりません。
激しいボーダー争いをしていますが、チームみんなで切り抜けていきたいと思っております。引き続き応援よろしくお願いします。

今日は、藤森哲也さんの「将棋上達法」の記事をリスペクトして、私も麻雀の上達法を記事にしていきたいと思います。

① 戦術本を読む
やはり、座学の代表的な事と言えば、本を読むことですね。
麻雀の場合、たくさんの戦術書があるので、自分の気になった本は少しでも多く読んでみてください。
私も何点かオススメの戦術本を紹介します。

1. ゆーみんの現代麻雀が最速で強くなる本 魚谷侑未著
まずは自分の本の紹介ですみません(笑)。
この本を出したのは今から10年ほど前になりますが、未だに麻雀の基本を学ぶ本としては自信を持ってお勧め出来ます(編注:2020年に改訂版あり)。
リーチ判断や、降り、鳴き判断など実践的な事も書いてありますが、売りは〔メンタルの章〕です。麻雀中に自信を無くしてしまう方は是非とも一度読んでみてください。

2. 麻雀傑作「何切る」300選 G・ウザク著
所謂「ウザク本」と言えば、このシリーズの青い本です。
基本の何切る問題なのに、これがなかなか難しい。
私が教室で生徒さんに一番オススメする本はこちらの本です。2/3以上正解率があればいいと思います。読んだことのない方は是非読んでみてください。

3. 令和版 現代麻雀 押し引きの教科書 福地誠著
先ほど紹介したウザク本が何切る本だとしたら、こちらは押し引きの基本が学べる本です。
10年前から現在にかけて、セオリーも少しずつ変化してきていると思いますが、こちらの本は現代の押し引きの基準を教えてくれます。
押し引きに自信のない方も復習したい方も是非読んでみてください(編注:文庫版あり)。

② 麻雀対局を見る
Mリーグが流行り、麻雀観戦も主流になってきましたね。
ただ何となく見るだけでは勿体ないので、強くなるという目標を持って麻雀対局を見るなら、一人の視点で観戦してみるのはどうでしょうか。
麻雀プロの中で自分の「心の師匠」を決めるのです。
師匠と自分の切る牌が違う時はメモして後ほど巻き戻して見直してみる。理由などを考えながら巻き戻してみると、自分の麻雀の間違っているところがわかったり、足りないものが見えてくるかもしれません。

③ ネット麻雀で対局後、麻雀AI(NAGA)で解析してみる
将棋のようにAIが全て正しいとはまだ言い切れないかもしれません。
それでも、平面何切る(編注:自分の手牌だけを見て選ぶ“何切る”を指す。他家の捨牌や副露、立直などの状況も提示した上で選ぶ“何切る”は立体)の正解率はかなり高いですし、押し引きなども参考になります。
自分の牌譜を上手い人に見てもらうのはもちろん効果的なのですが、頼める人が周りにいるか、というとなかなかいませんよね。
そんな人は是非NAGAで分析をかけてみてください。

ということで、今回は座学編でした。次回は実践編をお届けしたいと思います。お楽しみに。

うおたにゆうみ
十段位、王位をはじめ数多のタイトルを手にしている麻雀のトッププロ。2018年のドラフト会議でセガサミーフェニックスから1位指名されMリーガーになると、2019年にレギュラーシーズンMVPと最高打点賞の二冠を獲得。その実力で「麻雀に男女差はない」を証明し続けている。
麻雀プロを志す前は騎手を目指しており、実際に競馬学校騎手課程を受験したという経歴の持ち主。
X(ツイッター) @yuumi1102

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