【フロッグの考察部屋】よう実2年生編8巻 感想&考察!!
皆さんこんにちは、よう実考察をやってるフロッグです!
卒論3000字をやらなきゃと思いながらよう実考察noteが10000字を余裕で超えたこの頃()
今回は10/25に満を持して発売されました『よう実2-8巻』を読んでの感想と考察をしていこうと思います!
今回の巻は簡単に言うと『どんでん返し』の巻。
今までの前提や設定を覆してくる様な展開も多く、色々な方向での考察をして行かなければなりませんね。
また、今回は謎の部分も多く、考えるにあたって推測の割合が多くなると思いますので、そこはご了承ください!
では前置きが長くなりましたが、考察していきやしょう〜
Ⅰ.クラスごちゃ混ぜ修学旅行!
8巻のメイン、修学旅行では各クラス男女1名ずつ×4クラスの8人編成で過ごしてましたね〜。
このルールもあり、今回は様々なキャラとの絡みや背景が掘り下げられた巻になりました。
また、班わけの際に用いた『生徒評価表作成』や、修学旅行の目的である『敵を知り己を知れば百戦危うからず』の通り、敵の内情や情報などは、今後の試験で用いる可能性が高いとのこと。
という事で、今回掘り下げられたキャラクター達を少しまとめて見ましょう。
①2-A 山村美紀
4.5巻で口絵イラストが出た時には、気だるげギャルっぽい印象だった山村でしたが、まさかの影が超薄い内気な子でしたね…w
今回、綾小路と最も絡みがあったキャラだったと思います。綾小路も始めは気に留めないほどの影の薄さから坂柳が密偵として重宝してる感じです。
とはいえ今回で、親密度を上げたグループメンバーと今後戦えるのかは少し心配ですね〜。
今回の修学旅行以降は、綾小路と龍園にはマークされていると思って良さそうです。
②2-A 鬼頭隼人
このように、鬼頭は意外と気性粗めなイメージです(顔のイメージ通りだがw)。
あと言動がいちいち厨二病臭かったw
今回、恐らく龍園は積極的に鬼頭を「口撃」していました。
坂柳との対戦に備え、その手足である鬼頭を崩す糸口を探していたのでしょう。
そして、今回で見えてきた弱点が『挑発に乗りやすい』でしょう。龍園の挑発に乗せられ、退学ペナルティを踏む展開もあるのかもしれません。
(ファッションデザイナーとかいう死亡フラグもあるし)
③2-C 西野武子
西野に関しては、過去が少し語られただけで、弱点らしい弱点は見受けられません。
ヤンキーに絡まれた時も、山村を庇ったりと良い奴感は出てました。
ですが、龍園にも物怖じせず意見を言うその態度は、龍園から切られる可能性も少しある気もしました。
態度のせいで敵を作りやすいと言った所でしょうか。
④2-D 渡辺紀仁
渡辺に関しては、一之瀬クラスの影響をしっかり受けた1人という印象。
比較的フレンドリーな性格で、時々垣間見える「相手優先」も一之瀬クラスらしいです。
渡辺は今後の「一之瀬クラスの革命」の時障害になるかもしれませんね。
また、修学旅行を経て他クラスと戦いにくくなった所も弱点となるでしょう。
⑤その他人物
この辺のキャラは少ない情報量だったのでまとめて。
時任や網倉は、それぞれクラス内での今後に関わってきそうてす。
また、個人的には的場信二は龍園の標的になってもいい感じの動きをしてると思いましたw
まぁキャラの掘り下げはだいたいこんな感じです。
この情報を元に、どこかしらの試験で影響が出てくるのだと思われます。
もちろん修学旅行でのグループは全20グループあったので、それぞれの班で探り合いがあったはずです。
上記の情報と合わせて、櫛田や軽井沢、平田等の情報を元に今後展開していくと思われます。
試験の予想は難しいですがひとまずこんなところですね〜。
Ⅱ.坂柳VS龍園の探り合い
○両リーダーの見解
8巻では、坂柳クラスと龍園クラスの情報戦も描かれていましたね。
また、綾小路はお互いの戦略や考え方を聞いた為、ある意味見届け人みたいな立ち位置になります。
更に、坂柳・龍園ともに「互いの勝負は通過点でしかない」と考えているのも印象的でした。
上記の通り、両者とも「綾小路に勝利する」ことを前提にしている描写がありますね。
この認識の偏りがお互いの戦いにどう影響するのか楽しみです。
○8億ポイント作戦は生きている?
また今回の修学旅行では、様々な情報戦も繰り広げられたと思われます。
中でも龍園は、2日目昼食時、綾小路を露骨に呼び出し山村(Aクラス)が尾行していると思われるタイミングで「8億ポイント作戦」の事に言及します。
綾小路と同じタイミングで携帯に連絡が入った事からも、同じ班の西野から情報が来たと考えられます。
山村の接近を知りながらあの話題を出したということは、『坂柳に対してのブラフ』という可能性も視野に入れたいですね。
3日目では露骨にプライベートポイントを欲する態度を示した事も気になります。
それはそれとして、8億ポイント作戦自体はまだ生きている可能性も高いと思います。
現状、8億ポイントを貯める方法として思いつくのは、
こんなところです。何にしろ、全校生徒を巻き込むくらいの規模でないと成立しない作戦なのは確実ですね。
ともかく、これからの龍園の動きにも注目です。
Ⅲ.七瀬翼とWRは関係あり?
8巻で、七瀬翼が元からWR側と繋がってるかもしれないという疑惑が出てきました。
その理由のひとつが、七瀬は文化祭や修学旅行でWRの襲撃が無いことを知っていた事です。
今回、天沢が綾小路と接触するのを警戒して同行していましたが、最もWRの襲撃が容易な「修学旅行」に対しては、何も指摘してきませんでした。
綾小路曰く、『それなりに頭の回る七瀬が気づかないわけが無い』『まるで失念しているかのように』と判断してきます。
また、今回8巻発売記念ということで、「心情カード」なるものが付属されているのですが、その七瀬翼の心情カードに爆弾発言がありました。
(特典に付けるなや…)
この場面は、2-3巻、ビーチフラッグの際の心情を書いたものです。確か3日目の出来事だったと思います。
そして七瀬が綾小路を襲撃したのが7日目であり、その後WRの事をある程度綾小路から聞かされたことになっていました。
つまり、「七瀬が襲撃する前」からWR生の襲撃を警戒していたという新事実が発覚したのです!
(特典に付けるなや…)
こうなってくると、そもそもの前提が変わってきます。
上記のように、8巻と心情カードの情報で一気に怪しくなった七瀬ですが、上の疑問に答えられる回答が明確に思いつきません。
ここからは推測を多く含みますが、成り立つパターンを考えてみました。
○case1.七瀬翼の多重人格・自己暗示説
こちらは、2-1巻から予想されていたものですね。
ただ、これは2-3巻で「二重人格と思い込ませただけ」であったと結論づけられました。(正しくはそう思われていた)
ですが、先程の心情カードを見ると、七瀬の行動は明らかに矛盾しています。
3巻での独白が嘘であるとも思えませんし、実際にブラック七瀬の時は復讐心むき出しで襲ってきていたと思います。
しかし、普段の安定七瀬ちゃんは心の中で「WR生から守らなきゃ」と思っていたようです。
ここで再浮上させたのが「多重人格・自己暗示説」です。
なぜ「多重人格」と「自己暗示」の両方なのかですが、根本的にこの2つは同じ意味を持つからです。
まず多重人格の説明から示しておきます。
上記が多重人格に関する簡単な説明ですが、この多重人格には「自らを何者かに置き換え思い込ませる」ことでも人格が生まれることがあるようです。
今回の七瀬のケースでは、「松雄栄一郎」が目の前で亡くなったショックに耐えられる、もう1人の人格を無理矢理作り出したと言うものです。
実際、作中や独白でも「私とボク」「ですます口調とだ・である口調」の2つが出てきています。独白だと両方見られて分かりやすいですね。
こんな感じで七瀬が本当の意味で「多重人格」を持っているのでは無いかと推測しました。
そして、多重人格にはこういった特徴があります。
ググッたのを参照してますが、ここで重要な特徴が、
『日常生活で起こる出来事や個人情報などについての物忘れを繰り返す。普通の物忘れでは説明が付かないほど強い記憶喪失』
という部分。この「普通の物忘れでは説明が付かない程の強い記憶喪失」という部分が、8巻で七瀬が修学旅行や文化祭の件を「失念」していた理由になると考えました。
普通に考えて七瀬程頭の回る生徒ならば、
そもそも「修学旅行の事を指摘しなければ怪しまれる」ことくらい分かるはずです。
今回の墓穴を掘った流れは七瀬にしてはあまりにも迂闊すぎます。つまりそこに「多重人格」としての特徴(というか後遺症)が出ていたのではと思います。
また、七瀬の行動の矛盾についてですが、
このように月城が人格に合わせ、人格AとBでそれぞれ違う指示を出していたのならば辻褄が合います。
そしてこの指示から、『月城は始めから綾小路を退学させる気はなかった』という結論にもなります。
七瀬が始めから修学旅行のことまで聞かされていたのか、後から情報が回ってきたのか分かりませんが、七瀬は月城から渡された助っ人だと考えます。
そしてもう1つ、多重人格としての判断材料が「人が変わったかのような態度の変化」です。
この描写が見られる所をピックアップしてみます。
このように、慌ててたのがいきなり冷静になったり、逆に反応が遅かったりと怪しい場面がいくつか見られます。
これは綾小路と対峙した後にも見られる描写なので、未だに多重人格を患っている可能性もあります。
case1.推測の結論として、
・七瀬翼は多重人格
・月城はそれぞれの人格に指示を出していた
・WR生からの襲撃に対応するための助っ人
こんな所かなと思います。
○case2.演技の天才説
もう1つが『演技』というジャンルにおいての天才パターン。
綾小路を、そして自分をも欺けるほど卓越した演技を出来る人間という線ですね。
この場合は『松雄栄一郎を失った七瀬翼』は本当に存在しており、その七瀬翼に『完璧に成りすまし』て潜伏していると考えるのが最も可能性があります。
こうなると、一般生徒が卓越した演技力を持つ事は中々難しそうですし、七瀬=WR生としても考えていかなければなりません。ただまぁ、一般生徒の演技の天才なども可能性としてはあります。
この条件なら、月城からWRの真の目的を知っていてもおかしくありませんし、WR生を警戒する理由にもなります。
ですが疑問点もあります。
まずは今回の綾小路との会話全般。
やはりWR生として見ると迂闊な発言が目立ちます。
修学旅行で襲撃がないことを『失念』していると描写されている事からも、WR生のスペックとはかけ離れています。
この疑問点への回答としては、
・これも含め演技で、徐々に情報を開示している
・WR生特有の『欠陥』
などが考えられますね。
1つ目なら、頃合いをみて情報を開示していき綾小路を誘導している線。
2つ目なら、綾小路が『感情』に欠陥を持つ様にWR生の欠陥として成りすましに支障をきたしている線です。
そして2つ目の疑問点は、現状綾小路が七瀬は身体的にも頭の回転的にもWRには及ばないと判断している点ですね。
基本的にはこれも信ぴょう性はある判断材料だと思うので、WR生であるかどうかは微妙だと思います。
まぁ、これも含め演技していたとかならそれまでですがw
ということで、
case2.推測の結論として
・七瀬翼は松雄栄一郎を亡くした本物の七瀬に成りすましている『演技の天才』である。
と結論を出しておきます。
このように七瀬の正体については、最低でも2つのケースが考えられます。
Ⅳ.石上京の正体判明!
8巻のトリを飾る話が石上京や綾小路パパに関連する内容でした。
よう実界隈ではほとんど確定路線だった『石上=謎の電話』も今回で正式に確定しましたね…w
これまで散々石上京についてはまとめてきたので、特徴等を知りたい方は過去のnoteを参照で。
また、石上京という人間が、『綾小路パパを慕っており、財界絡みの知り合いである』ことが明かされました。
坂柳や神崎も同じ財界絡みの知り合いらしく、神崎エンジニアという名前なども出てきました。
正直、神崎と坂柳が知り合いだった描写はなかったためびっくりな展開でしたが、これである程度の事は分かってきます。
ですが、それでも石上京の行動にはいくつか疑問点もありますので、本当の目的がなんなのか、そしてWR側の意図はなんなのかを推測していきます。
○石上京の行動の疑問点
石上京の目的は「学校生活を楽しむため」であり、「綾小路パパから勧めらて高育に入学」したようです。
ですが、そうなると個人的にいくつか疑問点が出てきます。
では1つずつ、その疑問点と回答を考察していきます。
①護衛をすり抜けてるのはなぜ?
石上は綾小路パパから勧められ、高育へと入ったと明かされました。
しかしそうなると、坂柳理事長が体育祭の時に用意していた護衛に止められずに、寮に入れた事は疑問のひとつです。
綾小路パパとの交流から、石上家は財界でも名の通った家柄なのは予想出来ますが、だからと言って石上京を通してしまうのは違和感がありますね。
石上が本当に綾小路パパを慕っているかの確証はありませんし、石上と坂柳理事長が繋がっているパターンはあるかもです。
ただ、雇われた身の護衛達は当然、坂柳理事長より下の人間です。
また、11.5巻での坂柳理事長との電話で、月城が坂柳理事長よりも上の人間だとも判明してきます。
石上家の権力が、護衛や坂柳理事長より上回っているのなら、護衛がスルーせざる負えなかったパターンは有り得ますね。
【①回答】
⇒実は石上と坂柳理事長が繋がっている
⇒政界では名が通っており顔パスだった。
⇒坂柳理事長と石上に、今現在で繋がりがある
このどれかだと思います。
②なぜWR生を排除した?
石上は綾小路に警告を与えるだけでなく、自ら手を回しWR生である八神拓也の排除に動きました。
仮に綾小路パパの目的が「清隆を退学にさせること」では無いとしても、真の目的の一部に組み込まれたWR生を排除したのは疑問です。
この行動が石上の独断だったのか、元々の指示通りだったのかでまた変わってきそうですね。
独断の場合、石上は「学校生活を守る」 という自分の目的のためにWR生を排除したことになります。
この場合、綾小路パパの計画を邪魔しているような気もしますがどうなんでしょうね〜。
指示通りだった場合は、
『WR生が暴走したから』
『元々WRを排除予定だった』
『綾小路パパがWR生を送った訳では無いから』などの理由が考えられます。
このようにどれも有り得そうな理由ですが、
そもそも暴走しそうなWR生を派遣し身内に処理させたり、排除予定のWR生をわざわざ送っているなど、何となく二度手間感もあります。
もしかしたら、石上は綾小路にWR生の対処を誘導し、『綾小路は最高傑作である』ことを証明する為の材料にしたのかも知れません。
【②回答】
⇒綾小路にWRを排除させるよう仕向け、『WR最高傑作』を証明する材料にした。(結果WR排除の流れになった。)
これかなと思います。
③なぜ高育の秩序を守る?
綾小路パパの勧めで高育に入っている石上ですが、その石上が高育の秩序を守る理由は分かりません。
あくまで1-7巻時点では、綾小路パパは高育のことを『烏合の衆の集まりに何の価値がある』と評しているため、綾小路パパを慕う石上が高育を守る動きをしているのは違和感です。
ですが、②同様、『綾小路が最高傑作であることを証明』する舞台である高育の秩序が乱れることを嫌っているのかもしれません。
あとは石上自身が学生生活を楽しみたいというのも理由ですかね。
【③回答】
⇒『最高傑作』証明の場を守る&純粋に学生生活を楽しむため
④なぜ綾小路パパが高育を勧める?
これも今までの綾小路パパから考えると違和感がありますが、WR側の作戦に石上が利用されているなら普通に有り得ますね。
【④回答】
⇒石上を後から利用するため
⑤高育の入学手続きは?
綾小路パパに勧められても、高育側がOKしないと入学出来ないですが、ちょうど月城が理事長をやってるタイミングなのでねじ込むのは簡単でしょう。
【⑤回答】
⇒タイミング的に月城がギリギリ理事長になったタイミングなので可能
⑥なぜ一般の人間がWRや月城のことを知っている?
実際、神崎はWRのことを知らないが綾小路パパは知っているという立場でした。
石上がWR詳しく知っているという事は、施設自体と相当近しい家系になります。
もしくは作戦に組み込むにあたり、綾小路パパがWRの情報を開示した可能性もあります。
【⑥回答】
⇒WRの根本に関わる程の家系
⇒WRの作戦進行時に情報開示
⑦1-9巻で、なぜ石上は学校に来れた?
謎の電話=石上と分かったため、石上が1年生編9巻、時期にして2月10日に高育に来ていることになります。
この時期というのは、理事長が坂柳理事長から月城理事代行に変わるかどうかの絶妙なラインです。
恐らく月城と共に学校に訪れた線が最も可能性が高そうです。
【⑦回答】
⇒月城と共に訪問している
⑧綾小路パパには心酔してるのに綾小路には興味がない?
これは正直分かりません。
普通なら自分の慕っている人の息子にも興味は持つだろうと思います。
わざと興味を持ってないフリをしているのか、別の理由があるのか。
【⑧回答】
⇒???
⑨綾小路パパに勧められた高育への入学理由が『学校生活を楽しむため』なのは違和感?
こちらもイマイチ矛盾しているように思います。
ただこれも、今までの綾小路パパからの判断なので、財界の顔ではまた違うかもしれません。
あとはこれまで普通の学校生活が出来ていなかったから、単純に学校生活を楽しみたいと考えているのかも知れません。
【⑨回答】
⇒単純に自分が学校生活を楽しみたいから?
このようにいくつか疑問点とその回答を上げてきました。
どれも説明は付けられますが、これだけ疑問点が挙げられると、石上にはまだ何かしらあるのかな〜と思います。
例えば、綾小路パパを慕っているフリをしてるなど。
この辺は0巻待ちと言ったところです。
今の所の石上に対する総評は、
『綾小路と刺客がぶつかる舞台を整えている』
と考えます。
また、石上が警告を出している内容はこの流れで行くと、
『綾小路が学ぶことを辞めた時、WRは連れ戻す動きをするぞ』
ということでは無いでしょうか。
もしくは卒業後にWRに戻らない選択を取る動きが見えた時、石上が動いてくるかも知れません。
個人的には、この動きはほぼ確実にあると思うので、そうなった時に石上との対決も見られそうですね。
過去に綾小路の目的を考察したnoteはこちら↓↓↓
Ⅴ.坂柳の宣告
坂柳有栖は綾小路の『目的』を唯一知る人物ですが、その彼女が今回このようなことを発言しています。
まるで坂柳が綾小路の目的を邪魔するかのような発言。
綾小路の目的には、『坂柳VS龍園』『堀北VS一之瀬』の決着とは関係なく達成できるもののようです。
唯一関係あるのが『一之瀬が学年末試験まで没落しないこと』だけみたいですね。
そして一之瀬クラスに綾小路が移籍する流れまで組み込まれているはず。
これに対して坂柳が「思いどおりには行かない」と言っているため、考えられる方法としては
①一之瀬を先に潰してしまう
②綾小路が移籍するタイミングで横槍を入れる
このどちらかかなと思います。
①一之瀬を潰してしまう
この流れは超簡単。
綾小路が頑張って一之瀬を介護している今の状態に、更に追い打ちをかけて一之瀬を潰してしまう作戦です。
少なくとも、綾小路は一之瀬をキーマンとしてみているのは確定なので、今後厄介になること確実な一之瀬を先にやってしまうことは合理的ではあります。
ですが、綾小路が一之瀬を探しに行く場面では特に何もアクションを起こさず静観しているため、何となくですが一之瀬には手を出さないかなと思います。
②綾小路が移籍するタイミングで横槍を入れる
個人的にはこの可能性が1番強いと思っています。
綾小路との密会の際に撮った『ベットinの写真』ですが、この使用用途はまだ明かされていません。
現状では軽井沢との別れの際に使われると言うのが最有力ですが、全く別の目的かもしれません。
ともかく、綾小路はこの写真を使い何かをするつもりですが、ここに『坂柳だけが唯一取れる戦略』があります。
それが『坂柳側から先に写真のことを広めてしまう』ことです。
綾小路はもちろん的確なタイミングでの使用を想定しているはずですが、坂柳側からもトリガーを引ける位置にいます。
そして、坂柳側の絶好の機会が『綾小路が移籍するタイミング』であると考えます。
流れとしてはこうです。
今回の8巻で、綾小路と櫛田が長い間耳打ちをする場面がありますが、この時の一之瀬クラス(渡辺・網倉)の反応がこんな感じ。
この様に、綾小路と同じクラスである櫛田との耳打ちだけでもこのような反応をされています。
特に一之瀬クラスの面々は、一之瀬が綾小路が好きだと知ってるのもあり露骨な反応を示したのでしょう。
さて、これからいざ一之瀬といい感じの関係になろうとしたとしましょう。
そのタイミングで当然綾小路は移籍も視野に入れ、堀北クラスを離れる準備をします。軽井沢との別れや各キャラとの離別もあるでしょう。
そして一之瀬クラスに移ろうとした時、坂柳から『写真の件』を暴露されればどうなるでしょうか?
ただでさえ軽井沢と付き合っていた男が、一之瀬に乗り換えようとした時に『浮気っぽい』スキャンダル写真の流出です。
この状況で一之瀬クラスが綾小路の移籍快く受け入れてくれるはずがありません。
例え移籍出来たとしても、今後円滑に動けるかは微妙になってくるでしょう。
また2-5巻SSでは、坂柳の心の内にこのようなことが書かれています。
このように、この時点から何かしらに『利用』する気が満々です。
あわよくば綾小路を横取りしようと考えていてもおかしくは無さそうです。
まぁ実際は、坂柳は綾小路と戦いたいはずなのでこの手段を取るかは分かりませんが、写真の件は坂柳側からもアクションを起こせるという事だけ覚えておきましょう。
Ⅵ.その他諸々
最後はまとめてチャチャッと書いていきます。
①堀北ENDルートが濃厚!?
今回、須藤が堀北に告白するという修学旅行あるあるが書かれていました。
この際、堀北はこのように須藤を断っています。
このフレーズ、最近どこかで聞いたなぁ〜と思いましたが、よう実アニメ2期最終話、巻数で行くと1-7.5巻で佐藤の告白に対しての返事の場面とほぼ一緒のことを言っています。
安直ですが、綾小路・堀北両名とも『恋とはなにか』を知らない状態です。お互い、本来の意味での初恋の相手になりそういう関係になっていくというのは全然有り得る話になってきましたね。
②一之瀬クラス移動
まぁほぼ確定しましたね。
個人的には坂柳クラスへの移動もワンチャンあるとは思ってますが、一之瀬自身が持ちそうにないので、やはり大きく介入することは間違いなさそうです。
8巻終盤の、 綾小路の誘い方が怖い部類の『手を貸す』だったので、闇堕ち一之瀬ちゃんにならないか心配です。
また、綾小路は一之瀬に向けて【『学生としての生と死』を決めるのはお前であってお前じゃない】と述べています。
これは一之瀬が選んだように見えて、綾小路の判断で『生と死』が決まると解釈できます。
では『学生としての生と死』とは何を指すのか。
単純に考えると『退学』になるかと思います。
1年前からの約束でも『介錯』という言葉を用い、似たような表現をしていましたね。
2-7巻で神崎らに述べた通り、一之瀬への依存を取り除けばエラーチェーンは解消します。
一之瀬が没落し、取り返しがつかない場合は『退学』という選択肢を取るのかもしれません。
ただ、メタ的に見ると人気ヒロインの一之瀬を切る事は炎上の元になるので、まぁ多分ないでしょと踏んでますw
ということでもうひとつが『リーダーの変更』ですかね。
これが一之瀬の『学生としての』の部分に当てはまるかは分からないですが、一之瀬のリーダー解任は十分ある展開ですね。
今回の神崎の独白を見るに、神崎は次世代リーダーとして頭角を現してもいいと思いますし、こっちの線が濃厚かな〜と思います。
次巻はもしかしたら生徒会選挙orクラス対抗の特別試験ぽそうなので、この辺の進展もあるかと思います。
次巻に期待ですねぇ〜。
③星の宮先生の『大富豪』の例え
今回個人的に面白いなと思ったのが、星の宮先生がクラス分けを『大富豪』で例えた場面。
確かに、先生側も前の卒業時のクラスによって、次に受け持つクラスが変わるらしいので、大富豪のように強い順で手札が配られる事になります。
また、『大富豪』と言ったら有名なのが『革命』です。
弱い手札側が革命を起こし、手札の強さをひっくり返すというのは、
さながら一之瀬クラスが革命を起こしクラスをのし上がっていくことの示唆に見えますね。
綾小路という『ジョーカー』手札を手に入れた一之瀬クラスの革命にも注目です。
④直江元幹事長の死去
2日目朝のテレビで、直江元幹事長なる人物が死去したとの報道があっていました。
この人物は恐らく、0巻あらすじで記されていた『直江派閥』のトップである直江仁之助であると思われます。
直江派閥とは、0巻時点で綾小路パパが属する派閥な為、綾小路パパの動きとも関わってくる超重要案件です。
今回の直江元幹事長の死去は、綾小路パパが動きやすくなるか、動きにくくなるかの2択でしょう。
現状ではどちらかと言うと思うように動けていない印象ですので、多分前者になると予想してます。
また、直江元幹事長の言葉である
『人には添うてみよ、馬には乗ってみよ』
という言葉は、
『直接接してみないと相手の本質は分からないよ』
ということわざのようです。
これを見る限りだと、直江仁之助と綾小路パパの意見は噛み合わない気もするので、このふたりが対立していた可能性もありますね。
この辺も0巻待ちという所でしょうか。
皆さん、読んで頂きありがとうごしまいました!
今回の考察noteはこの辺で終わらせて頂きます。
次は0巻を入手次第、考察してnoteにまとめて行くので、また是非見てくださいね〜!
それでは、またねー(*^^*)
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