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【実施済】「どうなる子ども誰でも通園制度」_2024年1月25日

フリージアとは


保育所経営の課題解決を目的として保育経営者が事例を持ち寄り、テーマに沿って経験を共有する会です。2024年の新春互礼会では、昨年、政府が全国の自治体で試験的に実施した「子ども誰でも通園制度」の事例について情報を共有し、現状の課題を抽出したうえで、今後の展開について議論していく場にしたいと思います。

互礼会の概要

◆フリージア会長 貞松成(AIAI Child Care 株式会社代表取締役社長)
 一般社団法人「日本保育連盟」の設立趣旨説明
 説明者 一般社団法人「日本保育連盟」理事就任予定 貞松成
◆特別講演「どうなる子ども誰でも通園制度」
 講師 東京都福祉局子ども・子育て支援課長 榎本光宏 様

講演講師紹介

榎本光宏(えのもと みつひろ)
平成5年に東京都入都。平成27年、練馬区高齢社会対策課長、令和3年、福祉保健局少子社会対策部育成支援課長、令和5年、福祉局子ども・子育て支援部保育支援課長。現在に至る。

講演内容サマリー

こども誰でも通園制度(仮称)の基本的な考え方

  1. 全ての子育て家庭に対する支援を強化することは、こども基本法の基本理念を反映する意味でも極めて重要

  2. こどもは保護者だけが育てるのではなく、社会の様々な人が関わり、社会全体で子育てを支えることが望ましい

  3. こどもを中心に考え、こどもの成長の観点から、「全てのこどもの育ちを応援し、こどもの良質な成育環境を整備する」ことを目的とする

「一時預かり」と「こども誰でも通園(仮)」の違い

$$
\begin{array}{|c|c|c|} \hline
項目 & 一時預かり & 誰でも通園 \\ \hline
就労要件 & あり & なし \\ \hline
実施自治体 & 一部 & 全国 \\ \hline
目的 & 保護者のために預かる & 社会で子どもの育ちを支える \\ \hline
利用時間 & 自治体により異なる & 月10時間上限 \\ \hline
\end{array}
$$

その他トピックス

子どもの成長と発達をサポートする子育ち応援プログラムは、すくすく育ち、わくわくを大切にしてほしいという想いで「とうきょう すくわくプログラム」と名付けられた。幼児教育、保育のさらなる充実を図るために、幼稚園や保育所などの垣根を越えて都内全域に広げ、各園で取り組む「探究活動」の自主性を後押ししていく。
令和5年度は4つの自治体の協力を得ながら、1施設あたり100万円の予算で、モデル実施している。令和6年度は約25億円を見積もり、1施設あたりの予算も増額していく見込み。1年限りではなく当面継続する事業の予定。
各園のテーマに沿った「探究活動」に該当するものであれば広く支援していく。都が作成する事例やインフォメーションが記載されたプログラムは、2024年3月に公表する見込み。

【参加者】

31社51名の保育経営者様、保育関連事業者様が参加


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