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【フロッグの考察部屋】綾小路と龍園の『誕生日』考察!

 ご無沙汰してます、フロッグです。

今回はタイトルにもある通り、綾小路清隆と龍園翔の誕生日『10/20』が同じである点から、色々と考察していきます。

 なお、情報量が少ないため軽めの考察になると思います。


Ⅰ.綾小路と龍園、誕生日が同じ!?

 既に原作を読んでいる人なら知っていると思いますが、綾小路清隆と龍園翔ともに誕生日が『10月20日』である事が分かっています。

まぁ、誕生日くらい被ってもおかしくは無いのですが、わざわざこういった設定にしているからには理由があるかもと思います。

また1-6巻では軽井沢からのメールと石崎が龍園用にケーキを購入しようとしていた所、2-6巻では軽井沢や石崎との会話の中でW誕生日会の話が出るなど、何かとこの話題を出してきています。

 
 まるで読者にしっかりインプットされるように話を入れてきてるかのようです。

 ここでは、2人の誕生日が同じなのが『偶然では無い』と仮定して考察します。


Ⅱ.予想①『対照実験』

 まず考えられるのがこの説ですね。
単純に『双子を別環境で育てた時の差がどれくらいになるのか』を綾小路父が検証している線。

 この展開も十分ありそうですが、綾小路父が7巻の時に学校を訪問時、龍園には全く接触していない点や、龍園側にも観察役がいない点などから少し薄いかなと思います。

 ただ、綾小路と龍園の考え方が似ているという点でも共通点はあるため、『双子説』は有り得る話です。


Ⅲ.予想②『取り違えの子供』

 個人的にはこっちの説を推しています。

ここからは妄想ですが、綾小路父と綾小路母がWRに関して敵対していたとします。

 実際0巻の挿絵が公開された中に、綾小路父に背を向け去っていく女性の姿が書かれているため無い話では無いかなと思います。

挿絵右 綾小路父に背を向け去っていく女性


 そう仮定した時、当然綾小路母は『自らの子供までWRに入れたくない』と考えます。
 しかし、権力者である綾小路父を相手に、そうそう逃がしてはくれないはずです。

 
そこで1つ思いついた案が、
『清隆を産んだ病院で、同じ日に生まれた他の子供と入れ替える』方法。
 意図的か偶然かはさておき、病院側に協力者が居れば、このタイミングなら清隆を逃がすことは可能かも知れません。

 正直ぶっ飛んだ話ですが、1つ根拠を挙げるなら、綾小路と龍園それぞれの特徴です。

○綾小路清隆の特徴

 綾小路清隆という人間は、1-11巻で坂柳が示した通り『天才』の部類にある人間だと考えられます。

 しかしながら、坂柳理事長が綾小路の両親を語る場面ではこう述べられています。

父親は天才ではなく凡人だが野心家である
・母親も本当に普通の人である

この様に、『天才』である綾小路の両親は『凡人』と語られています。

 もちろん、現実的にはただの凡人の息子が頭がよかったなんて事は良くあること(多分)です。

 ですが、よう実の作中では明確に『天才』の存在が表されています。
また、坂柳の理論では、『親から受け持った才能』こそが天才であり、一般人が天才足りえないと考えていますね。
実際WRで唯一生き残った点や、坂柳の理論から行くと綾小路は紛れもない『天才』になるでしょう。

また、もうひとつ『天才』を表す存在として、『天沢一夏』の存在も挙げられます。
 彼女は試験管ベビー、要するに体外授精児ですが、その両親が超優秀な人間であったことが明かされています。

 天沢がWRで好成績だった理由のひとつ『天才』であった根拠として、両親から受け継いだことが明記されてますね。

 つまり、現在
『綾小路は凡人の両親から生まれた天才』
という、よう実界では異質な存在として描写されている訳です。


○龍園翔の特徴

お次は龍園について。
 
龍園は、明人や宝泉と同郷のヤンキー集落出身とは明かされていますが、両親がどうであったかは不明です。

正直彼も『天才』の部類には入りそうですが、それ以上に龍園は『執念深さ』が特徴の人物です。

 最初に描写されていた場面が1-3巻、無人島試験。
龍園は1人無人島に残り息を潜めていました。この時、坂上先生からも「努力は苦手だと嘯くが、そうは思えない」と言われてるほどの執念深さです。


 また存在Xこと綾小路探しの際に見せた強かさ、負けてもなお勝ちへの道筋を考える所など、一貫して『執念深さ』に定評があります。

 龍園の強さの根本は、この『強かな野心』であると考えます。

○綾小路と龍園、親逆じゃない?

さて、ここで思ったことが「綾小路と龍園、お前ら両親逆じゃないか?」ということ。

仮に龍園の育ての親が両親とも『天才』であった場合、その本当の子供が綾小路というのもワンチャンありそうではないでしょうか。

野心家』であった綾小路父=龍園翔
『天才』の家系であった龍園の両親=綾小路

これらが入れ替わり、綾小路はWRでの考えを吸収(綾小路父の思想を吸収)し、龍園は天才の考えを吸収していったのでは?


こう考えると、綾小路の『凡人から出来た天才』という設定を説明でき、且つ綾小路と龍園が似た考えをする理由にもなります。


 またこれは主観ですが、正直綾小路父の見た目が龍園の方に似てる感じがしますw

何処と無く似てる?

 
髪型はオールバックにしてますが、下ろした時ほぼ龍園に似た感じになりそうですし、髪色や目付きも似ている様に見えませんか?
(ほら、どんどんそう見えてくるでしょう?※マインドコントロール)


また、綾小路父来訪と、綾小路VS龍園が行われたのがどちらも7巻と同じ巻なのも偶然ではないかも知れません。


Ⅳ.結論

という事で、筆者の予想としては、
『誕生日が同じなのは、綾小路と龍園が取り違えた子供同士だから』
という結論です。

ほぼ仮定の話でしたが、ひとつの可能性として捉えてくれると嬉しいです。

今回は少ないですがこれくらいで。
次は試し読み考察になるかと思います!

By フロッグ@よう実




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