解説

日々谷警備保障のひみつ その2

 はい、第二回からは、各キャラクターのモデルになった方の紹介や、どこをどういじくり回してそのキャラに仕立て上げたのか等のお話をしていきたいと思います。


 まずはこちら、「伊能千鶴」。どこの媒体に載せても確実に人気を獲得する男。

 モデルになった方は「もず」様(旧PN「地図」様)です。

 まず、キャラクターを作った当時のPN「地図」をもじって「千鶴(ちづる)」に。地図と言ったら真っ先に出てきたのが伊能忠敬だったので名字を拝借して「伊能」。かなり素直にネーミングは出てきました。逆に言うと、あまりひねりがない……。
 最初のうちは他キャラに「チズさん」とでも呼ばせようかと考えていたのですが、あまりにも露骨なのでこの案は没にしました。

 見た目はですね、白状しますとですね……御本人の写真を拝見しながら描きました……。御本人から色男なんだからずるいわ。存在がずるいわ。

 御本人そのまま、と言ったらキャラクターの方向性もだいぶそのままです。
 なにせ地図氏はつよくなろう界隈(一部のアクション系作家界隈の通称。確か命名はニンジャだったよな……? GET TOUGH!)におけるアイドル。つよい。御本人が強い上に研鑽を怠らないというとんでもないお方です。もうね、つよくなろう界隈で「地図キャラ」というジャンルが成り立ってるくらいですから。
「地図キャラを敵にすると、なかなか倒せない上に死なないから厄介だが楽しい」
「地図キャラはちょっとやそっとの爆破や銃撃程度ではくたばらない」
「地図キャラを味方にした時の安心感は異常だが、バーサーカーなので後が怖い」
 などなど。


 設定としては「とにかくつよい」「バーサーカー」。
 しかしこう見えて自宅ではハムスターを飼っていたり、趣味が読書だったり、文学青年としての一面も持ち合わせています。まあバーサーカーっぷりの前では霞んでしまうのですが!

 書くときは、彼の狂気の部分が彼自身の日常と地続きであることを意識しています。分かりやすいのは第一章のリンゴ云々でしょうか。なにかスイッチが入ってどうこう、ではなく、彼の中ではどこをとってもごく普通でしかない。世間一般からするとおかしいらしいが、正直よく分からない。といった感じ。

 可能なら社員と思う存分戦いたい、という願いを抱えています。みんな嫌がって相手してくれないので寂しいな、って思ってしまうちーぽんかわいい。嫌がる理由は分かるので、ちゃんとおとなしくしてくれるちーぽんかわいい。


 さて、こんな感じで各キャラ攻略していきたいと思います。
 次回は菊兄こと大滝菊之丞。お楽しみに!

恵みの雨に喜んだカエルは、三日三晩踊り続けたという。 頂いたサポートは主に創作活動の糧となります。ありがとうありがとう。