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山本昌のPOG推奨馬5頭

今年もダービーが終わりました。

競馬に興味を持ち、馬券を買い始めて、仕事として競馬と携わるようになっていくにつれて、ダービーの重みは増していきました。まさにホースマンの“夢”。幸運にも、3年前に出資馬のシャフリヤールでダービーを勝つことができましたが、時間が経てば経つほど、本当に奇跡のような出来事だったと感じています。

POG直球勝負2024-2025で対談させていただいた藤田オーナー×矢作調教師のタッグがダービーに送り出したシンエンペラーは3着。スローペースで先行馬が有利だっただけに、9番手からグイグイ伸びてきた末脚には目をみはるものがありました。7番人気と評価を落としていましたが、そこはさすが世界の矢作調教師ですね。
レース後、凱旋門賞を目指す意向であると談話が出ていましたが、凱旋門賞馬の弟ですからね。適性は十分にあると思うし、それを見越して買われた馬でもあるでしょう。
対談の中で藤田オーナーは、「自分の馬をウマ娘に出すのが目標」とおっしゃっていましたが、「凱旋門賞馬としてウマ娘に登場!」なんていうとんでもないドラマが観られるかもしれませんね。

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さて、ダービーが終われば2歳馬のデビュー。2025年のダービーを目指す戦いが始まります。
POGのドラフトも佳境を迎えているのではないでしょうか。
そこで今回は、前回のコラムのラストでも少し触れましたが、私が注目している2歳馬を何頭か紹介したいと思います。

エリキング
父/キズナ
母/ヤングスター
牡・中内田
今年のドラ1候補です。『競馬王のPOG本』の牧場取材で実馬をみせていただきましたが、素晴らしい馬でした。既にゲート試験にも合格しており、早期デビューが濃厚。私の出資馬にとって、強力なライバルになりそうな存在です(笑)。

ショウナンザナドゥ
父/キズナ
母/ミスエーニョ
牝・松下
取材でノーザンファーム空港に伺った時には既に本州へ移動してしまっていたのですが、事務局の方が「(実馬を)観てもらいたかった」ととても残念がっていました。今週末に早速デビューする予定なのでレースぶりに注目です。

クロワデュノール
父/キタサンブラック
母/ライジングクロス
牡・斉藤崇
シャフリヤールを育成した佐々木厩舎長から期待馬として名前が挙がった一頭です。6月の東京開催でのデビューが決まっているのですが、関西馬で敢えて東京に遠征させるというところにも、この馬への期待度の高さが表れている気がしています。

スパニッシュソング
父/ドゥラメンテ
母/スパニッシュクイーン
牝・中内田
G1レーシングの馬で、募集時には当然、指名候補として検討しました。このお母さんは、どこかで大物を出しそうな気がするんですよね。最終世代のドゥラメンテ産駒というのも魅力。ドラフト中盤以降で「牝馬をもう1頭入れたいな」という時にオススメです。

ソリスクラヴィス
父/ヘニーヒューズ
母/クラーベセクレタ
牡・西園正
最後は、クラブのレポートを熟読して浮かび上がった穴馬を。かつてはメジャーエンブレムがこのパターンでした。「隠し球」と言うか、ダート要員ですね。ヘニーヒューズ産駒で、6月東京のダートデビュー狙いとなると、アマンテビアンコの姿を重ねてしまいます。

以上5頭、人気どころから穴っぽいところまで選んでみました。指名馬選びで迷っている方、指名候補が取られてしまった方の参考になれば幸いです。
(次回更新は6月11日)

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