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乗馬が下手すぎる件について

皆様こんにちは、魚谷侑未です。
今日は【魚谷侑未の乗馬の才能がどれだけなかったのか】を書いてみようと思います。
麻雀プロとして、器用そうな(?)印象があるのか「魚谷さんは競馬の世界に行っても成功していたと思いますけどね」なんて事をちょこちょこ言われます。
否定するのもあれなので、いつも「あははー、ありがとうございますー」なんて言っていますけど、絶対にそんなことはないと断言出来ます。

だって、一番大切な馬術の技術が酷すぎでしたから

というわけで、今回のテーマは、“乗馬クラブの研修生時代に私がどれだけポンコツだったのか”についてです。

1 そんなに落馬する!?
まずは一つ目。私、比喩じゃなく本当に毎日落馬してたんです。もうね、きっと三半規管が弱かったとしか思えません。
先生が、普通のレッスン生にはあまりさせない事も私に挑戦させていたとはいえ、落馬しすぎじゃない?ってくらい落馬していました。

・アブミ(足を載せているところ)なしで乗る
・鞍をつけずに裸馬で乗る
・馬の進行方向と逆で乗る
・馬の上に立つ

などなど…

チャレンジする度に落ちていました。
全部難しいことかもしれないけど、才能のある若い子とか、先生とかは簡単にやってのけることだったのに、私は全く出来ませんでした。
特に、アブミなしと鞍なしは騎手になる人は簡単にこなせないとダメですよね…
何一つ出来ず毎日しょんぼりしながら葛藤する毎日でした。

2 そんなに馬に馬鹿にされる?
馬って、とても賢い生き物ですから、この人には従わなければいけないのか、従わなくていいのかわかるんです。
馬との関係値を築くためには主従関係が大切です。
なのに、私ときたら、全然馬をコントロール出来なくて、馬鹿にされてばかりでした。
ミニチュアホース(競走馬よりとても小さい子。ポニーより小さいです)によく乗るように言われて乗っていたのですが、特に馬鹿にされて制御できずによく柵に突っ込まれて落とされていました。もちろん先生が乗るとシャキっとしますし、言うことをよく聞きます(多分怖いのだと思います、笑)。
はぁ…中学生のころに思い描いた馬との関係ってこんなんじゃなかったのにな、とこちらもまたしょんぼりしていました。

3 作業が遅い
馬って毎日の手入れが結構大変です。その中でも厩舎掃除は馬がたくさん居たら居るだけ時間もかかります。
慣れている人が1厩舎10~15分で終わるところを、私は20分以上かかっていました。
慣れの問題もあるかもしれませんが、とにかく遅い!
自分なりに一生懸命やっているのに…

とにかく何をさせても劣等生でした。
劣等生状態で1年間研修生するのはメンタル的にはなかなかしんどかったです。
やはり、好きなことと向いていることが一致しないこともあります
私は今、好きな上に恐らく向いているであろう麻雀の道に進めて幸せです。
競馬の騎手になる夢は叶いませんでしたが、自分の好きなことを仕事に出来ている今を精一杯生きていきたいと思います!

うおたにゆうみ
十段位、王位をはじめ数多のタイトルを手にしている麻雀のトッププロ。2018年のドラフト会議でセガサミーフェニックスから1位指名されMリーガーになると、2019年にレギュラーシーズンMVPと最高打点賞の二冠を獲得。その実力で「麻雀に男女差はない」を証明し続けている。
麻雀プロを志す前は騎手を目指しており、実際に競馬学校騎手課程を受験したという経歴の持ち主。
X(ツイッター) @yuumi1102

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