「単調な日々」を信じない

ものを作って、確認を取る。

社会人になって、繰り返してきた
「ご確認の程よろしくお願いいたします」
の入力。

作っているものは、時々によって違うけれど、取るべき手順は同じ。

同じ入力を繰り返す。

でも、そこに私の意思が存在することは確信している。

昔からやってきたこと。
問題を解いて、人に見てもらい、評価を受ける。

いや、もっと前から。

何かを作って、大人に見てもらう。
「見て」。

発見したものを、あたかも自分が作ったもののように、自分がこの世に新たな視点を作ったかのように。
数年前までは、寝ても覚めても丸まっていた小さな指を、ピンと伸ばして。

そんな私が確かにいたから、今の日々を単調だとは信じていない。あの頃の自信のかけらくらいは、まだ持ち続けている。

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