Clip Studioのおすすめブラシと便利素材【2022年度版】
以前にもやった、クリスタブラシのためし書きの拡張版。
メインリンクのほか、私が使ってみたところの切り抜きも載せてます。基本的に自分用のまとめとして作っているのと、ブラシの作者さんのお手本絵が神絵すぎて参考にならないという方にはいいかもと思って……(;'∀')
(筆圧とても弱め・1ストローク長め・ラフでコミカルな感じの絵が好きな趣味の絵描きです。マンガは描かずカラーイラストのみ。その点加味してごらんください)
線画・カラー用
・SUクリームペンシル
クロッキーや落書きなどに使ってます。柔らかくてガサガサしすぎず、描きやすい。味のある線のおかげで下手に見えづらいので(※自分の目には)、描いてて元気が出ます。
前のおすすめでも書きましたが、液タブや板タブに移行したばかりで線がうまく引けなくてつらいという人は、入り抜きがあまり厳しくない鉛筆系のブラシで手ブレ補正を強めにかけて(30とか40とか)描くときれいに描けた感じがしますよ! 液タブにしろ板タブにしろ心配しなくてもいずれ慣れるので、補助輪のつもりで手ブレ補正使ってみてください。(あとは筆圧検知も大事です、タブレット側とクリスタ側と両方ありますので~)
私は前の記事のときはほんとに30~40くらい補正かけてましたが、いまはほぼなくて大丈夫になりました。技術的にどうかはともかく、すくなくとも気分的には。
この鉛筆もすごく気持ちよく描けます!!
・パプリカ!
クロッキーや落書き用に愛用。濃淡がしっかりつき、ラフな感じに描けます。ただラフ感が下手な感じに見えてヘコむこともあるので、お好みで……。私はすごく好きなペンです。よくこれでクロッキーを描いてます。
・木曜日
おなじく、濃淡がしっかりついてラフな感じのお気に入りペンです。ある絵師さんのラフな線が好きで、ああいう感じのペンはないかな~と探していたときの一本。たぶん、私はマーカー系のブラシが好きなんだと思います。
マーカー系ではこれも好き:
・ナイトウォッチャーペンシルセット
有償ですがラフのときに使うといい感じです。ぼやんとした感じのペンが、太いだけの線に味をあたえてくれるので、イメージが浮かびやすいというか。
・入り抜き厚塗りブラシ
一本で線画もカラーも塗れるという神のようなペン。おなじ系統で、つねにランキング上位にある「怠けものブラシ」も好きです。きれいに塗りたい人は固めの「怠けもの」のほうがおすすめ。私はタッチが残ってラフな方が好きなので、こちらを愛用してます。
カラー用
けっこう線画用のペンで塗っちゃったりするので、分けない方がよかったかも。
・カラーブラシ
ずっと使っている、一番お気に入りのブラシです。作例の美麗絵とはかけ離れてますが、塗るとマーカーっぽい色ムラができ、細くすると線画にもけっこう合う。これ一本でぜんぶ描いてるときもよくあります。
・もったりブラシ
厚塗り系ですがさっと塗ってもそれらしく見えて、お気に入りです。これも線画もいける系。
・スイカ・チョーク
長方形のエッジをもつチョークで、背景を描くときに重宝してます。背景用とうたわれているのよりもこっちが好き……w ブラシサイズを大きくしてラフを描いたりもします。端のにじんでるところが好き。
・105三角ブラシ
背景の課題をやってると三角ブラシを使うように言われる場面がけっこうあるので、そのときはこれを使ってます。一時期うなされるほど茂みを描いてましたが、まだうまく描けません……。
描き文字用
字が下手なので、なかなかいい感じの書き文字が描けない……。いろいろDLしてはためしていますが、いまださまよってます。昔からノートも汚かった……。
・丸っこい書き文字ペン
今のところ、このペンを使って描くのがいちばん読みやすい字になる感じ。ペン先の追随がなんか、ほかのペンより早い気がするんですけど、軽いんですかね? 字汚い人の多くがそうであるように、私も書くのがすごく早いので、追随が早いペンがあればなぁ……。もっとゆっくり書くべき? そうですね。
・文字ペンいろいろセット
いろんなところで見かけるかわいい文字が描けるペンがそろってます。
仕上げ・効果系
カラー原稿にホワイト飛ばすの大好きなので、欠かせません。昭和ですか?
カラー原稿にプリズムかけるの大好きなので、やっぱり欠かせません。キラキラしてるとうれしい……(*n´ω`n*)
数色の色がついているしぶきで、加算レイヤーで使うとほのかな色味の違いがすごくかわいいです。サイズ小さめで目のなかを描いてもよさそう。これもホワイトの亜種ですかね? ホワイト飛ばすの好きすぎるのか……。
・戦場塵ブラシ
しょっちゅう村を焼き滅ぼしたくなるタイプの絵描きなので、これがないとほんとに……ほんとに困るブラシです。村が焼けなくなる……。
・ユニフォーム装飾/ 東洋文様
どちらもおなじクリエイターさん(▶Dopamine◀)で、軍服からエキゾチック衣装までいろいろ使えるブラシがたくさん。どれも本格的なのに手書き感もあって、カラーイラストから浮きにくく、ありがたいです。使ってる人いっぱいいるので、たまに「あれだ」って気づいて嬉しくなりますw
・花弁
植物系はほんとに、クリスタの素材にすばらしいものがたくさんあるので、自分で描く前に一度チェックしておくとハッピーになれます。バラの花びらも素敵なのがたくさんありますが、これは花びらのクオリティが高くて見ていて幸せです。私の絵ラフなのでちょっと浮いてみえますね。画風に合ったやつを探すのが大事でしょうね。
テクスチャ系
・質感ぼかしブラシセット(60gold/300cpy)
有償ですが、置いた色の境界を混色しつつテクスチャでなじませてくれる楽しい素材です。テクスチャはブラシ、ティッシュ、スポンジあり、混色も選べます。背景用のスポンジブラシを探してて見つけたんですが、ほかにもいろいろ使えそう。
・自作水彩テクスチャ
ラフな絵にいい感じのテクスチャをかけてる絵師さんがいて、なんとかあんな感じにできないかな~と検索してたときにヒットした素材です。バストアップとか顔だけの絵でもちょっといい感じに見えます。オーバーレイか、質感合成で。
・カラーノイズテクスチャ
シンプルな絵に細かいカラーノイズを貼ると、なんかリッチな感じがしますよね。凹凸がないので、服のテクスチャに貼っても違和感が少ない……気がする。まわりに飛んでいるキラキラはこちらを使用しました:
これもすごいかわいくて、いつもふりかけいっぱいかけちゃう……。手書きっぽいけど自分で描いたらこんなにかわいくならない……。ありがたい。
・Eyes(340 clippy)
目の中身って毎回おなじ手順だし、乗算とか加算とかレイヤーもたくさん使うし、かといって流行りすたりもあるし、なんなら素材でよくない?と思って使いはじめました。Ctrl+Uで色調補正できるので、自キャラの色にあわせて使います。
余談ですが白目部分は真っ白じゃなくて、カラーサークルで赤の一番左上あたりを使うのが好きです。影は心もち右下にずらして。
3D素材
・男性ポーズ集
八頭身のややマッチョめイケメン体型と、ファッション雑誌っぽいかっこいい立ちポーズのセットです。好みドンピシャです。アタリに使うだけ……と思いつつ、好みすぎるのでそのままトレスして使ってること多し。
描くたび顔がちがう問題に悩まされており、解決の一助として3Dの頭部アタリを使ってみています。男性用はこれがお気に入り。
・頭部モデル(500Clippy)
女性用はこっちを愛用。「頭部」「アタリ用」「head」などと検索すると、いろいろ出てきます。自分の画風に近いものを選ぶのがいいですよね。
・簡単な透視グリッド
簡単なものでいいから背景をつけたいなと思って勉強してるんですけど、パース定規を最初から使うとややこしくなってしまいます。最初はパースのアタリみたいなやつがあると描きやすいです。きれいに見える角度って意外と決まっていたりもするので、3Dを活用したいところ。
便利機能編
みんな使ってる便利機能。これがあるおかげでどれほど塗り分け時間が短縮できたか……。(拝む)
塗り分けのときとか、がーっと塗ってしまったあとこの消しゴムで線に沿って消せます。髪とか線が多くてはんざつな箇所は、こちらのほうが手軽。
iPad用シンプルワークスペース
iPadではないですがタブレットPC用に使ってます。クイックアクセスもあわせて使うと画面が広く使えて、キーボードショートカット的にもなって便利。
グラデーションマップ
仕上げの色味調整に、彩色の時短に便利なグラデマップ。実際に使ってみるまで効果がわかりづらいところがあるので、作例など見つつ数セットダウンロードしてみて好みに合うのを探すのがいいかも。私は絵の仕上げにはこのセットをよく使います。
明度の高い(肌色や白)部分に暖色系(赤・オレンジ・ピンク)、明度の低い部分にブルー系がくるような配色のものだと無難な仕上がりです。オーバーレイ、ソフトライトなどでかけて不透明度を下げて。
グラデマップの意味がまったくわからんという人は、写真のフィルタ加工を軽くおさらいしてみるといいかもです。もともとそちらから来ている機能なので、効果がつかみやすいかも。
・空の色グラデーションセット
空を一から描くのはめんどくさいので、背景を黒白のグラデーションで塗ってからこのセットで好みの空色にしています。「ブルーアワー」や「ヴィーナスベルト」が好き。
イイカンジのグラデマップセット
使用例がとてもわかりやすく、使いやすいグラデマップ。
グレー絵がいい感じの影になるグラデーションマップ
白シャツとか、黒髪とか、単調になりがちなモノクロ部分に使うといい感じです。
・黄金比・白銀比ベクターテンプレート
構図もまだまだ勉強中なんですが、ラフの段階で黄金比など意識できるといいかなと思い、まじめな絵のときだけたまに使っています。上の絵だと、女性の左手とそのふきんの襟もとに線の交点が来てめだちそうなので、そこを中心に描きこんだりしました。
オートアクション
オートアクションも便利なのがいろいろありますよね~。
・ふんわり色トレス
線画の色をなじませてくれる色トレス。方法はいろいろあるんですが、けっこう手間なので、決まった手法があるならオートアクション可するのもいいかも。私はまだ模索中なので、けっこうアナログでやってます。(線画フォルダの上にクリッピング)
・色収差アクション
みんなやってるからちょっとやってみたくなりましたが、作風に合ってないですね。(線画がラフすぎて)
・線画なじませオートアクション
これもけっこうリッチになるんですけど、やっぱり作風と合わないんですよね……(でも使いたい)
写真をアニメ風に加工するオートアクション
写真を背景用に加工するのは、きちんとやろうとするとけっこう奥深いテーマだと思いますが、こういうのがあるととっつきやすいですね。
カラーセット
・Colour&skin
肌色や影色ふくめ、よく使う色がだいたい入っている優秀なカラーセット。カラーサークルや標準カラーパレットから選びづらいという人はぜひ、最初に入れてみてほしいです。
・金髪碧眼美少女カラーセット集
肌色のカラーセットはいろいろありますが、影色もこみで配布しているやつが使いやすいです。
このセットはどの色をどこに使うかがわかりやすくて、初心者向き。とてもかわいく塗れるのでおすすめ!!
・Hue shift colours
どこがどう便利、とは言いづらいんですけど、おなじ列でも色相が微妙にズラしてあるのでおしゃれに見えて使いやすいです。(だいたい明度が低くなる=暗くなるにしたがって青寄りにしてある感じです)
・もつの色セット 2.0
気がつくといつもおなじような色ばっかり使ってしまうというとき、ほかのひとの愛用カラーセットを使わせてもらうと、なんか新鮮みがでる気がします。
番外編:クリスタ以外で
透過素材はクリスタ以外にもけっこう無料で使えるものがあったりします。下の絵は魔法の杖をPixabayで探して貼り付けました。
ほかにも、イラストに使えそうな写真を置いてくださってるサイトを載せておきます。
noteはこういう素材がまとめやすいですよね。せっかくなので2022年のあいだは、ここに追記していこうと思います。
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