こどもの時「あんな先輩達みたいにはならんぞ!」と思ってがんばった事っ。


小学生の頃のお話っ。

先輩とか後輩とかの概念が無い頃のお話っ。

面白くて楽しい二学年上の先輩が居た。
何が面白いとかじゃないけど愉快だった。




書いてて思い出した。


「オレ正座なんやと思う?餃子!」

なぜかこれを聞いて笑ってた。
本当に子供だったなあと思うね。
懐かしいね。あの頃ね。


4年生になった時クラブ活動する事になった。
なんとなく卓球 バトミントンクラブに入った。
福原愛ちゃんとか人気だったからそれでだと思う。

その先輩と一緒のクラブだった。嬉しかった。
ところが事情が変わった。
先輩は6年生になり上の先輩が居なくなり他の先輩と一緒に好き放題し始めた。
ヤンキーとかってわけでは無いんだが、

一緒に卓球するってなった時、
ただでさえ卓球台が少ないのに
僕抜いたら3人なのに僕を入れてくれなかった。

「入れてよ!」と言ったが

「うるさい」で済まされた。

もう先輩から楽しさが失くなっていた。

教頭先生が近くを通った。
すかさず僕を入れてのダブルスになった。

教頭先生が通り過ぎて行った。
すかさず僕を抜いての1対2になった。

これの繰り返しでがっかりした、
他の子と同卓したのか?最後まで見てたのかもうおぼえてない。とにかくショックだった。


今思うと少しわからないでもない。
後輩がうざいとか自分の好きな人達と遊びたいとか
イメージはつくが、当時は理解できなかった。


落ち込みながらの帰り道。
僕の通学路は中学校の前を通らないといけない。
クラブ活動で帰りが遅くなった分、
部活をする中学生を頻繁に見かける事になった。
気がついたら中学生達は僕の知ってる人が多くなっていた。

苦手な先輩達がどんどん中学生になっていった。
金網越しに偉そうに声かけてきた。
すごく嫌だった。
5年生の時が特に。6年にも嫌いな先輩居るし。


そんな思春期全開の先輩達はだんだん肌が荒れてきた。部活やってる人とかよく肌荒れてたよね。



今だからわかる!。

そんな事知らない僕は
「ほっぺたきたないわ性格悪いは最悪やな…」
「あんな(先輩)やつらみたいには絶対ならんぞ…」

心から誓った通学路だった。


そして私も中学生になった。
あの苦手な先輩も、この先輩も中学に居た。
つまり嫌いな先輩達が同じ校舎に凝縮された中学生活一年目…。

中学生二年生になった先輩達にある日偉そうにこう言われた。
「お前後輩やろ?俺たち先輩やぞ。」

今思うと小学生の頃の年上の兄ちゃん感覚やなくて後輩なんやから、先輩を立てろ!とか、馴れ馴れしくするなとか、敬語使えとか、そんなんやと思う。

今だからわかる。

その時の僕は「今まで散々偉そうにしてきたくせに、今更先輩ぶるんじゃねえよ!」と思ってた。

だから最後まで苦手な先輩達には敬語は使わなかった。

そしてわたしにも思春期が来た。
ある日鏡を見たら髭が生えててびっくりした。
そして嫌いな先輩達の肌荒れを思い出した。
ハンコ注射ほっぺたに打ったの?ってぐらいの!
あの荒れっぷり!。

絶対あんな風にはならんぞと誓った僕は迷わず…







母親の化粧台に向かった。
唯一CMで知ったポンズダブルホワイトを手に取り

塗った!!!!!!!!!!!!!
毎夜塗った!!!!!!!!!!!

午前中は塗る暇ないと思って朝用は塗らなかった!

今思うとクリームしか塗ってないし、
化粧しないから化粧水は必要ないと思ってたし
そもそも美白用だし…

色々と全部違う!!!!!

でもとにかく毎日塗った。
日焼け止めも塗り始めた。

とにかく!とにかく!とにかく!
あんな先輩達みたいにはなりたくなかった!!
見た目が一緒だと
あんな先輩達と一緒と思われるからだと思う。

そんな甲斐あって、
知識0の勢いスキンケアを頑張った結果!
ニキビが出来た出来なかった程度の肌荒れで治ったのであった。




余談ですが、
髪型もあんな先輩達と一緒は嫌!という事で伸ばし始めたりした。
肌の綺麗さも相まってすんごい女子に間違われた。
18歳なるまでずっと「触らして!」って胸触られ人生だった。

もしかしたら好きな子居たのかもしれないけど、
嫌いな先輩に付き合ってるとこ見られたらどうしようで、地元の女子には興味なかった。
保健室登校の時、保健室は女子のたまり場になってたんだけど普通に馴染んでたな。



というわけで中学時代の僕は、
同い年の友達が出来ず、
ただただ毎日ユニコーンや奥田民生を聴き続け
若手芸人のお笑いを見て笑い続け、
5個下の弟とその友達と遊び続けた中学生時代でした



(そもそも1度目のうつを発症してしまい、キッズ・ウォーの影響もあって、フリースクールや保健室登校だったりで、校舎には1年ぐらいしか通ってないんだけどね。)

                 おしまいっ。


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