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僕のiOSDC Japan 2024を終わらせる #iosdc

クロージングで長谷川さんの最後のアナウンスにありました。
毎年恒例ですが「ブログを書くまでがiOSDC。」
「終わらせる必要ある?」と思ったりもするんですが、終わらせないとタスクをずっと持ち続けるもやもやが残りそうな気がするので、一旦Doneに持っていきたいと思います。

公開フィードバック

iOSDCなどのカンファレンスのサポートページであるforteeにフィードバックを送る機能があるんですが、せっかくなので公開フィードバックをしようと思います。とりあえず参加したセッションだけ。

App Clipやらなきゃなー、と思いながらどういう風に活用するといいのか難しいなと思っていたところに、こういう風に活用すればいいんじゃないかと、提案していただきました。
開発中のデザイン確認などが気軽にできる世界が来ると確かに便利かもと思いました。

iOSは低レイヤーのAPIから高レイヤーなAPIまで幅広く用意されていますが、高レイヤーなAPIは複雑な処理を秘匿して扱いやすくなっています。その分深い知識や工夫が不要で便利な反面、詳しく知らないが故に苦労することもあったりします。このセッションでは普段はAVPlayerなどで楽をするところをあえて低レイヤーのVideoToolBoxを利用して動画再生にチャレンジした様子を発表していただきました。
出力されるフレームの順番に気をつける必要があったり、音声との同期を頑張る必要があったりと、苦労しそうな点が色々ありましたが、苦労を乗り越えたことで得られることも色々とありそうだなと感じました。

副業で手伝っている案件で、パフォーマンスが気になるところがあり、どうすればいいかなと悩んでいたところでパフォーマンス計測のセッションがあり参加しました。
こちらのセッションを参考にアプリにMetrixKitを導入できたので、とても助かりました。

地図アプリも割りと歴史が深くなってきて、AppleでもMapKitを利用すれば簡単に地図アプリを作成できるようになっています。ただ、実際に地図の描画をするための方法はなんとなく知っていても、実際にやったことはないので、雰囲気しか知らない状態だなと思わされました。このセッションでは公開されている地図の画像データを活用して、現在位置とのマッピングを行ったり、拡大縮小機能を自分で作ったりすることで、地図アプリの雰囲気をより詳細に理解できるような発表でした。

僕もDocKitに対応したInsta 360 Go Flowを購入したので、「何かやらなきゃ」とは思っていたのですが、実際に行動には移せていないのですが、実アプリで動かしながら「こんなことができる」というのが分かるような発表でした。
何かやらなきゃなぁ。

プライベートAPIの見つけ方や利用方法についての発表でした。ただ、プライベートAPIは利用してリリースするとリジェクトのリスクがあるので、基本的には開発に役立つようなものを利用するに留めておいた方がよさそうです。

「Mergable Libraryというものが出たんだな」と思ってはいたものの、それがどういうものがよく分かってなかったので、Mergeble Libraryがどういうもので、どういう特徴があるのかを発表しつつ、実際にたくさんのパッケージがあるアプリで動作させてみた時に計測してどうだったかというのが分かる発表でした。

空間ビデオを作るのに興味はあったのですが、それをどうやって作るのか、どうやって表示するのかは分かっていなかったので参加しました。
ここでは空間ビデオの仕組みから、実はVision Pro以外にもVITURA OneなどのXRグラスでも閲覧ができることを教えていただきました。

来年の春にiPhoneにマイナンバーカードが搭載されることがアナウンスされましたが、そのための技術仕様についての雰囲気が掴める発表でした。

一つ前の発表とも近いですが、こちらは実際に海外では始まっているeIDのサンプルなども交えて、より実践的な発表となっていました。

タイトルを見て「確かになんでだろ」と気になっていたLTでした。振り返ってみるとWindowsなどのGUI OSが出てきた頃の名残などもあり、おじさんホイホイな発表でした。

ルーキーズLTなのに完全にプロの犯行でした。作曲なんてほぼやったことないけど、確かに理論を理解してからやれば一歩踏み出すことはできそうと思わされました。

Typed throwsが出るとなった時に、どうするといいんだろうと漠然と思っていたことを、明確に言語化されていました。
「基本的には使うべきではない」ということを理解しておくだけでも聞いておく価値があったセッションでした。

ガジェットがあれば遊び倒すような姿勢がまさにエンジニアだなぁと思ったLTでした。iPad向けアプリを作っているはずが、Vision Proでもちゃんと動いている様子はすごかったです。側から見たら、何もないところを叩いてるのに音が鳴る、そんな世界が来ているだなと思うとすごい時代になったなと改めて感心しました。

「Data型は0から始まらない」なんとなく当たり前だと思っていたことが全然当たり前じゃないことがあるんだなと気付かされたLTでした。DataのIndexがIntなのが良くないという意見があり「確かに」と納得しました。

Swift自体にコントリビュートしたりする「わいわいswiftcコミュニティ」が2019年に企画してくれたワークショップを5年の時を経て挑戦したことを発表していただきました。当時はそのまま動作したものが、今はライブラリの構成が変わってしまって動かないなどの問題を乗り越えながら、Swiftの型システムに挑戦するのがすごいなと思いました。

僕が残したコード(負債)を活かしつつ、UndoManagerを導入するまでの格闘を発表していただきました。資料の文字がデカくて笑った。
過去に僕が発表した資料が役に立ったと言ってくれて、公開ドキュメントとして残してよかったなぁとは思いました。
色々負債が残っているとは思うけど、引き継いで進化させてくれて感謝しています。

シングルトン(インスタンスが一つしか存在しないデザインパターン)のはずなのに、複数存在することがあるという、「そんなバカな…」という内容を怪談風に発表していただきました。
Dynamic LibraryとStatic Libraryの違いで、挙動に影響が出るというのは、ちゃんと理解しないで実装するとハマりそうで怖いですね。。

個人的に一番楽しみにしていたLT。色々試行錯誤の末に「特に何も無いんかーい」とツッコミを入れずにはいられないそんな楽しいLTでした。

神山.swiftでも布教活動をしていたNeovimについてのLTでした。vimでそこまでできるというのはすごかったし、アンケートをペンライトの色で操作していたアイデアもいいなと思いました。

iPhoneのカメラで計測アプリを作るチャレンジの過程と、結果的に誤差が大きくて失敗したという内容でした。失敗を発表するというのは勇気がいるけど、失敗の情報はなかなか世には出づらいので、そういう意味で貴重な発表だったなと思いました。役に入るテンションがすごかった(笑)

写真で見るiOSDC Japan 2024

今年もこの季節が来た。もはやiOSDCは夏の季語。
独自ラベルの水があったけど、すぐに無くなっちゃう
もはや毎朝恒例ドーナツ
ランチはキッチンカーが来てくれてありがたや
初日はガパオライス
二日目はチキンオーバーライス
アンカンファレンスではVision Proのグループや
ポケカのグループなど多彩なサブイベントが開催されていた
LTでは恒例となっているペンライトが光ってた。ブンブンするの楽しかった。
スタッフの皆さんありがとうございました!!

まとめ

ざっと書いたのでまとまりのない文章になっていると思いますが、一旦僕のiOSDC Japan 2024はここで終わりにします。
また来年あったら色々お話しましょう!
今年はCfP出したけど通らなかったので、来年こそは登壇復帰したいな。がんばろう!

おまけ

帰り道が同じ方向だった人たちと途中で夜のパフェを食べてきました。レアな体験をした。


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