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負けた理由


 7月のパチスロ収支は-20000円となってしまいました。今年月間マイナスが出るのは1月ぶりで2回目。額は微々たるものですが、これだけ稼働していること、100万円勝つ月もあることを考えると何かしら大きくズレていると考えたほうがいいかもしれません。

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」
松浦清(江戸中・後期の大名/肥前平戸藩主)

ギャンブル的な座右の銘として自分がいつも芯に置いている言葉です。やはり、負けた時には何かしら理由があるのは明白。ギャンブルをただの運ゲーで終わらせないためにも、これを機会に少し負けた理由を考えていきましょう。
 
パチスロで負けるパターンは大きく分けて3つ。

●高設定が入ってないホールで高設定狙いをしている
 高設定が入っていないホールでいくら高設定を探してもありません。当たり馬券がない競馬をやっているようなものです。高設定狙いをした場合は必ず答えあわせをしておくべきでしょう。あと、朝の抽選を受けた場合は明確に狙い台、狙った機種に座れなかった場合に撤退出来ているかも重要。適当に打っている場合は既に全部ハズレという状況もあり得ます。

●天井狙いで打つときのボーダーが緩い
 今は天井狙いの期待値が誰でも検索できますが、出率100%ギリギリの所を打っても長い目で見ると時間の無駄。十分な期待値が見込めるところから打つのが肝要です。

●収束させるだけの試行回数を重ねていない
 これが現在の波荒パチスロシーンで新たに考えなければいけない要素と言っても過言ではありません。昔のパチスロは高設定を掴めばある程度収束してくれていたのですが、スマスロになって以降、1日程度のゲーム数(フルにぶん回して9000~10000G程度でしょうか)では明らかに収束しにくくなってきました。なので、それを収束させるためにも数をこなさなくてはなりません。少ない試行回数では結果が出ないことが多々あるということを頭の中に入れておくべきです。

では今月の収支を機種別に細分化してみましょう。

マイナスになったのはこの3機種でした。
モンキーターン5は強い日でもう当たりが見えた後に座ったので致し方なしといったところ。おそらく設定4.5あたりだったと思われます。
ゴジエヴァは高設定狙いで朝から。結果的に高設定は入っていませんでした。これは完全に失策。加えて、自分がゴジエヴァの知識が薄いこともあって押し退きのラインが曖昧だったようにも感じます。これは猛省案件。
チバリヨ2は自分のメイン機種の一角。なので必然的に打つ機会は多いのですが、収支はご覧の有様。負けた理由としてはコンスタントに天国(連チャンモード)には入るものの大きく出玉が伸びないのが原因。と、見た目ではそういう理由になりそうですが、これはホール側の平均設定が下がってきているのも一因のような気がします。スマスロは長い目で見ると出玉が設定に起因している(5号機ATは設定差があまりないものが多かった)と考えていて、それが上手い具合に隠されているので普通の人は「連チャンしないなあ」で済ませてしまうことが多いのです。だからこれだけ長いスパン(といっても1ヵ月ですが)で不調が続いた場合はまず根本である「設定」を気にするべきなのです。特にチバリヨ2は他のAT機と比べて「特定の設定が確定する演出」が搭載されていないので、もっと注意を払う必要があります。

こうやって負けている部分を見ているとやっぱり理由はあるな、と感じます。まず手っ取り早い修正としては「チバリヨ2で押し過ぎない」でしょうか。あとは高設定が入る機種をしっかり見極めること。今は似たようなマシンが多いので、その中で人気(稼働)がキープされる機種をしっかり把握しておく必要があります。人気がない台に設定を入れてテコ入れをするという意識は、ほとんどのホールが持ち合わせていないので最初からノーチャンスという機種も少なからずあります。その機種を避けるだけでもマイナスを減らすことが出来、高設定に座れる可能性はアップするでしょう。

【今週の推定設定6】
土曜札幌3R 10ローゼンモンターク(西村J)

新馬戦、2走目の前走ともにスローで脚を余しての敗戦。前走は12着の馬までが以降どこかで馬券になっていて、勝ち馬を含めて5頭が勝ち上がっている超ハイレベルレースで敗戦もやむなしと言ったところ。距離を延ばすにつれポジションも上げられていて、さらに今回延ばして前目のポジションが取れれば。先行意識の高い西村Jに乗り替わるのも好材料。単勝10倍もらえれば設定6でしょう。

赤坂テンパイ
パチスロライター。勝負にこだわった店選び、立ち回りを披露する“ガチ系”。勝ち負けをズバッと言い切るトークが持ち味。「狭く深く」が信条で一度ハマったギャンブルはとことんやりつくす。著書に『赤テン 巻一』『勝負師の一打~赤坂テンパイの流儀~』(原案・取材協力)。
X(旧ツイッター) @genkiakasaka


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