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騎手になるのが夢だった

皆様初めまして。
日本プロ麻雀連盟・Mリーグではセガサミーフェニックスに所属している魚谷侑未(うおたにゆうみ)と申します。
気軽にゆーみんとか、魚ちゃんとかニックネームで呼んで下さったら嬉しいです。

初めましての方も多いと思いますので、まずは簡単に自己紹介をさせてください。
1985年11月2日生まれ。新潟県柏崎市出身です。
中学二年生の頃、競馬の騎手になりたいと思い、中学三年生でJRA騎手課程を受験しますが、あっさり不合格。
高校に進学するものの、夢を諦めきれず、卒業後もう一度騎手を目指し、乗馬教室で研修生をやるも挫折。
その後、地元に戻り麻雀と出会い、麻雀プロを志した…という経緯があります。

今回、コラムのお話を頂いて、不安な面もありますが、過去の経験や、今現在仕事としている麻雀プロとしての生き方のお話などをしていけたらなと思います。
宜しければお付き合いください。

では、初回ということで、過去の競馬の思い出から書いていこうと思います。

競馬との出会いは、いつのことだったでしょうか。
小学生の頃、週末になると父親がグリーンチャンネルで競馬をいつも見ていました。
競馬新聞を片手に競馬を見る父親にむかって「じゃあ私は、今日はこの馬にする!」と、自分の推し馬を決めていました。
父親が日刊競馬を買っていたので、自分も競馬新聞を買うときは今でも日刊競馬です(笑)。

とある日、自宅に漫画が増えていました。
「風のシルフィード」です。
今でも風のシルフィードを読んだ時の衝撃は忘れられません。
様々な出来事を経て、成長していくシルフィードと駿。色んな人の想いを乗せて走るレース。勝った時の感情。一つ一つのシーン全てが羨ましく、私もこんな風になりたいと思いました。

人の夢を乗せて騎手として走りたい!!

子供の頃から、動物が好きで、スポーツ少女。そして、ゲームなどで勝負することが大好きだった私。
客観的に見て「騎手」という職業は向いているのではないか--。

この時の私にもう少し知恵があれば、と思います。もっと騎手になるための最善の道を歩んでみたかったな、と。
当時の私は「減量する」ことくらいしか、やらなきゃいけないことが思いつかなかったのです。
両親に頼み込んで、乗馬クラブに通わせてもらうとか。
騎手になるために必要な筋トレメニューを組むとか。
出来ることはたくさんあったはずなのに、私は最善の道を歩めなかったのです。

続きのお話は、また次回。
(次回更新は7月20日になります)

うおたにゆうみ
十段位、王位をはじめ数多のタイトルを手にしている麻雀のトッププロ。2018年のドラフト会議でセガサミーフェニックスから1位指名されMリーガーになると、2019年にレギュラーシーズンMVPと最高打点賞の二冠を獲得。その実力で「麻雀に男女差はない」を証明し続けている。
麻雀プロを志す前は騎手を目指しており、実際に競馬学校騎手課程を受験したという経歴の持ち主。
ツイッター @yuumi1102

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