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補講33 “運”の要素と予見できる「不利」

みねたの補講とは、6月21日に上梓した単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』をテキストに、より深く語りたい部分、重要なので強調したい部分などを取り上げて解説していくコラム。

今回も、フェブラリーSを題材に、馬券で勝っていくための考え方を解説していきます。

このレースで私は、◎11キングズソードとして不的中に終わりました。11キングスソードは3着からハナ、1/2の差、タイムにして0.1秒差の5着。もし、3着に届いていれば、ワイド36.0〜37.8倍が的中しており、それだけでプラスです。

レースをご覧になった方はお分かりだと思いますが、11キングスソードは直線で12スピーディキックに蓋をされる格好になり、スムーズに追うことができていません。
単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』で書いた通り、競馬というのは、1000m以上走って0.1秒の世界で競う競技。ちょっとしたロスの有無で着順は簡単に入れ替わります。このレースの11キングスソードとて、スムーズに外に出して追えていたら3着、いや2着まであっても、全く不思議ではありません。

ただ、本稿では、そんなタラレバを言いたいわけではありません。この5着は、いわゆる“運”の領域で、3着だったか5着だったかは、結果論なのです。そして、競馬というのは、そうした無数の“運”の積み重ねの上に成り立っているのです。

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