パチスロも競馬も初代を超えるのは難しい
今年に入ってかなり打ちこんでいるのが「吉宗ライジング」というマシンです。「吉宗」という名前はパチスロを打っている人なら聞いたことがない人がいないくらいビッグネームですが、振り返って見ると初代以来ヒットと言えるマシンは出ていません。
「新・吉宗」…ノーマルA+RT。ビッグ消化中の青7揃いで100Gor300GのRTに突入するが、300Gが100Gに降格する可能性がある仕様が受け入れられず。
「吉宗」(5号機)…5号機AT機。ループ率管理や差枚数管理などいろんな要素を詰め込みまくった結果どっちつかずといったイメージ。後に出る出玉に特化した「吉宗・極」の方が荒くて受け入れられそうだったのだが、導入台数が少なすぎてお目にかかるのも難しい一台に。
「吉宗3」(6号機)…6号機初頭にありがちな設定6モロバレの機種で相対的に低設定が打たれずに結果短命で終わる。
吉宗の名前を付けられたマシンはこのあたりですが、スピンオフ的な「爺サマー」やパチンコの吉宗なども出ています。しかし、どれも初代吉宗を超えることは出来ていません。
基本的に「後継機は初代を超えることが難しい」という持論があるのですが、その理由を考えてみると
●初代を作った人がもういない
●初代は当時の最高スペックだった
この2つが大きいような気がします。メーカーの社内人事はよくわからないのですが、人伝に初代を作った人はもういない、どこどこにヘッドハンティングされた、自分で会社作ったというのは業界内では良く聞く話です。後者のスペックの話は時代背景でいろいろ変わってくるという話です。吉宗が出た当時、吉宗はストック機の中でも最も尖っていた台だったので人気があったのです。それをしょっぱいノーマルAやショボいAT機で出されても「これは違うな」と思われても仕方のないことです。
そういった流れがありながらの「吉宗ライジング」です。自分も最初は期待していませんでした。とりあえず1回は触っておくか…といった感じなのですが、AT継続ジャッジで爺を選択した時に衝撃が走りました。初代同様レバーONと同時にAT継続が告知されるのですが、強烈な光と音はもちろん、真正面からとんでもない勢いで風が吹くです。これはさすがにビックリ。年配の方がビックリし過ぎて倒れないか心配になるレベルです。もちろんただの演出であってギャンブルの勝ち負けには関係ないのですが、クセになる演出があるというのは稼働が上がるということでもあるので、台の良し悪しを考える上では大事なポイントなのです。良台には「これが見たい!」というものが大概あるものです。
もし打つなら
●天井(設定変更後・AT単発後は800G それ以外は1200G)まで残り500Gの台
これを探してATが当たるまで打ち切るだけでOK。風を浴びた感想をお待ちしています。
後継と言えば競馬はブラッドスポーツなので、常に後継が出てきます。しかし、偉大な父を超える存在というのはやはり簡単には出てきません。
最近で父を超えた存在としてパッと思い浮かぶのは
●サンデーサイレンス→ディープインパクト
●ブラックタイド→キタサンブラック→イクイノックス
この流れくらいでしょうか。種牡馬として繋養されてからの年数を考えるとキタサンブラック→イクイノックスのラインは異常と言っても過言じゃありません。
ディープ産駒はもう父は超えることが叶わないでしょうが、後継種牡馬の数は圧倒的。ここから種牡馬として父を超える存在が出てくるかもしれませんが、その後継を見ていると、母父米国型が非常に多い。ディープ×ストームキャットのようなニックスがディープ産駒の後半の方ではゴロゴロいましたしね。その母父の影響なのかはわかりませんがやたら
「牡馬牝馬でタイプが違うのが多い」
キズナ、サトノアラジン、ミッキーアイル、エイシンヒカリ、ディープブリランテ、ダノンバラード、このあたりの産駒牝馬は芝、牡馬はダートというイメージになりつつります。世間のイメージではディープ産駒=芝で売れるでしょうから牡馬でダート替わりのディープ産駒は少し気にしてみてください。
【今週の推定設定6】
京都2R 2カチドキ(田口J)
ディープ×ストームキャット系産駒の牡馬のダート替わり。新馬戦はホープフル4着のアドミラルシップ組で超スローを最後方からではやむなしといった感じ。それでも0.9差なら能力はありそう。2戦目は何かと話題のモリスJと手が合わなかったか。田口Jに乗り替わって貫太ブーストが炸裂すれば馬券内があっても。
単勝30倍なら設定6でしょう。
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