逃げ道を作るな。

人間は、逃げ道があると、逃げるという選択肢が常に上位に来ます。

うまくいかない、どうしていいかわからない。という状態になると、その選択肢は「簡単に」に一番になります。

後々、考えてみてもなぜあの時、逃げてしまったのだろうと自分でも不思議に思うほどに逃げてしまいます。

極端な例ですが、
職場に、さほど強そうでもない強盗が、やってきました。

よくよく考えたら、回し蹴り1発で倒せそうなのですが、自犯人側でなく、自分側に非常口のような、出口があるとどうでしょうか？

まず逃げることを考えてしまいます。

（もしかしたら、いつでも逃げれるという安心感で、ちゃんとした思考ができる可能性もあります）

千代田区にある、ある企業の話ですが、
毎年、新入社員として、大卒を50人程度雇うのですが、１ヶ月後には40人。３ヶ月後には25人になります。

その企業の社長から相談を受けて、次の新卒採用は、そのような事態にならないようにしたい。というミッションを受けました。

まずは、夜逃げ同然に退職したメンバーと会話しました。
するとどうでしょう。

ほとんどの方が、逃げたことを「後悔」していました。

そして、なぜ逃げたのか「わからない。」とも言っていました。

心が弱っている時に、そういう判断をしたことを後悔しているメンバーが多い事実と、

その後の人生において、逃げ癖がついた。というメンバーがとても多かったです。

ここから学べるのは、

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◯やめるという判断、逃げるという判断は、自分の心が弱っている時にはやらない。
◯心が弱っている時の決断は、必ず後悔がつきまとう。
◯一度逃げると逃げグセがつく
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5年も10年も頑張って、それでも芽が出ないのであれば、またアドバイスも変わってくるけど、

まずは、勝って堂々とやめよう。勝ってからやめるのと、負け逃げとは、まるで違うと教えています。

先日も、負けという渦に勝手に巻き込まれているスタッフから、退職の意思を企業に伝える際に、企業側から同席を頼まれたので、私も同席しました。

なぜか進行も頼まれたので、いつも通り進行しましたが、

負け逃げの特徴は、退職理由がとても変です。
そもそも日本語として成立していない事もあります。

より具体的に、より具体的に、紐解いていくと、退職する必要性がないことに気づいたり、退職する理由がなかったりします。

とにかく逃げたいのです。

自分の中で逃げ道をつくらない。
逃げ道なんて存在しないと思え！

講演会でもよく伝えています。涙を流しながら聞いてくれる人たちもいます。

今が辛い人に、頑張れとか逃げるなというのは酷と思う人もいるでしょう。

でも、逃げなかった自分は必ずバージョンアップし、小さな勝ちを積み重ねれるようになり、大きな勝ちを作れるようになった時、

ああ！あの時逃げなくてよかった！

と逃げない環境を作ってくれた人たちに感謝すると思います。

今日の、この瞬間から、逃げ道があるという思想を絶って、人生から逃げずに、前向きに生きましょう。

もしかしたら空の色も変わって見えるかもしれません。

前向きは、全ての原動力。

今日もがんばりましょう！

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