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不妊治療のはなし23

コロナで、ごったごっただった2020年12月。
不妊治療を、えいやっと始めました。
この治療体験は、結果がどうであれ
人生の印象的な出来事になりそうだし
社会的に理解があれば
当事者がもう少し楽になる部分もある気がするので
記録的に書いてみようと思います。

第一話はこちら⬇️

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Ep.34 胎芽と心拍確認(妊娠7週)

つわりんがみるみるレベルアップした
妊娠6週から、さらに日を重ね
今日は待ちに待った、検診!

赤ちゃんの元となる胎芽と
その心拍をエコーで確認する日です。

前回の胎嚢確認から二週間。
ほんとに長かったわい....

そわそわしながら仕事にでかけるだんなさんを見送り
気持ち悪さをなんとかやりすごしながら、身支度して病院へ。
なんか久しぶりの外出だ....


受付をして順番を待っていると
いつも以上に待合室の患者さんたちが視界にはいりました。
わたしが通うクリニックは、不妊治療と産婦人科、産科があるので
いろんな状態の女性がたくさんいます。
逆に言えば、必死につわりんと共存している女性もいるということ。
さらに、それを乗り越えたであろう
お腹の大きな女性に
リスペクトの眼差しを送ってしまいました。
となりに座った女性が手にしていた
母子手帳を見た時は
「ああ先輩!!!!わたしもそこまでいきたい!!」と感動したりなど。

順番待ちの間に
この日は体重測定と、血圧、そして尿検査がありました。
(なんの検査かはわからないけど、採尿した)
(そしてこんなにしんどいのに痩せない私の体)

意外にもそんなに待たず、診察室に呼ばれて、いざ!!

先生がまずおっしゃったのは
前回の胎嚢確認直後の不正出血について。
そうだった、不安で病院に電話したのが最後でしたね。

出血量を聞かれ
とにもかくにもエコーで見てみましょうということで
エコー台へ。

すぐに先生が
「あかちゃん元気に育ってますよー」
と言ってくれました。
よかったああああ。

いつもは目の前でしまっているカーテンを開けて
先生がモニターを見せてくれました。

画像1

そこにはモニョモニョしたわたしの子宮
以前よりビヨンと大きくなった胎嚢
そしてその中に、あかちゃん。
おおおおおお、はっきり見える。

あかちゃんは、頭部と胴体であろう
2つのかたまりからできているように見えました。
さらに、この胴体部分の中心が
点滅していらっしゃる。

「赤ちゃんの大きさはいま、大体1cm。心拍も見えますね」
と、先生。

ぱくぱくして、魚のエラみたいだなあ、と私。
トツキトオカに書いてあった
あかちゃんの栄養の源である卵黄嚢も
きれいな輪っかに見えました。


診察室に戻り、机にそっとおいてある
赤ちゃんの写真をいただく。

先生「次回は10日後、また見せにきてください。ホルモンのお薬もまた出しておくから、次回の検診まで飲んでね。」
私「わかりました。あの、市役所に行ったりとかは...?」
先生「それは次回の検診後だね」
私「あと、つわりが結構しんどいんですが....」
先生「つわりは妊娠がうまくいってる証だからね、耐えてもらうしかないかなあ」
私「そうですかー。貧血や便秘も?」
先生「貧血は起き上がった時とかでしょう?それも妊娠するとよく起こるんだ。便秘はお薬でどうとでもなるよ。処方しようか?」
私「お願いします!うんち出したいです!!」

という感じで、この日の診察は終了。
再び処方された大量のホルモン錠剤と
妊婦さんでも飲めるという低刺激の下剤
さらに、受付で売っていた葉酸サプリを買って帰りました。

この日、帰りにあわよくば母子手帳もらって
(トツキトオカにそろそろです、と言われたから)
旦那さんの両親や、親族には報告かなー
もしや不妊治療卒業?!
などと期待していたのですが
それはまた次回におあずけとなりました。

次回は12/23。
この日の検診が順調だったら
もし不妊治療を卒業できたら
まさに不妊治療を始めて丸1年だわ。
このタイミングは喜びたい...!!
いやいや、でもここは期待せず
とにかく日々を過ごそう、私。
落ち着け、私。

帰宅後、病院でもらった写真を眺め
「なんじゃこりゃあ」だよなあと思いつつ
母と旦那さん、身近な友達に報告しました。
みんな喜んでくれたし
お子を見れたからか、私自身も
なんだかすごく前向きになれた1日でした。
(単純)

<つづく>


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