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ELECOMのメンブレンキーボードから中華メカニカルに乗り換えた話

RK61を購入

じつは、この度、このキーボードは2台注文しており、もう一台はRK61と知って購入し、到着待ち。既に手元にあるものはノーブランドのものとされていたが、改造ベースに注文したものが先に届き、こちらもRK61だったのである(真贋は見抜けないが)

こちらのキーボードはセール期には4000円以下で買えるらしいが、今回は少々高かった。
本製品は所謂60%キーボードというもので、一般には()のように形容される。

100%キーボード(テンキー付き)
80%キーボード(テンキーレス)
60%キーボード(数字、ファンクション兼用)
40%キーボード(数字、ファンクションキーを文字盤と兼用)

現在、モバイル端末をiPad Pro11インチに変更したばかりで、ノートノートパソコンではできなかった、入力デバイスのエルゴノミクス配置を目指しているので、40%とファームウェアを書き換え可能なテンキーがあれば、そちらを迷わず購入していたと思う。しかしながら、40%キーボードはBT対応機についての日本語の記述が発見事ができず、60%機の改造を目標に切り替えた。

話をRK61、60%キーボードに戻そう。そもそも論として非事務方の上司なんか観察していたら、それこそ100%キーボードの内、60%ぐらいしか使ってない。
デジタルネイティブ世代なら、キーボードの底打ちが求められる、メンブレン式やパンダグラフ形式よりも、こちらの方がスマホやタブレットに近い「フリック入力で喋ってる感じ」にかなり接近しているのではないかと思う。

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↑ELECOMの80%配列と比較。使ってみたらわかるのだが、ほぼ同じ面積であっても、文字キーから遠い位置にある記号や、Fキーを押すことは意外と疲れてくるもので、操作が煩雑になればなるほど、指の移動が狭いメカニカルキーボードの恩恵は、大きくなる。

エレコムの設計思想は打鍵感については「弘法筆を選ばず」と、最大積載、最大機能、最大静音とまぁ、軽トラかスーパーカブの如き進化である。
万人受けする初めてのBluetoothキーボードというポジションは最強と言って過言ではない。

RK61は「好みの打鍵感で、とにかく早く打つ」というメカニカルスイッチの文脈を念頭に置きながら、低価格に振った性能と、どうしても妥協の産物だ。

このクラスのキーボードはやはり、Cherry MXというメカニカルスイッチの業界標準のブランドと比べると、互換性は確保しつつも、打鍵感、静音性はお世辞にも良いとは言いがたい。ELECOMの静音性に改めて驚いている。

それでも、私の狙いには十分答えてくれそうだ。

狙いというのは、この新しいインフラの維持だ。

サラリーマン文化にどっぷりの筆者は、今はまだ、JIS配列の重力に囚われて作業している。生涯にわたって付き合うキーボードというインフラにをリバタリアンの哲学に基づいて「壊れない・壊れても治せる・自分で作る」という付き合い方が必要だ。静電容量式スイッチのキーボードであれば壊れないが高価である事と、私がマイナーなJIS配列から脱却しなければ、選択肢が狭いままで静電容量式と付き合う羽目になってしまう。
US配列になれる事、メカニカルキーボードの修理、改造ができるようになる。
中華メカニカルを導入したのは、単に価格が安いからでなく、上記の思惑があったからである。

エルゴノミクスと高速入力という点は、この価格帯では大満足である。

今後は満足度を高める為に、改造する機体に組み込むスイッチとファームウェアの書き換えについての知識を学んでいく予定です。

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