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私はネイルに生かされている

 男性は女性がネイルをしているのが嫌い!という風潮が昔から根強くあると思っていました。一番多いイメージは”家事をしなさそう”ってことなのでしょうか。メイクしてるよりすっぴんの方がいいと言われるように、なんとなく男性は女性が飾っていないナチュラルなところを好むという思考が一般的なのかなと肌で感じていました。
 しかし最近は男性も爪のケアをしたり、スキンケアやメイクも取り入れていたりと、ジェンダーレス化すると共に昔の風潮が少し変化してきたように思えます。その証拠に最近女性だけでなく男性も私のネイルをみて「かわいいね!」と言ってもらえる機会が増えました。”家事が出来ない爪”ではなく、家事もするからこそ爪の先まで綺麗にしていたい!という気持ちが認められたようで嬉しくなりました。褒められると私の2%しかない自己肯定感も上がるので助かりますね。

 私がネイルアートに興味を持ったのは小学生の頃。オシャレしたい!メイクしたい!という気持ちはあっても母のメイク道具をこっそり借りて背伸びするのが精一杯だったあの頃、最初にマニキュアを手にとりました。カラフルでキラキラしてて、爪に塗ると一気に華やかになる。大人の女性の仲間入りできた!というワクワク感があったのを今でも覚えています。
 中学生になる頃にはかなり凝ったネイルアートまで進化していて、何色も使い分けて色を塗ったり爪に文字を書いたりと細かいデザインにまで手を出していました。今みたいにスマホでやり方を調べるなんてこともまだ出来ないガラケー時代ですから(笑)。完全に自己流でかなり個性的な爪をしていた10代でした
 このお仕事を始めてからは、安易にネイルが出来ない現実に直面します。例えば自分は真っ赤なネイルをしたかったとしても、明日はグラビアの撮影!となると、落ち着いたベージュや淡いピンクのネイルにしなければならない。自分でやりたいネイルをできる時間が限られてしまい、今日塗ったのに明日には落として…を繰り返すのはつまらないな〜と思い、いつしかネイルから遠ざかってました。
 でも今は派手なネイルをしていても大丈夫なお仕事も沢山あるし、ドラマや映画の期間だけネイルを変えるというスケジュールを自分で決められるので、「ネイルができる!」と思い、ネイルをやりたい欲が沸いてきたので挑戦しました。しかも小学生の頃と違ってアイテムも自分で自由に買えるし沢山調べて自分のやりたいようにやることが出来る。気づけばサロンが開けそうなくらいの道具の数になっていました(笑)。

天野のネイルを置いておきます。

 10代の時はマニキュアという、除光液ですぐ落とせるものでしたが、今はジェルネイルをしています。樹脂でできたネイルをライトで硬化することで簡単に剥がれなくなり、1ヶ月ほど楽しめるのがジェルネイル。その分手間もかかるので今はまだ自分で両手を仕上げるのに約3時間ほどかかります!!というのも、塗るのは簡単なんですが、塗ってからライトで固めるという一手間が地味に時間かかる。凝ったデザインをするために何度も重ね塗りをしたり、パーツを固めたりするのにどんどん時間を使うので気づけば朝…なんてこともしばしば。
 でもそれがめっちゃ楽しいんです♪何時間もかけて完成したネイルを見るだけで心がウキウキ。明日地球滅びろ!とネガティブな私ですが、明日このネイルを誰かに見せたい!と思って眠ることが出来るので、私は今ジェルネイルに生かされています(笑)。いろんなデザインを楽しみたいのでどれだけ綺麗に仕上げても1週間ほどで変えてしまうのが欠点ではありますが…。今はこの時間が私の癒しですね。次はどんなネイルにしようかな〜?

 先週は注目の一戦、桜花賞でしたね。どの馬を本命にするの?と沢山聞かれましたが、本当に迷った結果、結局私が軸にした⑧コラソンビートは16着に敗れてしまいました…。しかしステレンボッシュの末脚は見事!例年桜花賞はそこまで荒れていないので、私の期待するレースではなかった…という負け惜しみを言っておきましょうか(笑)。
 その代わりと言ってはなんですが、6日の中山3Rでは私の本命①ショウナンハルクが3着に入り、3連複がバッチリ的中!しかも2着に入ったのは⑧ナムラカメジロー。正直注目していた馬ではないですが、8ー10ー14の理論で買い目に入れたから的中できたわけです。最近この法則のおかげで的中できていることが多くて嬉しい。4920円と大きな配当ではないですが、ブレずに買うことで生まれた的中ほど鼻が高いものはありませんからね。競馬もネイルも自分なりの凝り方で楽しんでいきたいと思います!

あまのまな
2019年7月に行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで村田諒太選手が王座を奪還した際に涙を流し、「涙のリングガール」として一躍話題に。リングガールの他、グラビアや女優、パチンコライターとしても活躍。2022年にファースト写真集「なまのまな」(ワニブックス)が発売になった。
6月17日に東京競馬場で行われた「初心者向け競馬教室」や同25日に中山競馬場で行われた「宝塚記念スペシャル予想検討会」に出演するなど、競馬関連の仕事も増えている。
X(旧ツイッター) @akaringo_mana
公式サイト https://www.amanomana.com

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